かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

施餓鬼

2009-08-06 11:42:48 | 田舎の生活
今生きている私たちが、善行を積んで、仏様の慈愛でもって、餓鬼道に落ちて苦しんでいる人々を極楽世界へと導いてもらうことを施餓鬼(せがき)というのだそうです。
読んで字のごとく、餓鬼に施しをするということのようです。
今日は、その施餓鬼供養が当地区で行われました。



この供養を行うのは、私は初めての経験です。
今年新盆を迎える各家族の代表者が、地区のお寺(庵)に集まり、和尚さんにお経を上げていただく。
そして、その後和尚さんが各家庭1軒1軒を回って、再度お経を上げるというものです。


【多分右の掛け軸には餓鬼道で苦しむ人々の絵があります】

餓鬼道に落ちた人々を救うのに、なぜ新盆を迎える家族が集まるのかはわかりません。  
ここ1年以内に亡くなった人は、餓鬼道に落ちてまだ苦しんでいるのでしょうか?
そのため優先的に供養してあげるのでしょうか?
それとも、地区の皆さんが集まるのは大変だから、新盆の家族が代表して供養するということなのでしょうか?

本来は、純粋な施餓鬼供養と新たに仏様になった人々の供養とは別々のものではなかったのだろうか?
とも思えてきます。

餓鬼に施しをすることに関連したこんな面白い話もあります。
       
   「まなご石としゃり」(2008年2月27日)


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 「プチッ」と餓鬼に施しを!