かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

雨乞い(続編)

2007-09-08 16:33:57 | 田舎の生活
一昨日「雨乞い」のブログを書いた後も、「雨をたまわれ リオンドォが焼けるぞい」と「竜王様」の関係が気になるので、奥さんにも協力してもらって、インターネットで検索した。すると、岡山県新見市(旧大佐町)には、雨乞いの際、「アーメヨーターモレ、リューオーサン、ハチダイゴーサマ」と繰り返し唱えながら太鼓を叩いて祈願していた地域があるようだということがわかった。これは、「雨を賜われ、竜王様」の意であり、竜王宮は八代竜王宮なので「八代竜王様、お願いします」ということらしい。 竜王様は、雨乞いの神様なので、ひたすらストレートにお願いしている。前半部分は、我が地区の昔の雨乞いの文言と似ている。しかし、やはり後半の「焼けるぞい」がどうつながるのかわからないままである。やはりこの後半部分は私の記憶違いだろうか、あるいは子供達が面白おかしく、余計な文言をくっつけて替え歌風にしたのだろうか。

ところで、各地域では雨乞いの際、山頂へ登って火を焚くケースが多いようだ。我が地区では、火を焚いていたかどうかはかわからないのだが、祈願する場所はやはり高い尾根である。これは、火を焚くことによって上昇気流を生じさせようという、はっきりとした目的があっての行為なのではないだろうか。しかも、できるだけ地形的に高い場所で火を焚く。だから、竜王様も大体そういった山頂や尾根に安置されている場合が多いようだ。暖かい空気が上昇し、上空の冷たい空気に触れれば雨雲が生じやすくなる。雨乞い祈願そのものは、非科学的なようだが、このあたりはしっかり科学的である。 


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