きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

シギチ鳥見’22.8/24

2022年08月28日 | シギチ日記
お盆が過ぎ、シギ・チドリの秋の渡りシーズンに入った。どこに行こうか迷ったが、宮城県北部の太平洋沿岸に行くことに。朝3時に家を出る計画だったが、・・・、寝坊してしまった。目が覚めた時は3時5分前。バタバタしたが、何とか3時半には出発できた。現地到着は6時半過ぎだった。今日は、風がやや強めだ。三脚を倒さないように注意しなければ・・・。
これまでの駐車スペースは立入禁止になっており、車は入れず。機材を担いで200mほど
歩いた。観察できた種別にまとめる。
<タカブシギ>
トウネン数羽と一緒にいるところを発見。しかし、草むらからちょっと顔を出しただけで、瞬間飛んでしまう。とってもとっても警戒心が強い感じだ。トウネンは全然飛ばないのに。
この違いは何?なので、観察も撮影も草むらから行う事に。画像がやや黄緑っぽくなってしまうが仕方なし。タカブシギは2羽確認できた。

<コチドリ幼鳥>
砂地に出て来ては、片足を震わせエサを探す。はじめシロチドリの幼鳥かと思ったが、胸の黒帯が前面でつながっていることや、白いアイリングがシロチドリ幼鳥にはないことから、
コチドリの幼鳥と判断した。

<トウネン>
2,30羽くらいの群れでいた。ほとんどが幼鳥だった。幼鳥の方が成鳥よりも早く渡るらしい。ヨーロッパトウネンが混じっていないか丁寧にチェックしていった。ポイントは、エサを採る時の姿勢。ヨーロッパトウネンは足が長いので、トウネンより尻上がりで、上体が下がる。もう一つは、背中にV字の白帯があるか。あればヨーロッパトウネン。何回も何回も確認して行ったが、残念ながら普通のトウネンのみ。これだけいれば、一羽くらいいてもよさそうだが・・・。でも、トウネンは警戒心があまりないので、とっても近くから観察することができた。普通のトウネンでも、かわいらしさは普通以上だ。

<イソシギ・ソリハシシギ・ヒバリシギ>
この3個体は、ほんの一瞬の出会いだった。イソシギは、ちょっとこちらが動いただけで飛んでしまい、それっきり。ソリハシシギは、エサを探しながら歩いて草やぶの中へ。ヒバリシギにいたっては、歩く速さが異常に速く、あっという間に草やぶへと消えた。結局、それっきり。一瞬立ち止まった時に撮れたのがこの1枚。

<おまけで・・>
シギチ鳥見は6時半頃から9時半頃まで。十分堪能したところで、車に戻り、遅めの朝食タイム。少し眠って、帰りの運転に備える。そして、10時40分、始まった。この日鳥見の他に楽しみにしていたのが、ブルーインパルスの飛行訓練。コンデジを準備し、見通しの良いところに移動した。訓練なので、様々な隊形や飛行パターンを見ることができた。一番は、やっぱり「ハート」でしょう。残念ながらすっきり青空とはいかなかったが、それでも、ハート形はしっかり確認することができた。
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チゴハヤブサ’22.8/19

2022年08月23日 | 村山地方
この時期、どこに行ったらいいか悩んでしまう。うれしい悩みならいいが、悲しい悩みだ。今の時期は、これといった鳥さんがいない。さんざん悩んだ末、「チゴハヤ、ヒナは生まれたのかなぁ?」と思ったので、チゴハヤブサのポイントに行ってみることに。今回は、午後からの鳥見だ。
カメラをセットし、周囲を見回したが、チゴハヤは見当たらず。まぁ、杉の木なので、居てもなかなか見つからない。しばらくすると、「キー、キー。」とチゴハヤの声が聞こえてきた。
声のする方を丁寧に見ていくと、枯れ木のところに、チゴハヤを発見。しかも、幼鳥だ。すでに巣立っていたのだ。良かった。ここで幼鳥を見るのは久しぶりかもしれない。一羽しかいないの?と、粘って探していると、杉林の中からもう一羽が飛んできた。どうやら、幼鳥は2羽のようだった。3時間ほどの観察撮影だったが、様々な場面を観察することができた。
<エンゼルポーズ他>
見つけた時、幼鳥のとまっているところは杉の枯れた枝が込み入ったところだった。写真の撮れる位置を探していろいろ動き回っていると、幼鳥が羽を広げ始めた。これはと思い、すかさず連写。運よくエンゼルポーズを見ることができた。

<食べ物を巡るバトル>
2羽の幼鳥は離れて枝にとまっていた。そこに、親鳥がエサを運んできた。一羽の幼鳥がもらったエサはアブラゼミだった。親鳥が来なかった幼鳥はしきりに鳴いていたが、突然飛び立ち、エサをもらった幼鳥の所へ。「エサ寄こせぇ。」「いやだぁ!」バトルが始まった。アブラゼミをつかんだ幼鳥は逃げてしまった。バトルを仕掛けた幼鳥にも親鳥がエサを持って食てくれたので、良かった、良かった。

<食事の様子>
親鳥が運んできたのは、どうやらコウモリのようだ。幼鳥は、獲物を隠すようにしながら食べている。

<親鳥>
幼鳥の近くにとまっているのは、見た感じ雌のようだった。そして、かなり距離のある所の杉の木の上にとまっているのは雄のようだ。雄雌の判別は、胸の下地の色合いと縦斑の太さで見分ける。胸の下地の色合いは、雄は白いが、雌はバフ色だ。縦斑は、雄は細いのに対し、雌は太い。

