きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

大江町左沢’07.10/28

2007年10月30日 | マイフィールド

最近、ずうっと遠出の鳥見ばかりで、マイフィールドを疎かにしてしまっていた。という事で、今日は、家から3,4分ほどのリンゴ畑に行った。この時期、畑の草むらや柿の木などにいろんな鳥たちが集まってくる。もうジヨウビタキは来ているだろうか?ツグミはどうだろう。ワクワクしながら車から降りた。Cimg1266 Cimg1273 まずはカシラダカ。畑の斜面の草むらと木の枝を行ったり来たりしてCimg1291 いる。ホオジロも近くで鳴いている。ヒィヒィヒィという声が聞こえ、双眼鏡で探すと、ジヨウビタキ♀がススキにとまっていた。♂はいないのかとちょっとがっかりしたが、まずはジョウビタキの渡来を喜ぶことにしよう。柿の木の下の赤い実のなったやぶにアオジがいた。胸の黄色がきれいだ。モズの高鳴きも聞こえる。アオジはなかなか開けたところに出てくれなかった。その代わりにカシラダカが結構撮らせてくれた。しばらくすると、2羽の鳥が追いかけっこをしながら飛んできた。そして、1羽が木にとまった。Cimg1299 Cimg1313 ジョウビタキ♂だった。そして、もう1羽も♂だった。その後もう1羽現れ、♂が3羽いた。渡ってきたばかりで、なわばりがまだ定まっていないのだろう。これまで、ジョウビタキ♂の写真はあまりいいのが撮れていなかったので、何とか良いのを・・・と、追いかけてはカシャ。飛んできたところをカシャ。ジョウビタキに目が向いていたまさにその時、ふと、近くの枯れ木に目をやると、枝に何かとまっている。鳥のようだが、木のこぶのようにも見える。半信半疑でスコープをのぞくと・・・、アリスイだ!Cimg1284 初めて見る鳥だったので、心臓が一瞬止まった・・・様な気がした。数枚撮ったところで飛ばれてしまった。その後も出てくれるのをずうっと待った。待っている間、またまたジョウビタキに相手してもらった。そのうちにバッテリーがなくなってきた。その時だった。アリスイが同じ木にとまったのである。喜びよりも後悔の方が大きかった。ジョウビタキに夢中になりすぎて、バッテリーがなくなってしまった。あと1,2枚は撮れるかもしれないが、思い切って車まで走り、バッテリーを交換して戻った。しかし、・・・すでにアリスイの姿はなかった。ん~~、残念!でも、一応しっかり見たし、撮れたし。良かった、良かった。久しぶりにドキドキ感も味わえたし。

