サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

悪代官/遠藤太津朗(俳優)/84歳

2012年07月11日 | 毎日がメメント・モリ

遠藤太津朗さん逝く…「悪代官」のイメージ確立

サンケイスポーツ 7月11日(水)7時51分配信

 テレビ時代劇「銭形平次」の三輪の万七親分役で知られ、主に悪役や三枚目役の名脇役として活躍した俳優、遠藤太津朗氏(えんどう・たつお、本名・辰雄=たつお)が7日午前6時半、心筋梗塞のため京都市左京区の病院で死去した、84歳だった。京都市出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長男、泰輔(やすすけ)氏。

 1960年代から映画やテレビで活躍。テレビ時代劇では、存在感ある演技で「悪代官」「悪徳商人」のイメージを確立した役者の1人。「銭形平次」(1966~84年)では大川橋蔵さん演じる平次のライバルの岡っ引き、万七親分を長年にわたり演じた。

 テレビ朝日系土曜ワイド劇場の人気シリーズ「京都殺人案内」(79~2010年)では、藤田まことさんが演じる主人公・音川刑事の上司・秋山捜査1課長役を好演、藤田さんとの掛け合いが人気だった。

こういう脇役あるいは悪役俳優、ことにテレビ時代劇の当たり役の人は、名前を忘れていても、写真を見るとすぐわかる。
遠藤太津朗さんもそうだ。
ある程度の年齢であれば、「銭形平次」での岡っ引き万七親分や、「水戸黄門」での悪代官や、その他時代劇での「おぬしも悪だのう」と含み笑いをするお決まりの悪徳商人という役柄をすぐに思い出すことになる。

こういう悪役顔の人は、日常生活はすごく穏やかで家族思いであると言うのが通説だが、さてどうなんだろう。

今の時代はだんだん悪役からこういうわかりやすさが無くなって来ているように思える。
「原発ムラ」にしたって、遠藤さんのような人はいない。
もっと小利口な、あるいは一見するといい人そうな顔立ちの人も多い。
たぶん役者選びも、難しい世の中になっているのだろうな・・・合掌!


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