きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

赤い鳥求めて’24.6/7

2024年06月30日 | 県内の鳥見

6月に入り、今年も赤い鳥さんことアカショウビンに会いたくなった。今年は2回出かけたが、1回目は全く出てくれず。朝8時ぐらいから待って、お昼過ぎの2時ぐらいまで待ったが、1度も出てくれなかった。近くで鳴いたり、鳴き交わしたりしたが、全然姿を見せてくれなかった。やっぱりポイントの環境が変わってしまったからだろうか。ここでは、いくつかの小さな池があり、毎年モリアオガエルが産卵するのだが、今季はモリアオガエルの卵塊が3,4つしかなかった。モリアオガエルが居なくなってきたという事だろうか。そして、数年前から池の水が少なくなってきている。このことも関係あるのかもしれないなぁ。2度目の訪問。今回も1度も出なかったら、もう来るのはやめようと思っていた。この日も朝8時くらいから待っていた。そして、2時間半ほど経った頃、アカショウビンの声が近くなってきた。期待と不安と入り混じった気持ちで待っていると、何と、アカショウビン、来てくれました。山側の池の杉の木にとまりました。急いで、カメラ向け、夢中でシャッターを切り続けたのはもちろんです。飛び去るまでわずか30秒ほど。あっという間の時間でしたが、最高の時間でした。飛び去って一息ついたと思ったら、さらにもう一羽、アカショウビンが飛んできたのでした。飛び去った個体の後を追いかけるように飛び去って行きました。たぶん、先の個体は雄で、あとから来たのが雌だと思う。とにかく、雄と雌の両方を見て撮ることができ、ラッキーだった。お昼が過ぎ、また全く出ない状況が続いたので、引き上げることに。山道を上っていくと、アカショウビンの声が聞こえ、何と、2羽並んで枝にとまっていた。あわててカメラの準備をしたが、間に合わず、1羽飛んでしまった。何とか、残った1羽だけ撮ることができた。

<アカショウビン雄・雌>

こんな感じで、何とか2回目はアカショウビンに出会うことができた。今日も全く出なかったらあと来ないことに・・・と思って来たのだが、1回だけだが出てくれた。たぶん次来ても、おそらく出ないだろうと思う。なので、今年はこれでアカショウビンはおしまいにしようと思う。今日出たアカショウビンのとまっている時の感じは、エサを探している感じではなかった。全く下の池の方に目を向けなかったので・・・。もうここはエサ場ではなくなったのかもしれない。来年どうするか、考えないといけないなぁ。

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蔵王①’24.6/6

2024年06月25日 | 蔵王・その他高山

6月に入り、そろそろ蔵王に鳥見に行く時期になってきた。まずは下見にということで、この日、夜明け前の4時に家を出発して蔵王に向かった。まずは、御釜に行ってみた。駐車場には数台の車があるが、おそらく熊野岳に登っているのだと思う。例年駐車場の周りのタンポポの種を食べにウソが来るので、まずはタンポポの状況を確認した。一面に黄色いタンポポの花が咲く誇っていた。綿毛になるのはまだまだ先のようだ。あと1週間から10日くらいかな。レストラン脇で周囲を見回していると、鳥が低く飛んできて、藪の中に入った。しばらく見ていると、ウソが出てきた。「せっかく来てくれても、タンポポは未だだよ。」と言ってあげた。でも、ウソは食べ始めた。タンポポの綿毛ではない。大きくなったフキノトウの綿毛だった。ウソは、フキノトウの綿毛も食べるんだぁ。一つ勉強になった。

<ウソ>

ウソがいなくなったので、御釜の方に歩いて行った。イワヒバリが出てくれないかと期待したが、イワヒバリどころかビンズイすら姿が見えない。もちろん、カヤクグリも。どうしたことだろう?ビンズイもカヤクグリも抱卵でもしているのかなぁ。次回に期待かな。

<御釜周辺の様子>

ほとんど鳥さんが出ないので、下の刈田岳駐車場の方に下った。ここでも、聞こえるのはウグイスの声くらいで、何も出てくれず。・・・、であれば、気分を変えて高山植物を愛でに行くことに。御田ノ神湿原。ここでは、様々な高山植物に出会うことができる。道路に出ると、近くでカッコウが鳴いていた。とりあえずコンデジで証拠写真を撮った。

<カッコウ>

湿原には、平日という事でそれほどハイカーはいなかったが、それなりには歩いているので、周囲を気にしながら可憐な花々を撮った。

<湿原に咲く花々 池塘、イワカガミ、ツマトリソウ、チングルマ、ハクサンチドリ、ヒナザクラ、ミネズオウ、ワタスゲ>

車に戻ってお昼を食べていると、前方にモズを発見。そして、どうやら巣立ったヒナが1羽いるようで、お父さんが虫を捕まえると、藪の中からヒナが飛び出して、羽を震わせながらエサのおねだりをしていた。