【出会った鳥たち】 カシラダカ・アオジ・ホオジロ・モズ・ジョウビタキアリスイ

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宮城県蕪栗沼’07.10/14

2007年10月15日 | 宮城の鳥見

9月下旬、伊豆沼・蕪栗沼にマガンが渡ってきたと支部の掲示板に載っていた。もうガンの季節なんだなぁ。毎年、11月頃に会いに行っているが、今年は様子見がてら、少し早めに行こうと考えた。すでに蕪栗沼にはカリカ゜ネが数羽来ているという情報もあったので、早速、カリガネ探しに出かけた。今回は、蕪栗1本にしぼって探すことにしたので、朝は5時45分に家を出た。いつもよりちょっと遅めだ。現地には8時半頃に着いた。沼に行く手前の北側の田んぼにたくさんのマガンが入っていた。まず、ここからスタートだ。稲刈りが終わり、わらを運ぶ作業をしている近くの田んぼなので、運搬車が通ると、ガンが一斉に飛び散ってしまう。さあて、カリガネはいるかなぁ・・・と見回していくと、見つけた。3羽一緒にいる。天気が良く、光が強いので、なかなかいいのが撮れない。まぁ、腕のせいもあるだろうが・・・。しかも、次第に気温が上り、空気が揺らいでいる。なるべく近くで撮ろうと近づいたその時、Cimg0948 バタバタバタっCimg1005 と、飛ばしてしまった。ものすごい数のマガンだ。申し訳ないことをしてしまった。次からは気をつけますので、ご容赦を!あちらこちらの田んぼに散ったので、カリガネを求めての田んぼ巡りとなった。なかなか見つからなかったが、やっとこさ探し出した。大群なので、見つけても、カリガネのいる位置によっては、近づくことができない。ちょっと近づいただけで、群れのはしっこのガンたちが飛び立ち、そこから連鎖で全部飛んでしまうのだ。それで、はしっこにカリガネがいる群れがないか探し続け、運よく、ついに見つけ出すことができた。これなら近づくことができる。しかし、用心して、背を低くして、「だるまさんがころんだ」式で近づいた。Cimg1049 何とか近くまで寄ることができた。夢中で撮っていたので、ふと時計を見ると、お昼も過ぎ過ぎ、1時半だった。まだ昼ごはんも食べていないし、帰る時刻に近づいていた。急いで車の中で昼おにぎりを食べ、沼の南側駐車場に行った。せっかく蕪栗沼まで来て、まだ沼の中を見ていなかった。カリガネは十分堪能したが、これだけではねぇ・・・。ここまで来たら、シギにも会いたいなぁ・・・と思い、急ぎ足で沼のシギの見えるところまで行った。すでに日が西側の方まで進み、Cimg1217 逆光になっている。何とか識別できたのはオグロシギとツルシギだった。ちょっと小さめのシギがいたが、よくわからない。ハマシギのようにも見えるが・・・、何だろう?時計を見ると、もうすぐ3時だ。ゆっくり観察もできずに車に戻った。今日はカリガネにこだわりすぎて、他の鳥たちをじっくり見ることができなかったが、その分、カリガネを堪能できたので良しとしよう。

【出会った鳥たち】 マガンカリガネオグロシギツルシギ・チョウゲンボウ・ヒバリ

