きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

蕪栗・伊豆沼’06.10/29

2006年10月31日 | 宮城の鳥見

10月下旬。この時期になると、毎年ガンを見に蕪栗沼・伊豆沼に行きたくなる。今年もすでに万という数のガンがやってきた。ここ数年ハクガンに会っていないし、何と言っても未だカリガネに出会ったことがない。何とか今年は会いたいものだ。朝4時に家を出て、仙台宮城ICから高速に上り、古川ICで下りて、まず蕪栗沼へ。お昼前に伊豆沼に移動し、14時ごろ鳥見終了。築館ICから高速に上り、山形自動車道を使って家に帰る・・・という計画だ。予定通りに家を出、仙台宮城ICから高速に上ろうとしたら、料金所ゲート前で検問をしていた。何だろうとやや不安になりながら窓を開けると、飲酒・酒気帯びの取締りだった。マイクのような検知器具にハァーと息をはきかけるものだった。生まれて初めての体験で、結構ドキドキした。もちろん、酒など一滴も飲んではいないが、やはり・・・警察には弱い。道路は濃い霧で、やや見通しが悪い。ラジオの情報では、宮城県全域に濃霧注意報が出ているとの事。大丈夫かなぁ・・・と不安のまま、蕪栗沼に到着。案の定、霧だ。全然見えない。頭上をマガンの群れが飛んでいく鳴き声・羽音が聞こえるが・・・見えない!昼前には晴れるという事だった。何もこんなに早く来なくてもよかったわけだ。仕方ないので、ある程度霧が晴れるのを待ってからガンたちを探して、田んぼ巡りを始めた。約1時間ぐらいだったが、タシギやジョウビタキ、タヒバリを見つけた。ジョウビタキは今季初だ。マガンの群れも見つけたが、カリガネは見つからず。10時過ぎ、伊豆沼に移動した。車で約30分程だった。最初、獅子ヶ鼻でシギチをちょこっと探したが見当たらなかった。Cimg2875_1 マガンたちは大きな群れを作って休んだり、落ち穂を食べたりしている。カリガネはいないか~な~と、スコープを動かしていくと、おっ。目の回りが黄色い!白い部分がおでこの上までいってる!カリガネだ!ついにカリガネに出会った。夢中でシャッターを押しまくったが、家で確認すると大半がピンボケ。(泣)お昼を食べて、またカリガネを撮っていたら、終了予定まであと一時間となった。何とかハクガンも見つけたい。沼の周囲を移動しながら田んぼを見て回ったが、なかなか見つけられない。半分あきらめかけた頃、マガンの群れの中に白いのを発見。やっと見つけた、ハクガン。Cimg2977 しかも、群れの端っこにいるので、とっても見やすい最高のポジションだ。たっぷり堪能して、本日の鳥見はここまで。今日は念願のカリガネに出会うことができ、ハクガンも見つけることができ、この秋一回目としては最高の鳥見でした。