<いろいろと>
今日は、チゴハヤブサの幼鳥を確認し、様々な様子を観察撮影することができた。これから南に渡っていくまでの1か月余り、親に見守られながら狩りの仕方や飛行術などを学び、無事に南の越冬地まで渡って行ってほしいと願うばかりだ。


またねぇ~。
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新潟県瓢湖’22.7/25

2022年08月18日 | 県外の鳥見
毎年遠征している新潟県瓢湖。お目当ては、もちろんヨシゴイだ。でも、ここでは、カンムリカイツブリやバンも繁殖しており、また、コハクチョウが越夏していて、様々な野鳥が楽しめる探鳥地だ。
夜明け前の2時過ぎに家を出、瓢湖には、5時半ごろに到着した。今日は、夕方に用事があるため、お昼前には終了しないといけない。まあ、日中は暑くなる予報なので、ちょうどよいかもしれない。機材を用意し、まずは湖を一周することに。橋の上からハスの花の状況を確かめると、以前のハスの花の見事さからすると、ハスがすっかり無くなってしまった感じで、瓢湖と言えば「ハスの花の瓢湖」だったが、今はとても言えない状況となってしまった。まあ、所々にはハスの葉が見られるが・・・。1周して、出会えたヨシゴイは1羽だけだった。ハスが減り、ヨシゴイにも影響が出ているのだろうか。心配だ。
<ハスの風景、ハスにとまるヨシゴイ>

ヨシゴイが飛び去った後、出てくれたのは、カンムリカイツブリだった。親子と思われる個体が、付かず離れずで泳いでいる。幼鳥は2羽いた。事前の情報では、何組か親子がいるようだ。
<カンムリカイツブリ親子>

次に、島の藪から登場したのは、バンの親子だ。こちらの雛はまだ小さく、親からエサをもらっている。親の後を必死に追いながらエサをねだる姿はとっても可愛らしい。
<バンの親子>

8時半ごろ、車に戻って、やや遅めの朝食タイム。さぁ、ここから後半戦。だんだんと気温が上がってきたが、木陰に居るとまだまだ爽やかだ。橋を渡って通称「カワセミポイント」に行くと、カワセミねらいと思われるCMが数人おられた。その中で、自分はヨシゴイの出を待った。前半は、1羽しか出会えなかったが、朝食後はヨシゴイの成鳥2羽に出会うことができた。
<ヨシゴイ成鳥>

そして、向こうの藪の中からちょこんと姿を現したのは、ヨシゴイの幼鳥だった。周辺を確認すると、幼鳥は3羽いるようだった。頭にまだ産毛が見える。親を呼ぶように時々鳴く声も聞こえる。観察していると、自分でエサを捕るようになっていた。しかし、そこはまだまだ幼いヨシゴイちゃん。こんな場面も・・・。
ハスの茎にとまって、じっと水面を見ていたその時、くちばしを水面に刺し込んだ。捕まえたのは・・・、何だろう?お腹の白いところやしっぽの感じから、巨大なオタマジャクシ??
そんな訳ないか。ナマズの小さいやつ?そんなところかな?魚には全く詳しくないのでよくわからなかった。そして、このヨシゴイ幼鳥、咥えては離し、離してはまた咥え、そしてまたまた離し、でもやっぱりまた咥え、・・・。そんな状態で、どうやって食べればよいか分からず、数秒間フリーズ。およそ3分ほどの格闘の末、何とか口元までしっかり咥え、やっとこれで飲み込める・・・と、こちらも安心した瞬間、何と、また出してしまった。諦めきれないこのヨシゴイ幼鳥、試行錯誤の末、何とかまたまたしっかり口元まで咥え、何とか飲み込むことができたのでした。悪戦苦闘する事、約5分。丸呑みした後は、満足そうな様子。「経験こそ、ものの上手なれ。」という一幕でした。
<ヨシゴイ幼鳥>

約5時間ほどの観察撮影だったが、後半は、ヨシゴイ幼鳥がたっぷり楽しませてくれたので、とっても充実した遠征鳥見となった。また、来年!
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大江水郷花火100回記念大会’22.8/15

2022年08月17日 | 日記
今月3日の豪雨により、最上川が増水し、本町百目木(どめき)地区が浸水被害を受けました。2年前にも同様の被害があり、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。2週間後に開催予定の花火大会は、「もしかすると中止かもなぁ。」と思っていたが、町の実行委員会の話によれば、開催の可否を検討したが、被災された地区の皆さんから「ぜひ開催して、町の皆さんを元気にしてほしい。」という声が多数寄せられ、開催を決定したとの事。
大江町の「水郷花火大会」は、山形県内では一番長い歴史を誇る花火大会となっており、今年は100回目の記念大会となった。・・・という訳で、これはぜひ近くで花火を楽しまねば・・・と楽しみにしていたが、この日は午後から断続的に強い雨降りとなり、シートを敷いてのんびり花火観賞とはいかなかった。仕方なく、自宅近くの橋の上からの観賞となった。
<大きい画像3枚>

新型コロナウイルス感染の第7波が高止まりの状況となっているが、行動制限は出ておらず、各自感染防止対策をしっかりして観賞することとなった。花火観賞は例年町中の広場で観賞しているが、ここは観客が大勢集まるところで、間違いなく密になる。逆に、今日は雨降りのおかげで、あまり人のいないところで花火を観ることができ良かった。
<さまざまな花火の画像>
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ヨシゴイ幼鳥’22.7/25

2022年08月11日 | 野鳥動画
ヨシゴイ幼鳥の食事’22.7/25


さて、結果、食べることはできたのか?
次回のブログにて。
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