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飛島秋’07.10/7(3日目)

2007年10月13日 | 飛島

飛島最終日。夜明け前、風の音で目が覚めた。窓がガタガタしている。海は大丈夫だろうか。薄っすらと夜が明けてきたので、カーテンを開けて外を見ると、道路わきののぼり旗や木が大きく揺れていた。Cimg0902 これじゃあ、鳥見どころか船も危ないかもしれない。まず、すべては夜が明けてからだと再びフトンに入った。それでも、船のことがやはり心配だった。波が白いしぶきを上げてコンクリートにぶつかっている。2~3mぐらいだろうか。結局、朝食前の鳥見はキャンセルし、7時半に朝食をとった。ご主人に船の事を聞いたら、「今日は大丈夫。明日は危ないよ。」ということだった。良かったぁ。何とか予定通りに帰れるぞ。食後、荷物をまとめてチェックアウト。いろいろとお世話になりました。大きな荷物は1時にマリンセンターまで運んでいただく。あとは、12時半頃までマリンセンターに行くように、半日鳥見だ。今日は風が強くて、あまり鳥は出ないかなぁ・・・と思い、学校裏とヘリポートにしぼって鳥見することにした。昼食は鼻戸崎だ。学校裏では、今日もミヤマホ3羽が姿を見せてくれた。あとは、例のビンズイにハクセキレイ、イソヒヨドリも飛んできた。シラガホオジロは見当たらなかった。山の方をマヒワの群れが飛び、Cimg0947 何とか証拠写真程度に撮ることができた。ヘリポートでは、何人かのバーダーがCimg0905 集まっていたが、鳥が出ない!といった感じで、皆さん手持ち無沙汰だ。かろうじてホオアカを撮ることができた。時々小鳥が数羽飛んでくるのだが、ヘリポートのところには降りずに、藪に入ってしまう。やはり風が吹いているからだろうか。時間も迫ってくるので、鼻戸崎に移動し昼食をとった。Cimg0912 時々ツグミやヒヨドリが風にのって猛スピードで東やの上を通って行った。東やを出て、下に下っていくと、男の人が何かを撮っていた。何だろう?ちょっと近づくのをためらっていると、自分の近くの木にとまっているコサメビタキを見つけた。Cimg0916 結構動きの速い鳥だが、めずらしく物思いにふけっている。バチバチ撮っていると、近くの枝にエゾビタキがとまった。2羽見比べると、エゾビタキの方が明らかに大きい。学校に最後寄ったが、特にこれといった鳥も現れず、ここで飛島探鳥は終わった。マリンタワーまで歩くこと約35分。すでにたくさんの人たちがいる。釣り客、バーダー。Y○○○のツアーの人たちもいた。昨日来て、今日帰るのか。明日天候が崩れるというので、予定を早めたのだろうか。自分は予定通りだったが、天気が悪く、船が出ないと「島流しの刑」になってしまうので、今日帰ることにした人たちが結構いたかもしれない。という訳で、船内は満席状態だった。自分は窓側には座れなかったが、何とか真ん中の列に座ることができ、3日間の疲れと思い出に浸りながら、1時間半ぐっすりだった。ムギマキやシマノジコなど期待していた鳥たちには会えなかったが、のんびりといろんな鳥たちに出会うことができ、楽しい・夢のような3日間だった。

