きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

春の飛島Ⅰ’21.5/12-14

2021年05月29日 | 飛島
昨年春と秋は、新型コロナの影響で飛島にいくことができなかった。今年はどうかと心配していたが、酒田市からの渡島自粛の要請もなく、感染防止対策を万全にして島に渡るようにと注意喚起され、島ではマスクを着用して鳥見するようにとの事。定期船は、完全予約制で、乗船者数を減らしての運航となっている。
・・・という事で、感染防止対策を万全にして飛島に行った。
 朝、5時15分に家を出発。途中、コンビニで朝食と昼食を購入し、定期船乗り場には7時半頃に到着。空は真っ青な青空で、とってもさわやかな朝だ。船は、9時半の出航。波の高さは1mほどで、船は少し揺れる程度で快適な乗り心地だ。1時間15分で飛島勝浦港に入港。
 
 宿に荷物を置いて、いざ探鳥開始。自転車がすべて貸し出されており、仕方なく、歩いて上の畑へ。まず最初に目についたのは、アマサギだった。事前情報では、アカガシラサギがいるとの事。もしかしてと思い周囲を探すが見あたらず。次に見つけたのは、モズだった。しかし、ただのモズではなかった。額の所が白くなっており、明らかにただモズではない。
あとで図鑑で確認すると、アカモズだった。お昼は、上のグラウンドで食べた。何か出たらすぐに対応できるように、カメラ、双眼鏡をしっかり手元に置いていたが、何にも出なかった。お昼過ぎ、自転車を借りに旅館に戻ったが、途中、キビタキとイソヒヨドリに出会った。キビタキ雄は、今回の飛島で後にも先にも、これ1回きりの出会いだった。とにかく、大好きなキビタキがいなかった。

 
午後からは、自転車で学校グラウンド、ヘリポート、法木の畑を回った。学校グラウンドには、シベリアアオジ、カシラダカ、ホオジロ、ジョウビタキ雌、ビンズイがいた。

一通り観察撮影して、次はヘリポートへ。鳥見している方数人、同じ方向を見ている。何を見ているんだろう??視線の先を確認すると、白いお腹の鳥さんが目に入った。チゴモズだった。日本には夏鳥として本州中部以北に渡来するが、局地的との事。見たい見たいと思いつつなかなかチャンスに恵まれなかったチゴモズ。飛島で初見しようとは超ラッキーだった。ヘリポート脇の低木にとまり、カメラマンたちを気にする様子もなく、ヘリポートの草むらに飛び降りてはエサを獲っていた。よ~く観察すると、青虫を獲っているようだった。

思う存分シャッターを押したところで、チゴモズ撮りは一休み。他の鳥さんの登場を待っていると、5,6羽の小グループでサンショウクイがやってきた。結構低いところにも下りてくれたが、動きが速く、なかなかまともに撮らせてくれなかった。証拠写真程度しか撮れず。サンショウクイの雌。

こんな感じで1日目終了。次は、お楽しみの夕食タイム。コロナ対策で、広間に入る前に消毒し、マスクをつけて中に入った。食べている間もしゃべらず、黙々とご馳走になった。飛島の海の幸満載の夕食。美味しかったぁ。
下の写真2枚は、飛島から見た鳥海山。とってもきれいだった。




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月山・自然博物園’21.5/20

2021年05月23日 | 月山
先日、自然博物園に行ったが雨に降られ、着いて2,30分で退散してしまったので、リベンジでこの日行ってみた。最近ずっと天気が悪かったが、この日は久しぶりの晴天。気持ちも晴れ晴れとする青空だ。
車を降りると、早速コルリのさえずりが聞こえる。前回の場所から少し離れているが、同じ個体かもしれない。声のする方に近づいてみたが、姿は全く見えず。ネーチャーセンターからは、月山の姥ヶ岳が見え、双眼鏡で見ると、スキーをしている人の姿も確認できた。水場には、リュウキンカが黄色い花を咲かせていた。

道路脇から山に上って行ったが、前回から1週間ほどですっかり雪が融けていた。なので、樹木の太い枝が道を塞ぎ、悪戦苦闘しながら進んでいった。遠くからクロジのさえずりが聞こえる。雪があれば近づこうと思ったが、だいぶ雪が消えているので無理をしないことに・・・。沢沿いの斜面上の山道を歩きながら、キビタキを探した。キビタキの声は聞こえず、遠くで鳴くミソサザイのさえずりが山の中に響き渡っている。100mほどの山道を行ったり来たりしながらキビタキの出を待った。そして、ついに、キビタキ発見。新緑の中に黄色い腰とオレンジの喉元が眩しい限りだ。

山道を歩いていると、斜面からコルリのさえずりが聞こえてきた。場所からして、先ほどとは別個体のようだ。声のする方を探そうと耳を澄ませるが、声によって木の上の方から聞こえるような気がしたり、下の地面辺りから聞こえるような気がしたりと、なかなか方向を定められず、少しずつ歩を進めた。すると、鳴き声が止まり、突然小鳥が飛びだして、目の前の小枝にとまった。白いお腹が見え、一瞬でコルリとわかった。慌ててカメラを構えたが、すぐに飛ばれてしまった。残念!もう少し慎重に歩を進めるべきだった。コルリを警戒させてしまったようだ。せっかく気持ちよくさえずっていたところを申し訳ないことをした。

