かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

灯篭あげ

2009-08-16 13:04:39 | 田舎の生活
今日はお盆の16日。
昨日夜、家の庭で送り火を焚いて、
今日は、今月初めから家に飾っておいた灯篭をお墓に持って上がりました。
事前に地区の年配の方に教えていただいておりましたから。

その方たちの話では、15日に送り火を焚くので、朝早くには行かないほうが良いと言っておりましたので、10時半に家を出ました。
でも、地区の方々の「朝早く」というは、きっと私がまだ寝ているくらいの時刻なのでしょう。
ですから、この点に関しては私が心配することはなかったのでは・・・。
私たちがお墓に行った時点では、もう既に、今年新盆のお墓では灯篭が飾られておりましたですから。

他のいくつかのお墓でも、墓参りに来られた方々に出会いました。
これでとりあえずは盆行事は終わり、  だと思います。


【ピンク、青のヒラヒラがちと派手だったでしょうか?】

一昨日は、久しぶりに会った同級生たちと飲んで談笑して、楽しく過ごしたし、
お盆が終われば、もう夏も終わりだな・・・という感じです。

今は、ただなんとなくぼんやりとした虚脱感に襲われております。


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トコロテンを作ってみた

2009-08-15 15:13:25 | 食材・食事
昨年初めてテングサを採ってきて、洗っては乾燥させの作業を繰り返し作った乾燥テングサ。
それっきりになっていたのですが、昨日これまた初めてのトコロテン作りに挑戦しました。
水で洗って、鍋の中にポチャリ。 



そして、沸騰したところで酢を入れて、さらに中火でグツグツと。 



うーん随分ととろみが出てきました。
中火で30~40分煮てから、ガーゼで濾します。



うーん、きれいな色になっています。

しばらく冷ましてからタッパに移し、冷蔵庫で冷やします。

フムフムうまく固まったようです。



さて出来上がったトコロテンですが、皆さんはどうやって食べますか?
酢醤油、あるいは黒蜜ですか?
それとも・・・


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初盆

2009-08-14 15:17:56 | 田舎の生活
今年は父の初盆です。
ということで、昨日午後“もうりょう”がありました。



新盆を迎えた仏様の数の旗があり、
鉦と太鼓のシンプルなリズムに合わせて、
こんなふうに旗を持って歩くだけの単調なものです。

おそらく、全国的にも珍しいスタイルの行事ではないかと思います。
そして、夜は盆踊りです。
何十年ぶりかで私も少し踊りました。
酔っ払った足どりで・・・。

今夜も盆踊りがあるので、やぐらやちょうちんはそのまま広場に設置されています。



ひたすら夜を待っているようです。


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遠路はるばる

2009-08-11 16:32:19 | 食材・食事


夏バテ、ネタ切れです。 

そんなわけで、意味もなくスイカの登場です。
親戚から、いつぞや送っていただいたものです。
北海道産です。
一般のスイカに比べて皮が黒く、あのスイカ独特の模様がはっきりしません。
私は知らなかったのですが、このスイカ 有名なようで、友人は名前を知っておりました。
そういえば、菅野美穂が出演しているCMに出てくるスイカもこれと同じものでしょうか?
ともあれ、美味しくいただきました。

“イヌ”呼ばわりは止めて!

2009-08-10 14:52:22 | 草花・樹木


この季節、集落の道のあちこちで動物の糞のように黒くなっている箇所があります。
タブ”の実です。
石垣の間から生えてきた木にたくさん果実をつけ、
それが熟しきって下に落ち、道行く人々に踏んづけられて、つぶれてしまったものです。



“タブ”と言っても、どんな実かご存じない方がほとんどだろうと思われます。
当地区でこう呼んでいますが、本当の名前ではないようです。
私も長い間本当の名前を知りませんでした。
ネットで検索しても、“タブノキ(椨の木)”が出てくるだけです。
“タブノキ”とわが地区の“タブ”はまったく異なります。 

ということで、偶然捜し当ててわかったのですが、わが地区の“タブ”の正体は、イチジクの仲間で“イヌビワ”というようです。
イチジクの仲間なのに、「○○ビワ」というのもおかしな話ですが、別名 イタビ、イタブ、コイチジクなどというらしいです。
確かに、イチジク同様に果実を割ったときに、小さな粒粒があり、その風情はよく似ています。
と納得です。

が、私が果実だと思っていたのは、実は「花嚢」というのもので、その中にたくさんの小さな花が咲くのだそうです。
 
そして、その後つぶつぶのたくさんの黄色い果実が出来るのだそうです。
ですから、一見 種だと思っていた小さなつぶつぶこそが真の果実だそうです。
イチジクは「無花果」と書くとおり、表面的には花は見えません。
“タブ(=イヌビワ)”も同様、表面的には花は見えません。
ということですが、
“イヌビワ”という名前に私は大反対です。 
“タブ”は、甘さ控えめの、田舎の香り満載ノスタルジック的天然食です。
子供の頃は良く食べたものです。
“イヌ○○”などとさげすまれたような名前をつけて欲しくないです。
せめて“コイチジク”くらいの扱いはして欲しいものだと強く思います。
それよりも、自立した“タブ”という名前を認めて欲しいものです。
植物学者のみなさ~ん! 
このほんのり甘い、かわいい果実に清い名前を! 