【出会った鳥たち】 ホオアカコサメビタキマヒワ・カシラダカ・ミヤマホオジロ・ホオジロ・メジロ・シジュウカラ・ツグミ・イソヒヨドリ

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飛島秋’07.10/6(2日目)

2007年10月10日 | 飛島

朝5時前に目を覚ましたが、外はまだ暗い。5時過ぎに外に出たが、まだ薄暗かった。朝食までの約1時間、ショート鳥見だ。階段途中にある白瀬沢ダムに寄ったが、鳥は全くいない。それでも、Cimg0760 Cimg0761 朝日が昇り始めると、とってもきれいだ。よし、今日もいい天気だ。二の畑に行くと、昨日コサメビタキがとまっていた木に、今朝はビンズイがとまっていた。朝日を浴びてとってもきれいだった。今日もいっぱい鳥に出会えそうな気がする。(勝手な思い込みです。)小さな畑にもビンズイがいた。結局、朝はビンズイだけだった。7時半に朝食をとり、用意していただいた昼食おにぎりを受け取って、一日鳥見に出発だ。今日は、昨日の鳥の出具合をもとに、次のようにコースを設定した。まず学校裏からスタートして、ヘリポートに行き、グラウンドを見て四谷ダムに移動。そこで昼食をとる。そして、三の畑・二の畑を見て折り返す。その後、ヘリポート・学校を回って宿に戻るというコースだ。学校に着くと、早速昨日のあのヒバリ3羽を発見。そして、ハクセキレイ2,3羽と行動を共にするビンズイを発見。もしや、ヨロビン?と期待したが、白い眉斑がしっかり。ただのビンズイでした。反対側にバーダーを発見。ビンズイを追ってそちらに移動すると、「そこの草むらにシロハラホオジロがいますよ。」と教えていただいた。有難い。未見の鳥である。そおっと近づくと、道路側のほうに飛ばれてしまった。探していると、グラウンドの電線に飛んできた。あわてて近づくと、下の草むらに下りてしまった。カメラをセットして探すと・・・、いた、いた。カシャ。Cimg0778 あれっ?違うよ。これはカシラダカでした。どこ行ったんだ?必死で探していると、草の実を食べている見慣れない鳥さんを発見。嘴が太く、ホオジロ類のように見えるがよくわからない。これがシロハラホオジロか?と思い、とりあえず4,5枚撮った。あとで図鑑で調べたが、どうもシロハラではないような。かと言って、それじゃあ何かと聞かれてもよくわからないが。家に帰ってYさんにメールで尋ねたら、シラガホオジロ♂冬羽というご教Cimg0787 示をいただいた。やったぁ、ライファーだぁ。図鑑ではホオジロ類中最大の大きさということだったが、そういえば、結構大きな鳥が学校裏グラウンドの上を飛び回るのを見た。あれだったのかぁ。さて、次はヘリポートだ。鳥が出ないかしばらく待っていると、空に黒い雲が張り出してきて、・・・ポツリ、ポツリ。まずい!そして、ザァーーー。全く突然の雨だった。天気予報は逐一チェックしていたが、たしか今日は10%程度の晴れマークだったはず。木の下に移動し、雨が上るのを待つことにした。しかし、いっこうに弱まる気配なし。それどころか、ますます降りっぷりが激しくなり、木の葉から落ちる雨のしずくが次第に滝のようになってきた。このままここにいても、ずぶぬれになるばかりだ。思い切って、鼻戸崎まで行くことにした。巨木の森で少し雨をしのぎながら東やまで走った。スコープにかけたタオルも、服もズボンもびしょぬれだ。全くこの雨は何なんだ。突然のスコールじゃないか。雨ガッパを宿においてきたことを後悔した。そういえば、この春もヘリポートで降られ、ここまで避難してきたんだっけ。同じ事を繰り返してしまったわけだ。雨は40分ほどで上った。Cimg0803 11時前、海の向こうにニューとびしまが見えた。そういえば、Y○○○のツアーが来るんだっけ。雨上がりで、良いタイミングだなぁ・・・と思いながら、再びヘリポートに戻った。さっきの雨が良かったのか、鳥が結構出てくれた。ビンズイ・ミヤマホオジロ・カシラダカ、そしてコホオアカ。昨日いたノビタキはいなかった。移動したかな?コホオアカは、春にもここで出会っている。土手側のはしっこに腰を下ろして「シマノジコ出ないかなCimg0817 Cimg0800 Cimg0842 ぁ・・・。」と待ったが、これ以上望むのは無理のようだった。なので、四谷ダムに行って、お昼を食べることにした。タ゜ムでは、オシドリ♂1、♀2を見つけた。飛島にもオシドリがいるんだと初めて知った。一年中いるのか、オシドリも渡ってくるのかよくわからないが・・・。どうなんだろう?Cimg0869 Cimg0879 昼食おにぎりを食べ、畑の方に行くと、鳥見のグループさんがいた。Y○○○の方かと思ったが、違うようだった。Y○○○の皆さんはゴドイモ畑のところにいた。自分もそこに入って、講師の方に珍鳥を見つけていただこう・・・と思ったが、いないようだった。ここでは、またノビタキに相手してもらった。今回は、畑周辺にはあまり鳥がいないようだ。ここは早めに離れ、ヘリポート、鼻戸崎に移動した。鼻戸崎では、メボソムシクイ・モズ・カワラヒワ幼鳥を観察した。最後は学校裏だ。カシラダカのいるところにミヤマホオジロも現れた。♂1♀2の3羽だ。草むらに入って食事中のようで、木にとまってもすぐ飛んでしまい、なかなか撮らせてもらえなかった。宿への帰り、イソヒヨドリが小船に乗っていた。というか、船底のエサをついばんでいた。Cimg0887 Cimg0901 鳥海山がきれいに見えた。今日はスコールに会ってしまったが、総じてたくさんの鳥たち、珍し系にも会えたので楽しかった。夕食は、昨夜同様、ビール1本飲みながら完食。ご馳走様でした。お休みなさい。というか、テレビをつけたら、「フラガール」を放映していたので、最後まで見てしまった。まずい!11時半だ。