【出会った鳥たち】マガンカリガネハクガン・タシギ・タヒバリ・ジョウビタキ♂・オオハクチョウ

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マダラヒタキ!’06.10.27

2006年10月28日 | 宮城の鳥見

宮城県で鳥見をされているmametiさんが、10月21日にフィールドにされている公園で、ヒタキSPを撮影された。識別に詳しい方々のご意見から「マダラヒタキ」という結果が出た。これは、すごい!なにせ「日本の鳥550」によれば、1991年石川県舳倉島で1回記録されただけの物凄い珍鳥だ。つまり、これは日本で観察された2例目ということになる。画像が貼られた掲示板にかぶりついて見入ってしまった。もう心臓がドキドキだ。今度の土日までいてくれるだろうか。いや待てよ。今度の土曜日は仕事だ。日曜日までいてくれるかなぁ?たぶん無理だろう。こうなったら、明日行くしかない。というわけで、思い切って、この日行くことに。午前中は休めないので、お昼を食べないで、寒河江から山形自動車道に上がった。約1時間半ほどで到着。Cimg2712 前日、yamameさんが掲示板に詳しくポイントを載せてくださっていたので、迷うことなくたどり着くことができた。すでに10数人の方々がいた。昨年ソデグロヅルでお世話になった四ッ家さんもいらっしゃっる。今日は午前中雨だったので、出はどうかなと思ったが、15~20分程で1回目出てくれた。でも、照準器の調整が悪く、もたもたしている間に飛ばれてしまった。何だか先行き不安。しかも、暗いところにばかり出て、明るいところになかなか出てくれず、デジスコにとっては辛い状況だ。でも、結構サービスよく出てきてくれて、何とか数だけはシャッターを切ることができた。白いおなかと風切の白い斑点がとても愛らしい。日暮れ前まで約2時間半、たっぷり堪能することができた。もう国内では一生見られないかも知れないという「マダラヒタキ」。私の鳥見人生の宝物となった。今回、寛容な心で情報を公開してくださった第1発見者のmametiさん、そしてyamameさんに心から感謝です。

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上郷ダム・本郷’06.10/21,22

2006年10月22日 | マイフィールド

本当ならこの土日のどちらかは伊豆沼に行く予定だったが、家庭の事情で近間でしか鳥見できなくなってしまった。仕方ないので、マイフィールドで冬鳥探しをすることにした。まず土曜日、上郷ダムへ。そう言えば半年以上いっていない。ダム公園の樹木はだいぶ葉が落ち、すっかり秋の装いだ。Cimg2460 一通りダムを見回すと、黒いカモの群れを見つけた。キンクCimg2463 Cimg2469 Cimg2478 ロハジロ6羽の群れだ。それから全体が赤褐色の地味~なカモの集団。これがよくわからない。嘴が灰色で、何かの♀かなぁ。アオサギの近くにゴイサギの幼鳥がいた。後からはオシドリ♀も飛んできた。

日曜日は、大江町本郷地区を回ることにした。蛍水団地から山手のリンゴ畑に入る入り口に「熊出没注意」の旗がたっている。こんなところまで下りてきているのかとちょっとびっくり。リンゴ畑では収穫作業の真っ最中だ。鳥影は少ないが、モズやイカルの声が聞こえる。やぶの中からチッと一声聞こえた。ちょっとだけ姿を見せてくれたのはアオジだった。ススキの中に隠れていてなかなか見つけられなかったが、たま~に木の枝に上ってくれるので、それまで気を長くして待つことに。そのかいあって、カシラダカを確認することができた。確認できた冬鳥第1号だ。別のところでは、ツグミの声も聞くことができた。あとは、ベニマシコやジョウビタキの到着を待つばかりだ。最後に、秋色とカワセミをねらって、上北山のため池に寄ってみた。すると、カワセミはいなかったが、カモが・・・。なあんだ、カルガモか・・・んっ、待てよ。このカモは?カルガモ4,5羽の中に1羽、赤茶色の地味~なカモが。あれっ、このカモ、昨日の上郷のカモと似てるなぁ。水面に赤や黄色の秋色が映り、とてもきれいだ。しかし、この時期だからか、とにかく警戒心の強いカモだ。自分の姿がちょっとでも見えると、枝の影に移動してしまう。家で図鑑を見ながら検討した結果、ヒドリガモ♀という結論になった。ポイントとしては、次の通りだ。■全身が赤褐色■嘴は青灰色で、先が黒い■下面が白い■目元にやや暗緑色味が入っている

【出会った鳥たち】キンクロハジロヒドリガモアオサギゴイサギ幼鳥・ノスリ・モズ・イカルの群れ・ホオジロ・メジロ・ヤマガラ・シジュウカラ・アオジカシラダカ・ツグミ(声のみ)・カルガモ・ヒドリガモ♀タイプ