歩いていると、ヒヨドリ大の黒っぽい鳥が飛ぶのを見つけた。クロツグミだろうか?などと想像しながら飛んだ辺りを探したが、見つからなかった。しばらくすると、頭の上の方から、ツグミ類っぽい鳴き声が聞こえてきた。アカハラかな?と思ったが、ちょっと違うような気がする。大きな樹木の上の方を探し、なかなか見つけられなかったが、やっと見つけた。黒っぽい体に白い眉斑。マミジロだった。鳥見人生2度目の出会いだ。1回目も同じ自然博物園だったが、一瞬で飛び去ってしまった。今回は、長い時間さえずって、見づらいもののじっくり観察撮影することができた。風切羽に褐色味が見られるので、もしかすると第1回夏羽の個体かもしれない。

3時間ほどして、ホトトギスの声を聞きながら山を下りた。今回は、キビタキはもちろん、思いがけず出会ったマミジロをたっぷり楽しんだ鳥見だった。満足、満足。

【出会った鳥たち】 ホトトギス1、マミジロ1、ミソサザイ2、コルリ複数、キビタキ1、クロジ1  




コメント (4)
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チョウゲンボウ’21.5/16

2021年05月21日 | チョウゲンボウ観察
本日は、チョウゲンボウの様子を見に行った。
・・・と、その前に、先日、散歩途中にチゴハヤブサを見つけたので、途中、別のチゴハヤポイントに寄ってみた。
鳴き声も聞こえず、今年は来ないのかな?と思ったら、近くの墓地の杉の木にとまっていた。
ず~っと、動かず。なので、画像的には同じものばかり。今季も無事に繁殖してほしい。

さて、メインのチョウゲンボウ。
車から降りると、チョウゲンボウの声は聞こえず。静かだ。辺りを探すと、枝先にとまる雌を発見。この時期は、まだ抱卵中かと思っていたが、抱卵はしていないのか?雄がしているのかな?わからない。
葉が茂り、巣穴の確認はできず、ヒナがいるのかいないのかわからなかった。1,2度、一つがいのペアが鳴き交わす場面が観察できた。それぐらいで、特に変わった様子も見られなかった。


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コルリ’21.5/9

2021年05月15日 | 月山
今年は、月山の雪解けが早いという声を聞き、これは急がねば・・・、という事で、この日、西川町志津の自然博物園に行った。予報では、東北の日本海側は雷雨に注意との事だったが、早朝に行けば大丈夫だろうと油断して行った。朝5時に家を出て、ネーチャーセンターには6時頃到着。空を見ると、雲の動きが速く、雨雲が近づいてくるようだった。これは急がねば・・・。道路脇の雪の上を歩き、山道へ。ここで、「チッチッチッチッ、ヒンカララララ。」と鳴く声が聞こえてきた。コルリがいるぞ。これまでコルリの声は何度も聞いているが、その姿を見つけ出すのは容易ではない。木々の込み入ったところをじっと目を凝らして探したが見つからない。じっとして声を聞いていたが、そのうち、声が上の方から聞こえるようになった。声のする樹の下から上を見上げて探したが、なかなか見つからない。諦めかけたその時、鳥が動くのが見えた。双眼鏡で確認すると、コルリに間違いない。下から見上げる状況なので、背中がよく見えなかったが、風切羽のところが褐色だったので、どうやら若い個体のようだ。それでも、口をいっぱいに開いて上を見上げてさえずる姿は感動ものだ。樹上でさえずるコルリは初めて見た。近くでクロジの鳴く声も聞こえたが、見向きもせず、コルリに全集中だ。

そのうち、ポツリポツリと雨つぶが・・・。マズイ。緊急避難だ。急いで山道を下り、車の中へ避難。カメラ機材を片付けていたら、大雨状態に。・・・、という訳で、わずか20分ほどで退却となってしまった。でも、気分的には、最高の時間だった。
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続・夏鳥来たぁ!’21.5/6

2021年05月10日 | マイフィールド
先日と同じ、寒河江市の里山。
前回、キビタキを確認したが、じっくり写真を撮ることができず、また、オオルリは姿はおろか声すら聴くことができず、不満いっぱいだったので、その不満解消のために、この日リベンジ。
結果、オオルリはやはり確認することができなかった。たぶんすでに飛来しているとは思うのだが、やはりタイミングだろうなぁぁぁ。そして、キビタキだが、こちらは、先日よりはフレンドリーだった。というか、雌がいて、雄が必死に追いかけている状況だったので、いろんな場面を観察することができ、とても楽しかった。雌の写真も控えめに数枚撮らせてもらった。

オオルリを探しながら山道を歩いていると、先日同様、複雑なさえずりをするコサメビタキと遭遇。割合近い距離で観察・撮影することができた。ただ、ずっと高い木の上の方なので、画像はいっつも「見上げてごらん、コサメちゃん」状態だ。


【出会った鳥たち】 キビタキ雄3雌1、コサメビタキ1、サンショウクイ複数、マヒワ2、メジロ複数 他
コメント (2)
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