ぜひとも“タブ”を一人前に認めて市民権を与えて欲しいものです。


※本日の投稿は過去記事のリメーク版です。
過去記事  「“タブ”に市民権を!」(2007年8月25日)


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 「プチッ」と応援! 熱中症予防に!

努力は認めるが、目的がなぁ~

2009-08-08 11:03:37 | その他
2年ほど前に、アメリカで間抜けな二人組みのコンビニ窃盗事件がありました。
この強盗、1人が全裸でフラダンスを踊りながらコンビニに入り、店員がその姿に気を取られている間に、もう1人がビール1ケースを盗み出す。
という作戦をとったのですが、あえなく御用となりました。
なんだかお気の毒ですが、間抜けでもあります。

そして昨日、県内では私(わたくし)的に、興味ある犯罪が起こったみたいです。

世の中には自分の目的達成のために、いろんな努力をされている方がいるようです。
この方、新聞の『お悔やみ欄』を見て犯行におよんだようです。
しかも、遠く宇和島市から11時間半かけて松山市まで自転車で出かけて、盗み(空き巣)に入ったとのことです。
『お悔やみ欄』を見てからその住所を目指したのか、それともとりあえず松山市まで行って、そこで『お悔やみ欄』を見てめぼしをつけたのか定かではありませんが、
どうもとりあえず松山まで出かけたようです。

逮捕された時刻が午前11時10分とあるので、夜中に宇和島を出発したのでしょう。
まあ、この暑い時期ですから夜中に自転車を走らせるは正解でしょう。
でも、暗い中ご苦労さんです。
松山までのそんな夜道、どんな心境で自転車をこいでいたのでしょうか?
ワクワクしていたのでしょうか?
それとも仕事だ! と思っていたのでしょうか?
私には想像できません。

この方は確たる目的を持って松山まで来て、おそらくコンビニか駅で新聞を買ったのでしょう。
そして、『お悔やみ欄』を見て情報を仕入れ、狙いを定めたのでしょう。
ひょっとしたら、新聞の住所を確認するために本屋で地図を買ったかも知れません。

こうして、葬儀に出た留守宅を狙って窃盗目的で住居に侵入する。

しかし、その甲斐なく、
現場で張り込み中の警官に御用! となったようです。

個人的にはなにか「がんばったですね!賞」的なエールを送りたいのですが、そうもいかんです。
今回のこの泥棒さんは、帰りも11時間半かけて自転車で帰るつもりだったのだろうか?
それとも、大金を手にした暁には自転車をほったらかして、電車・バスで帰るつもりだったのだろうか?

とはいえ、昨年8月以降、同様な手口の空き巣が南予で20件ほど、松山市でも数件起こっているようです。
皆様 お気をつけください。


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僕の心細道(73:イタリア編-第十一章)

2009-08-07 14:06:59 | 旅行
-6日目のつづき-
オーフェン峠のトイレ休憩ですっきりしたところで、

峠からどんどんクネクネ道を下って行きます。
途中 スイス唯一の世界遺産登録という修道院(ミュスタイア修道院)で写真停車となりました。




【壁に絵が描かれていますが、スグラッフィートという手法でしょうか?】

スイスで世界遺産登録がひとつだけ、というのは意外でした。

この修道院を見学中、道路端で犬を連れたサングラスの日本人女性に声をかけられました。
彼女によると、ここで日本人観光客に会うのは珍しいとのことでした。
そして、彼女はリュッセルドルフに住んでいるとのことで、休暇で旅行に来て、この修道院のはす向かいのホテルに宿泊しているとのことでした。
ちなみにそのホテルは築500年だと。

うーん、どのホテルでしょうか?

