もうすぐ9月。シギチの秋の渡りが始まる時期だ。今年は例年より早くシギチが飛来しているようだ。最近、やっとシギチに目覚めた自分としては、行動開始せざるを得ないだろう。いつものようにいろんな方の掲示板で情報をいただき、まずは鳥の海・岩沼方面に行くことにした。この日は大潮なのでちょうど良い。朝6時ごろ鳥の海に着いた。まだ干潟が出ていないので、海辺のほうに行ってみた。サーファーがたくさんいたが、小さなシギの群れがいた。 数は15,6羽。ミユビシギだった。波の寄せては引いていくのに合わせて、ミユ ビシギも寄せては引いて・・・。とってもめんこくて、見ていて飽きない。気がつくと、ちょっと離れたところに別のシギの群れを見つけた。ミユビよりちょっと小ぶりのシギだ。どうもトウネンみたいだ。(かなり自信がない。)干潟のほうに戻って、朝食を食べて、シギチを探したが、キアシシギ2羽を見つけたのみだった。次に岩沼に行った。休耕田のところで、おじさんが草刈をしていた。かなり音が大きい。一回りしたが、シギチは見つけられなかった。草刈の音で逃げたのかな?オオタカの幼鳥が松の木にとまった。カラス2羽がさかんに鳴いている。そのうち、オオタカが鳥をゲットした。その瞬間を見ていなかったので、何の鳥かわからないが、大きさからしてキジバトかな?田んぼの畦に降りて、さかんにあたりを警戒している。カラスが近くに集まってきて、あわよくば横取りを・・・と、ねらっているようだ。そして、オオタカは獲物をつかんだまま、杉の木の枝の中に入っていった。それにしても、全然シギチがいない。情報ではいろんなシギチがいるはずなのだが・・・。これはハズしたかなぁ・・・と思いながら、田んぼの青い花のところを見ていたら、おやっ。 中くらいの大きさのシギがいた。ソリハシシギだった。しかも、その近くに赤褐色の小さなシギが2羽いた。またまた名前のよくわからないシギの登場だ。夕べ、水辺の鳥の図鑑でシギチはしっかりインプットしてきたつもりなのだが・・・。白い眉斑や胸の黒く細い縦斑からヒバリシギかと思う。これもかなり自信がない。結構警戒心が強いようで、なかなか開けたところには出てくれず、しばらくして青い花の草むらに入ってしまった。岩沼は以上で終わりとなった。再度、鳥の海に行くと、まだ干潟が残っていた。 海辺にいたトウネンだろうか、道路近くまで寄ってきて、忙しそうにエサを探していた。今日はめずらしいシギチはいなかったが、5種も見られたし、何よりも久しぶりにシギを見て楽しかった。
【出会った鳥たち】 ミユビシギ・トウネン・キアシシギ・ソリハシシギ・ヒバリシギ・オオタカ幼鳥・ミサゴ