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サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

35日目「天空に一番近いウェディング(北野クラブ・ソラ)」/神戸北野

2008年02月03日 | 姪っ子メグとお出かけ
姪っ子メグ 1995年1月17日午前5時46分か・・・。オジサン、どこにいたの?
キミオン叔父 東京。朝、関西にいた同僚に電話でたたき起こされた。地震で大変な様子だ、と。死者が100人を超えているんじゃないかと。「嘘だろ!」といって、テレビをつけたけど、情報がほとんど入ってこない。
神戸あたりの知人に電話しようとしても、全く繋がらない。そこから、長い一日が始まった。
不謹慎な言い方かも知れないけど、映画を見ているようで、現実感がなかった。でもだんだん状況が分かってくるにつれ、子供心に、大変なことが起こったんだなあ、と。
震災地区では7割ぐらいのビルが倒壊したよね。あのビルが!って信じられない気がした。高速道路が陥没したりの衝撃シーンもあったけど、一番つらかったのが長田地区中心の火災だね。なかなか延焼が止まらない。木造の密集地域だったしね。大学時代から、神戸が好きで、東京に出てきてからも、しょっちゅう神戸には遊びに行ってた。たまたま身近な人に死者はいなかったけど、家が崩壊したりして、神戸を離れた友人たちも多かったよ。
このメリケンパーク(波止場)に震災メモリアルパークということで60メートルぐらいの震災跡を残す波止場を保存しているけど、強烈ね。神戸港一帯が、岸壁がずり落ちてしまったのね。
6000人の死者というのは想像を絶する。たしかに、街は復興しているけど、人々の心の中の「あの日」はまだまだ消えないし、消さないという人たちも多いよね。




復興神戸の象徴みたいな空間ともいえるな。甥っ子の結婚式で北野クラブ・ソラ(SORA)に来たけど、お洒落なスペースだね。
もともと、北野界隈には高級なスペースが多かったけど、この結婚式中心のイベントスペースはその決定版みたいなものね。「天空(ソラ)に一番近いウェディング」がコンセプトみたいよ。チャペルは石をつみあげて壁にして、祭壇の背景には、神戸の空が一望できる。3000坪の敷地に、3つのヴィラと専用ガーデン。スイーツガーデンからの眺望も、贅沢だったわ。
それにしても、あの牧師さぁ、典型的な牧師日本語使うんで笑いを堪えるのに必死だったよ。わざとじゃないの?
そんなことないわよ。あの舌たらずが、また異国の雰囲気を盛り上げるのよ。
フランス料理もね、いきなりボリュームたっぷりのフォアグラだったしな(笑)。甥っ子は線の細い子だと思ってたのに、いつのまにか大阪府警勤務でキビキビした青年に変身していたな。奥さんは、とっても美人な看護婦さん。なかなか素敵なカップルだったな。府警のお偉いさん方がズラーと並んで堅苦しい会になるんじゃないかと危惧してたけど、親族と友人だけで、きさくなパーティーで、ホッとしたよ。
それにしても、カメラマンの数が多かったわね。で、式の光景も、すぐにエンコードして、披露宴のふたりの紹介映像に組み込んでいる。音楽もつくりもプロモートビデオ風で、たしかに、晴れ舞台で主役は当事者だもんね。おじさんの時も派手だったの?
結婚式なんて挙げてないよ。粋がってるわけじゃないけどさ。まともな記念写真だってないよ。本当に近い身内の何人かで食事会をして、逃げるように帰って来たよ。晴れ晴れしい披露宴なんて、考えもしなかったな。でも、今回の甥っ子なんかの結婚式をみていると、素直にいいんじゃないかと思ってしまうね。おばさんのウェディングドレス姿を、ちょっと妄想してしまったよ(笑)。最近は、仲人さんなんかもいないんだね。最後の両親への言葉というところは、泣かせどころの定番だけど、こっちはちゃんと組み込んでいたな。
そうみたいね。あたしも、こんな式をあげるのかしらねぇ。ゼクシィでチェックしたりして・・・。
メグがねぇ(笑)。まあ、やるんだったら、海外じゃなくて、オジサンがちょっかいだせるところでやってくれよな。


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