もう絶滅したのではないかといわれている ニホンカワウソ。
この石仏が作られたころは、そんなことなど予想もしていなかっただろう。
私も剥製でしか見たことはない。
こちらは牛2頭。
「千手観音」とある。
千手観音といえば、我が地区にも似たような石仏がある。
こちらは馬のようで、前脚を上げていなないているようだ。
なぜ牛や馬が千手観音なのか私にはわからない。
もうひとつ馬の石仏。
下半身がずいぶんと苔むしている。
で、苔を取ってみた。
うーん、後ろ脚も宙に浮いている。
駆けている。
ここにはほかに、牛もいる。
地衣類がサイケな味わいを出している。
そして、これは山羊だろうか?鹿だろうか?
膝を折って座っているが、その背中に人(地蔵?)が乗っかっている。
右に刻まれた文字は「亥之年男」のように読める。
年男が山羊だか鹿だかの背中で手を合わせて祈っている。
亥年なら、なぜイノシシじゃないのだろうか?