【ずーっと奥の方に見えるのが通ってきたオーフェン峠?】

修道院を眺めている頃、ちょうど正午を知らせる鐘が鳴り始めました。
この修道院の直後に再びイタリアへ入ります。

一時ストップしてパスポートチェックです。

【素っ気無い スイス/イタリア国境】

手続きはツアコンのAさんがすべてやってくれました。 
彼女は、無理にお願いして(出国の)スタンプを押してもらったとのことでした。
ヨーロッパでは、まずスタンプを押してくれませんからねェ。

ここからは南チロル地方とのことで、第一次世界大戦後イタリアに帰属した地域で、ドイツ語圏だそうです。
午後1時頃シランドロ到着で、レストランにて昼食となりました。
 
昼食の後も、りんご園やぶどう園など車窓から眺めながら本日の宿を目指します(この地方はイタリアでのりんごの一大産地とのこと)。

途中から、少しずつ雲が多くなってきました。
午後3:40 ボルツァーノのホテルに到着です。
ここで、数日間お世話になったバスドライバーのフランコとお別れということで、一人ひとり握手して・・・。
ホテルチェックインをすませ、部屋で休んでいるうちにだんだん空が暗くなってきました。
それでも、Aさんの案内で町の散策です。


【大聖堂(ドゥオモ)】


どなたでしょうか?  
ネットで検索してみると、ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデという吟遊詩人のようです。
長い名前です。


【露天市】

7時半からホテル内の中庭で夕食となりました。
空模様を考えてのことでしょうか、テントが張ってあります。
やがて、暗かった空がピカピカ光りだし、そのうち雨が落ちてきました。
なんてこった。
せっかくの中庭での夕食。 降るな雨! 

ついには、シャワーのような雨となり、雷鳴が轟きます。 

とはいえ、この夜はツアコンのAさんのすぐ近くの席に座ったこともあり、いろいろ旅行の話が弾みました。
そして、同じツアーのYさんの巧妙な会話で笑いが絶えません。
この方、日本語を楽しんでいるようです。
このYさん、実は私ひそかに釣りバカ日誌のスーさんに似ていると思いました(あくまで漫画のスーさんであり、映画のスーさんではありません)。
そんなわけで、酒も旨く、ちょいと飲みすぎたか。
お休みなさい。
  ≪つづく≫


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施餓鬼

2009-08-06 11:42:48 | 田舎の生活
今生きている私たちが、善行を積んで、仏様の慈愛でもって、餓鬼道に落ちて苦しんでいる人々を極楽世界へと導いてもらうことを施餓鬼(せがき)というのだそうです。
読んで字のごとく、餓鬼に施しをするということのようです。
今日は、その施餓鬼供養が当地区で行われました。



この供養を行うのは、私は初めての経験です。
今年新盆を迎える各家族の代表者が、地区のお寺(庵)に集まり、和尚さんにお経を上げていただく。
そして、その後和尚さんが各家庭1軒1軒を回って、再度お経を上げるというものです。


【多分右の掛け軸には餓鬼道で苦しむ人々の絵があります】

餓鬼道に落ちた人々を救うのに、なぜ新盆を迎える家族が集まるのかはわかりません。  
ここ1年以内に亡くなった人は、餓鬼道に落ちてまだ苦しんでいるのでしょうか?
そのため優先的に供養してあげるのでしょうか?
それとも、地区の皆さんが集まるのは大変だから、新盆の家族が代表して供養するということなのでしょうか?

本来は、純粋な施餓鬼供養と新たに仏様になった人々の供養とは別々のものではなかったのだろうか?
とも思えてきます。

餓鬼に施しをすることに関連したこんな面白い話もあります。
       
   「まなご石としゃり」(2008年2月27日)


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 「プチッ」と餓鬼に施しを!

アジィ~

2009-08-04 14:01:28 | 田舎の生活
 真夏日です。ほぼ無風状態です。
外に出ると自然に汗が滴り落ちます。 
午前中からエアコンのお世話になっています。
エアコンのない部屋にある私のパソコンは、例年通り苦しそうなうなり声を上げています。 
パソコンを買い換えるか? エアコンを付けるか? 

こちらは、6月頃から我が家の庭のちんけな池の周りにやってきているトンボです。



暑い中今日も来てくれました。
以前は池の水面にお尻を何度も打ちつけている姿もありました。
きっと卵を産み付けていたのでしょう。
オオシオカラトンボというのでしょうか。
おとなしくて、カメラを構えてもなかなか逃げません。




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かじられトマト

2009-08-03 11:30:59 | 菜園
今年は調子に乗って、種から植えた中玉トマト。
たくさん植えすぎて、プチトマトともども狭い我が菜園の半分くらい陣取っています。



今年は長梅雨のせいでしょうか、プチトマトが赤くなる時ひび割れするものが少なくありません。
そして、中玉トマトはといえば、あのヒヨドリの復讐でしょうか、
少し赤く熟しかけるとかじられてしまいます。


【痛ましいかじられトマト】

悔しい!

でも、なぜか梅雨明けからのここ2、3日、被害がなくなりました。
ヒヨドリもトマトを食べるのに飽きたのでしょうか。

いやー 今年の夏はなにかしらいつもとは調子がくるっています。

ヒヨドリの話は  こちら 「ヒヨドリの不運? 私の災難?」(2009年7月7日)

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