かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

煙突の悲劇、そして

2008-10-17 11:42:23 | 田舎の生活
我が家の風呂はユニットバスですが、薪で沸かす方式にしてもらっています。
ところが、最近煙突の一部から(先端部ではなく)時々煙が出ておりました。先日は、ジョイント部に巻かれたアルミテープが傷んで、スポッと抜けるという不具合もあったので、今回もアルミテープが傷んでジョイント部に隙間が出来たのだろうと思って、応急処置をしようと思い、梯子をかけてその部分を見ることにしました。
ところが、今回はアルミテープが傷んでいるだけでなく、煙突そのものの部材が腐食しております。「こりゃあ 素人の応急処置ではらちがあかん」と思い、風呂を施工してくれた建材屋さんに電話をして、昨日見てもらいました。

≪特異な形状で設置された我が家の煙突≫

 腐食箇所は、写真中央付近のL字形に曲がった箇所です。この箇所は、屋根の庇の直下にあり、雨ざらしになることはないので、なぜ一番傷みがはやいのだろうか、と思ったのですが、建材屋さんの話では、潮風に当って、雨で塩が流されないから腐食がはやいのだろう、とのことでした。

家のリフォーム計画の当初、工事・設計の責任者との打ち合わせでは、この煙突を屋根にかからないように斜めに立ち上げる計画でした。ところが、出来上がりをみると、ごらんのように、2箇所直角に曲げてジョイントでつないでおりました。
斜めよりはこの方が見た目はいいかな、と思っていたのですが、どうもこれが敗因のように思います。

風呂釜からまっすぐ上に延びた煙突が、直角に水平に向きを変えるのですから、おそらくこの直角部分に高温の熱が最も当りやすいようになっていると思います。だから、塩による腐食というより、熱によるやけど・損傷だろうと思います。
建材屋さんの話では、煙突に使っている部材はステンレスで、厚みは0.3ミリだとのことです。高温の空気・煙を排気する煙突部材が、そんなに薄いのかと愕然としました。
建材屋さんは忙しそうで、昨日は、煙突をどういう形式で設置するか、材料は何にするか、など考えてみて下さいと言い残して、薄いカタログを置いて帰っていきました。

 そこで、カタログを見たり、インターネットで調べたりしたのですが、なかなかいいものが見つかりません。借りたカタログを見てみると、“煙突”というのは1個しかなく、他はすべて“排気筒”とあります。
“煙突”と“排気筒”では大きな違いがあるように思えます。どうも、煙突のように高熱の空気を排気する部材を想定していないようです。
今どき、薪で風呂を沸かそうと考える家庭は少ないのでしょう。需要が少ないから、新たないい製品は作られないということだろうか。
以前は、風呂の煙突といえばほとんどが“アスベスト”製だったと思うのですが、人体への悪影響が知られるようになってから製造中止になっております。
そんな泣き言を考えながら、どうしたものかと改めて煙突の腐食部分をじっくりと見てみました。
すると、腐食は私の予想をはるかに超えており、指で軽く押しただけで、ぼろぼろ砕けるほどに痛んでおり、もう既に穴ぼこだらけです。


≪痛ましい腐食の様子≫

逆に、良くぞ火事にならなかったものだなあと思ってしまいました。そもそも、煙突の水平部分が屋根の軒下に接近しすぎております。

今後、建材屋さんと話を詰めて、材料を注文してもらって、・・・・・、うーん、しばらく風呂は、温水器からの湯で我慢しなければなりません。
ガクッ!
風呂を沸かせない悲しみを噛みしめております。

 同じような部材の煙突、あるいは似たような形状で設置されておられる皆さん、一度点検されることをお勧めいたします。

我が家の風呂関連のトラブルは こちら 「風呂釜異変(2008年2月8日)」
                  と こちら 「煙突掃除(2008年2月10日)」


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