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神通峡・葉山’06.10/15

2006年10月15日 | 紅葉見よう

昨日、今日と家族サービスの日となった。昨日は神通峡散策の下見。そして今日は、午前中からYBCラジオのイベントを見に行き、午後から寒河江市の葉山牧場跡の方に行った。神通峡は大江町の西の端に位置し、自宅から車で30分程行ったところだ。月布川の上流の古寺地区から柳川地区までの4.1kmの遊歩道である。柳川側の入り口の広場に車を止め、そこから歩き始めた。広場では、東屋の改修工事や柵の塗装などの工事をしていた。10月29日に「神通峡祭り」があるので、それに向けての準備だろう。車から降りるとすぐ、川の音が聞こえるが、遊歩道を歩き始めると、道の下に月布川が見える。Cimg2397 大きな大きな石に水がぶつかり、白い流れになってゴーゴーと音を立てている。すごい!!また水がとってもきれいだ。まさに清流そのものだ。紅葉はまだ始まったばかりと言う感じだが、全体が黄色の中に赤がところどころにある。ナラの木があったが、ドングリは全然落ちていなかった。今年はドングリは全然なっていないようだ。Cimg2404 熊にとっては今年は食糧難のようで、人里の方まで下りてくる熊が多いので、ちょっと恐怖だ。途中、ビィーという鳴き声とともに、カワガラスが上流に向かって飛んでいった。一応デジスコも準備していたが、使えなかった。20分ほど歩いて、車に戻った。そこから大井沢トンネルを抜けて、古寺地区に向かった。Cimg2408 そして、日曜日の今日、ラジオのイベントは人・人・人だ。お笑い芸人のインパルスを見て、「モーモーフェスティバル」で牛の乳搾りを見学した。ずっと立ちっぱなしで疲れたが、午後から葉山に行って癒された。見事な紅葉だった。青空と紅葉がとてもきれいで、今が一番見頃のようだ。車の中で紅葉を見ながら家族でおやつタイム。車のわきの草むらからチャ、チャ、チャとミソサザイの地鳴きが聞こえる。姿を探したが見つけられなかった。

【出会った鳥たち】キジバト・シジュウカラ・ヤマガラ・カワガラス・ミソサザイ

画像→大井沢の峠から見た水田・葉山の紅葉2枚

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山形市霞城公園’06.10/9

2006年10月09日 | 県内の鳥見

3連休、一昨日・昨日とずっと雨風で、どこにも行けなかった。最終日の今日、何とか天気が回復したので、またまた霞城公園に行くことにした。KANさんにツツドリ赤色型の情報をいただいていたので、何とか出会いたい。今回は教えていただいた野球場のところを重点的に歩くことにした。9時半頃から探したが、全然いない。1時間半ぐらい行ったり来たりしたが全然見当たらなかった。もうみんな抜けてしまったのかもしれない。やっと出会えたのがコサメビタキぐらいだった。あと、シジュウカラとコゲラの混群。そして、アカゲラ・アオゲラ♀。イカルの群れにも出会った。これはもう、トケンは抜けたんだなあ・・・と、思いながら、とぼとぼ東大手門の方に歩いていくと、前方の木の枝にいた。トケンだ。やっと見つけた。腹の黒い横縞が細く、下尾筒には斑点がない。体も大きいしカッコウの幼鳥かな?1回見失ったが、ねばりにねばって、また見つけることができた。結局出会えたのはこの1羽だけで、飛んでいるのさえ見当たらず、もしかするとこれが最後のトケンかもしれない。

自分的にはカッコウ幼鳥と思うが、自信がないので、この鳥の特徴をまとめておきたい。このブログをご覧になって、「ちがうだろう!」と思われた方、ぜひご教示ください。

■後ろから見ると、後頭部に目立つ白斑あり。■上面。風切羽に赤褐色の斑点が見られる。全体は黒灰色。■目の虹彩は黄土色。黒い瞳が大きい。黄色いアイリングが明瞭。■嘴。基部から下嘴先まで、上嘴半分まで黄色い。上嘴の上方から先の部分まで黒い。■のどから腹。胸に黒い部分が大きい。白い部分には4~5本の黒い横縞模様。足は橙色。■腹には黒く細い横縞が8~10本。下尾筒には黒く太い横縞が5,6本。■パッと見、大きく感じた。近くにいたキジバトと同じくらいに見えた。

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