【出会った鳥たち】シラガホオジロミヤマホオジロ・ホオジロ・コホオアカカシラダカビンズイ・ハクセキレイ・ノビタキ・ヒバリ・アトリ・マミチャジナイ・モズカワラヒワ・メジロ・イソヒヨド

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飛島秋’07.10/5(1日目)

2007年10月08日 | 飛島

昨年から訪れている飛島。今回は二泊三日の予定で島に渡った。宿はもちろんバーダーの定宿S旅館さん。10月から定期船が一往復となり、酒田港出発が9時30分。今日は天気も良く、波が全くない。進行方向右側の席にすわると、鳥海山がきれいに見えた。今日回るコースなどを考えているうちに、Cimg0577 1時間30分で飛島に到着。S旅館のワンボックス車で荷物を運んでもらい、のんびりと旅館までの散歩。海が青く、天気も良く、気分も良く、最高だ。宿の部屋に荷物を置き、早速1日目の鳥見スタート。今日のコースは、旅館近くの階段を上り、二の畑からグラウンド、坂を下ってヘリポート。巨木の森を通って鼻戸崎。最後に学校裏グラウンドを見て旅館に戻るというコースだ。まず二の畑。最初に見つけたのはコサメビタキだった。枯れ木にとまってじっとしていた。数枚撮ったが、光が強すぎて全部ボツだった。もったいない!ゴドイモ畑(今は何かな?)でノビタキを見つけた。Cimg0591 今季初見だ。背の高い草やとまり木にとまってくれるので見つけやすい。他には何も見つけられず、しばらくこのノビくんに遊んでもらった。奥の林からツグミ類の声が聞こえる。でも、姿は全然見えず。三の畑~グラウンド~アンテナ畑と歩いたが、これといった鳥は出なかった。ただ、・・・途中、目の前をカラスが横切って、道路わきの杉の木に止まった。っと思ったら、首が長い。カラスはカラスでも、カラスバトだった。見えるところを探して移動すると、真下になった。しかも、枝がじゃましてるし~。Cimg0594 あわてて撮ったのがこのカット。何とかそれらしく見えるかな?カラスバトの鳴き声は、暗い林の中で聞くと不気味だが、天然記念物だ。一応出会って、目に焼き付けたので満足だった。ヘリポートまでは、ちらっとモズを見つけたくらいで、あとは鳥影もなし。ヘリポートにもノビタキがいた。毛虫を食べているところを観察したが、どうやって食べるのかと思っていたら、一気に飲み込んでしまった。Cimg0616 Cimg0622 草むらの草の丈が高くなっていて、中に鳥がいるのかいないのかよくわからなかった。時々、5,6羽の小群が飛び立って、近くの杉の木の中に入った。何か出ないかしばらく待っていると、向こうの枯れ木にエゾビタキがとまった。・・・が、すぐに藪に入ってしまった。エゾビタキも今季初見だ。あとは何もでないので、巨木の森から鼻戸崎に移動した。巨木の森では、ツグミ類が騒がしく飛び回っている。・・・が、警戒心が物凄くて、全然姿を見せてくれない。鼻戸崎の東やには、先客の方が2名いた。一昨日飛島に来て、明日帰られるとの事。もうだいぶ飛島に通われている常連さんだ。数年前、すぐそばの桜の木にムギマキが群れでとまった話や、オオルリが鈴なりにとまっていた話など、楽しくお話を聞かせていただいた。会話の最中、コサメビタキが松の木に姿を現したり、メボソムシクイが動いたりして、鳥見しながら鳥の話を聞かせていただき、楽しい一時を過ごすことができた。お二人と別れ、下に下りて学校裏のグラウンドに行った。ここでも、またまたノビタキに出会った。地面をずうっと見ていくと、3羽の小グループ鳥さんを見つけた。胸にははっきりした縦斑。目の回りも太いアイリングがはっきり。白い眉線もくっきり。これはきっと名だたる鳥さんに違いない。Cimg0686 夢中でシャッターを切り続けた。結構いい感じに撮れたので、内心ホクホクだった。そこに、先ほど鼻戸崎でお会いした二人がいらした。「何かいましたか?」「ハイ、ホオアカいますよ。」「そうですか。・・・あそこにいるのはヒバリですね。」えっ、うそっ。ヒバリ?冠羽がないよ!平静を装い、さりげなく距離をあけ、自然風に場所を移動してあわてて図鑑を見ると、・・・。そうかぁ、ヒバリかぁ。ショックだった。たしかに自分もホオアカにしては顔立ちがちょっと違うなぁ・・・とは思ったのだが、ヒバリは出てこなかったなぁ。やはりまだまだ未熟者であった。めずらし系でないというのもガッカリだが、何より結構いい感じに撮れていたのがショックだった。そっかぁ、飛島にもヒバリはいるんだなぁ。いい勉強になった。そういえば、ヒバリ、あんまりよく観察してこなかったなぁ。これからは、ヒバリといえども決して侮らず、じっくり観察しておこう。夕食5時30分に遅れないよう帰路についた。楽しみにしていた夕食。おいしそうな海の幸、満員御礼だ。ビール1本飲みながら今日の歩き疲れを忘れ、お腹いっぱいごちそうになった。やや酔いが回り、早めに就寝。

【出会った鳥たち】コサメビタキ・エゾビタキ・ノビタキヒバリ・モズ・マミチャジナイ・メボソムシクイ・メジロ・シジュウカラ・カラスバト

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