<モズ>

本日は、鳥が予想以上に少なかった。その分、高山植物の花々をたっぷりと愛でることができ、清々して時間となった。

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カイツブリ親子’24.6/4

2024年06月22日 | マイフィールド

先日の探鳥会で、カイツブリの雛がお母さんの背中に乗っかっている様子を観察した。こういう時に限ってカメラを持ってきていないというドジなおじさんでした。ここは早めに再度会いに行かねばと思っていたが、なんだかんだで1週間ほど過ぎてしまった。たぶん、もう背中には乗らないだろうと思いつつ、運が良ければ・・・ということで、行ってみた。しばらく見つけられずにいたが、何とか親カイツブリを発見。しばらく観察していると、2羽のヒナを見つけた。どこに隠れていたのかなぁ。さらに、少し経つと、ヒナが4羽になった。これでヒナ全員集合だ。お母さんの背中は卒業したようだが、まだまだお母さんにべったりのヒナたちでした。

<カイツブリの親子>

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フクロウの雛②’24.5月

2024年06月18日 | 村山地方

フクロウの雛に再会してからさらに2週間ほど経った頃、もう一度会いに行ってみた。前回はなかなか見つけられなかったが、今回は割合すぐに見つけることができた。前回とほぼほぼ変らないようなところに3羽まとまっていた。しかし、しばらくすると、何かの拍子に雛が飛んでしまった。飛んだ方向からこの辺だろうと予想して探したが、なかなか見つけられない。そのうち、フクロウに会いに、一人、二人とやってきた。最後には5,6名ほどになった。あちらこちら探していくと、何とか1羽見つけることができた。今度は、葉っぱに隠れ、頭だけが見えるような感じに。距離も遠くなり、写真的には厳しい感じになった。3羽がばらばらになり、3羽一緒のところを観ることができなくなった。後から来た人は残念でした・・・という感じに。さて、そろそろ帰る時間となってきた頃、フクロウが飛ぶところが目に入った。飛んだ先を探してみると、何と、サクランボ畑の脇の低い木にとまるフクロウの雛1羽を見つけた。急いでカメラを向けて連写した。近くにモズがいて、しきりに雛を威嚇するような声で鳴いている。そして、これはたまらんというように、雛は飛び去ってしまった。もう少し見ていたかったのに、モズのせいで・・・・。残念。これが、今年のフクロウの雛とのお別れとなった。また来年、出会えるといいなぁ。

<フクロウの雛>

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トンボ撮り24.6/1

2024年06月11日 | トンボの観察

だんだん鳥見しにくい時期になってきた。葉は生い茂り、ヒナの子育て中などでほとんど鳥が鳴かない状況となり、そして、気温が高くなって暑い中での鳥見が厳しい時期になってきた。これは、もう、高い山に行くか、鳥以外の被写体を求めるしかない。そんな訳で、例年、この時期はトンボ観察撮影をしている。マイフィールドではハッチョウトンボが生息しており、昨年は新たに希少種のアマゴイルリトンボを見つけることができた。今年はどうだろうか・・・、という事で、6月に入ったこともあり、この日マイフィールドの休耕田に行ってみた。

まず、最初はハッチョウトンボ探しだ。体長が1.7~2cmくらいの大きさなので、よ~っく探さないと見つけられない。目がだんだん慣れてくると、足元で何か飛び回る生き物が見えてきた。ハッチョウトンボだ。数はそれほど多くないが、雄と雌それぞれ見つけることができた。全身赤いのが雄で、雌は腹部が黄土色に黒や白の斑点が入っている。

<ハッチョウトンボ雄と雌>

ハッチョウトンボを探していると、ハラビロトンボの雌が目に入ってきた。腹部が横に広がった感じがするので、「ハラビロ」は覚えやすい。そして、その近くにこれまた全身真っ黒のトンボを見つけた。ハラビロトンボと同じように、腹部が横に広がった感じが第一印象だが、よくわからない。とりあえず証拠写真という事が何枚か撮っておいた。家でトンボ図鑑を見て調べると、これは、ハラビロトンボ雄の未成熟個体ということだった。一つ勉強になった。

<ハラビロトンボの雌と未成熟な雄>

十分にハッチョウトンボの観察撮影をしたところで、昨年見つけたアマゴイルリトンボを探してみた。しかし、見つけられなかった。もしかすると、まだ羽化していないのかもしれない。代わりに見つけたのが、エゾイトトンボだった。これもまたとっても美しい色合いだ。

<エゾイトトンボ>

最後は、土手のところを飛び回っていたニホンカワトンボ。このトンボは、自分が小さい頃住んでいた地区では、「神様トンボ」と呼んでいた。どうして神様なのか分からないが、きっと、羽の赤っぽい色がとてもきれいなので、「神様のように高貴なトンボ」という意味合いだったのかもしれない。

<ニホンカワトンボ>

しばらくしたら、あらためてアマゴイルリトンボを探しに行ってみようと思う。

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