きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

BIGな珍客’19.2/9,10

2019年02月21日 | 村山地方
久しぶりにミコアイサを見つけた。雄3羽、雌5羽。なかなか近くには来てくれないが、久しぶりに撮ることができた。違った角度からも撮りたいと思い、歩いていくと、頭上をカラスが飛んで行った。1羽だけでなく、何羽も次々に飛び出し、何だか騒々しい様子。はしっこにいるカモたちが、一斉に飛び立った。「これは猛禽か?」と、曇り空を見上げると、カラスに追われる1羽の猛禽。「オジロワシだ。」と、瞬間的に思った。カラスに追われているというより、カラスを従えて悠々と飛んでいるといった方がピッタシかもしれない。カラスたちは騒々しく鳴きながら動き回っている。こちらは、一息つくのも惜しい感じで、シャッターを切り続けた。山の向こうに飛び去った後も、未だ余韻が残っているが、時間的に終了となった。家に帰り、早速パソコンで画像を確認した。「んっ?オジロワシ?」何か違うような・・・。若鳥のようだが、顔、特にくちばしが違う。オジロワシの幼鳥は、くちばしが黒いはず。(基部は黄色っぽいが) この猛禽は、くちばしが淡い黄色で、何よりくちばしが大きい。急いで手元の図鑑と画像を見比べた。結論は・・・、「オオワシ」。県内の内陸部で、オオワシは超レアな猛禽だ。これは、もっとしっかりカメラに収めたい。飛翔写真だけなので、とまり物も撮りたい。・・・ということで、次の日も出かけた。現地に着いて、早速双眼鏡で探すと、向こう岸近くの杉の木に猛禽が。「いた。」はやる気持ちを抑えながら、殺気立てないように慎重に歩いて行った。すると、またまたカラスたちが騒ぎ始めた。「まずい。飛ばれてしまう。」とりあえず証拠写真という事で、数枚撮った。すると、案の定、オオワシは飛び立ってしまった。「まったく、カラスの野郎。」と文句を言いながら、とぼとぼ引き返したのでした。それでも、何とか二日間オオワシを見ることができて、超ラッキーだった。

【出会った鳥たち】 オオワシ、ノスリ、トビ、ミコアイサ、シロハラ、カケス、セグロセキレイ 他


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山形市’19.2/3

2019年02月17日 | 村山地方
一瞬、春の訪れと錯覚してしまいそうになるほど、あまりにも天気が良いので、じっとしていられず、山形市の霞城公園に行った。例年なら、まだ雪に覆われているところだが、今年は雪が少なく、日当たりのよい斜面は、すっかり雪が消えている。これは、絶対鳥がいるだろう・・・と期待しながら土手の上を歩いた。・・・しかし、全然鳥の声がしない。てっ言うか、鳥がいない。退屈しのぎにキジバトを撮った。どんどん先に進むと、シメの声がした。一羽だけで、エサ探しのようだった。日陰の雪の所では、スズメたちが集まっている。雪の上に落ちた草の実でも食べているのだろうか。元児童館裏の所は、ツグミ類が期待できるところだ。しばらく待っていると、ツグミ類の鳥が出てきた。樹木の根元で、葉っぱをひっくり返しているのは、シロハラだった。しばらくシロハラを観察撮影して、お昼近くになったので、車に戻った。途中、ベニマシコ雌を見つけたが、遠かった。

【出会った鳥たち】 キジバト、コゲラ、シメ、メジロ、シロハラ 他



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天童市貫津’19.1/27

2019年02月10日 | 村山地方
この日もお目当てのカモは見つからず。柿の木食堂も売り切れ閉店状態。それでも、シロハラやツグミの声が聞こえるので、畑の中の雪道を歩いてみた。すると、リンゴが2,3個ついたリンゴの木を見つけた。そこに、ツグミやシロハラがやってきて、リンゴを食べている。農家の方が、柿守りならぬリンゴ守りで残しておいたものだろう。野鳥にとって、雪に覆われたこの地域では大変貴重な食料だ。写真を撮っていると、「チッ、チッ。」とホオジロ類の声が聞こえてきた。双眼鏡で探すと、ミヤマホオジロだった。わらを積んであるところに集まって、何かを食べているようだった。ミヤマホオジロもまた生きるために必死だった。1時間ほどすると、雪の降り方が強くなり、写真どころではなくなった。急いで機材を片付けて、帰路に就いた。

【出会った鳥たち】 マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、アオサギ、ダイサギ、ツグミ、シロハラ、メジロ、モズ、ミヤマホオジロ



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ミヤマホオジロ’19.1/19

2019年02月02日 | 村山地方
学名:エンベリザ・エレガンス。英名:yellow-throated-bunting。そして、和名がミヤマホオジロ。ミヤマホオジロは、西日本に多く、東日本では数が少ないようだ。体の特徴は、英名が表す通り、黄色い喉をしたホオジロ類だ。冬季、白一色に覆われるここ山形では、この黄色い鳥を見つけると、とっても幸せな気持ちになる。まさに、「幸せの黄色いホオジロ」だ。この日訪れたフィールドでは、最近、とんとミヤマホオジロに出会えなかった。なので、見つけた時は、ホント感激だった。雄2雌1の集団だったが、エサとりに夢中で、雪のない畑や落ち葉がいっぱいの土手を動き回っていた。この日は、翌日開催の探鳥会の下見だったが、自分的には、明日出なくともこれで十分!といった幸せな気分だった。ちなみに、翌日の探鳥会でもしっかり姿を見せてくれた、サービス精神にあふれたミヤマホオジロでした。

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