きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

蔵王’06.7/27

2006年07月28日 | 県内の鳥見

以前から蔵王にも鳥見に行ってみたいと思っていた。天気予報を見て、急きょ今日行くことにした。朝、7時に家を出た。平日の通勤時間帯と重なり車が多かった。蔵王温泉街を過ぎ、蔵王ラインからエコーラインに入ったあたりから景色がとってもきれいだった。Cimg0146_1 今日は天気が良さそうだ。窓を開けながら走っていると、ウグイスの鳴き声があちらこちらからしてくる。ちょっと車を止め、外に出ると、木の梢で鳴くウグイスを見つけた。写真を撮ろうか迷ったが、月山でも撮ったし・・・ということで、風景だけにして車を進めた。お釜に着き、駐車場に車を止めて外に出ると、長袖1枚では寒いくらいだ。結構風が強い。

Cimg0148_1 実は、今回デジカメと接眼レンズ、アダプターを一新した。カシオの「エクシリウムZ-850」に、32×の接眼レンズだ。その使い始めの場所として、この蔵王に来たのだ。下に下っていくと、早速ビンズイが登場。お釜のグリーンをバックに2,3枚カシャ。馬の背を歩いていくと、ピチピチピチと鳥の声がする。あまり聞きなれない声だ。はじめ何だか分からなかったが、火口の上空をアマツバメの群れが飛びまわっていた。ハリオかな?と期待したが、ただのアマツバメだった。20~30羽ぐらい集まっている。イワヒバリが止まりそうな岩を探して、ずっとそこで待つことにした。だいぶ待ったが、やっと3羽近くまで飛んできた。Cimg0178 何とか撮ろうとしたが、なにせえさ探しに忙しいらしく、撮らせてもらえなかった。ほんのわずかな時間、道の近くのところの大きな石に止まり、人が近づいても逃げずにいた。これなら・・・と、自分が近づいたら飛ばれてしまった。やはり殺気を感じたのかな?ここで、退屈しのぎにちょっとおやつを食べることに。・・・しかし、これがとんでもないことに!リュックをおろし、おやつをとろうとしたその瞬間、目の前の三脚がバタンッ。風がおさまったところで、ちょっと油断があったのかもしれない。突然の強風で、スコープandデジカメが石の上にガッチャーン。しばし呆然の状態。レンズが割れたかも・・・と思うと怖くて、しばらく確かめられなかった。買ったばかりのデジカメ、買ったばかりの接眼レンズ、・・・。あぁぁぁ、来るんじゃなかった。デジカメの液晶モニターに傷がつき、スコープもラバーが裂けてしまった。でも、時間とともに、プラス思考に切り替え、「まあ、レンズもデジカメ本体も無事だし・・・。」と考え直した。大丈夫かどうか、ビンズイを相手に確かめたが、性能的にはなんともなかった。(ホッ)午後からはガスってきて、視界が悪くなったので、3時前に車に戻り帰宅した。

【カシオ エクシリウムZ-850】 -デジスコにとっての有効性-

まず、起動が断然速い。まずこれが最大の武器だ。次に、露出補正やF値の設定が容易だ。これも有難い。ただし、電源をOFFにすると、初期設定に戻ってしまう。これがちょっと不満かも。画質は810万画素。もちろん申し分ない。光学ズームからデジタルズームにしても、低倍率であれば十分問題なかった。あと、接眼レンズを換えたので、今までのように目当てゴムをはずす作業がいらなくなり、フィールドスコープに入れてからすぐデジカメをセットできるようになったので、とてもスムーズに観察→撮影ができるようになった。

Cimg0174 Cimg0180 Cimg0169 Cimg0191 Cimg0216 Cimg0233

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月山・姥ヶ岳’06.7/8

2006年07月08日 | 月山

梅雨時の雨やはっきりしない天気が続き、鳥見に出られなかったが、今日は久しぶりに天気が良さそうなので出かけることに。7月に入り、月山の夏山開きもあったので、雪の状況も見ておかなくては・・・ということで、今年初めて姥ヶ岳に登ることにした。家を出て1時間で姥沢駐車場に着いた。朝の7時。車から出るとひんやりした空気が心地よい。ただ、霧がかかっていて視界が悪い。Dscn9077 姥ヶ岳、月山山頂の方も霧で見えなかった。今日は天気が良いから、次第に晴れ間が出てくるだろう。まず朝ごはんを食べて、駐車場近辺を散策することに。イワツバメが霧の中を縦横無尽に飛び回り、ウグイスの声が響き渡る。ホトトギスの声が意外に近く、探したが見つけられなかった。カッコウの声も聞こえた。昨年アカハラが出たところに、今日はモズが出てくれた。また幼鳥らしい個体も近くで見つけたが、もしかすると親子かもしれない。ウグイスが枝の上の方に出てくれて、サービスしてくれた。8時半近くなったので、リフト乗り場に行く。途中の道路わきには、雪がまだしっかり残っている。姥沢小屋が近づいてきたあたりで、Dscn9085 小屋のほうからキョロン、キョロンとアカハラの声が聞こえてきた。上り口で環境保護協力金200円を出した。これは、高山植物の保護や公衆トイレの清掃活動等、月山の環境保護保全活動に充てられる。リフト乗り場に着くと、階段下にニッコウキスゲが咲いている。例年訪れる頃は、ここの花はもう終わり近いのだが、今日はまだ咲き始めのようで、とても色がきれいだ。リフト往復券1000円也。リフトに乗り、しばし周囲の景色を楽しむ。姥ヶ岳の方にはかなりの雪が残り、まだまだスキーシーズン真っ盛りだ。左手のやぶからは、ルリビタキの声、ウソの口笛(鳴き声)、そしてウグイスの声。下を見ると、ハクサンチドリが花盛りだった。リフトを降り、一路姥ヶ岳へ・・・と意気込んだが、10mも歩くと、そこからは雪の上だった。おそらくこんなことだろうと、下のリフト乗り場でアイゼンを借りてきたのが大正解だった。これもあの5月21日の悪夢の教訓が生きている。最近、自分が危険に敏感になっているのがわかる。まあ、悪いことではないだろう。おかげで、姥ヶ岳山頂までスムーズに登ることができた。左側では若い人たちがスキーを楽しんでいる。スキーとトレッキング・登山の両方を同時に楽しむことができるのが月山の一番の魅力だろう。登り始めて約30分。Dscn9092 山頂近くの木道まで来ると、もう雪は消えてなくなっている。そして、愛らしい高山植物の花がいたるところで咲き始めていた。かわいらしい蕾から今が花盛りとばかり咲き誇っているものまで、どれを見ても魅せられてしまい、足を止めてしまう。そしておもむろにデジカメを取り出し・・・。一通り花を撮ったところで、今度は鳥だ。今日はカヤクグリを期待してきたのだが、さっぱりその気配なしだった。代わりにビンズイが相手してくれた。Dscn9095 ガスがかかり、なかなか撮れなかったが、切れ間に何とか撮らせてもらった。ビンズイの観察中、知らないおじいさんがやって来て、私の目の前で石柱を撮っていた。「これが私の趣味なんですよ。」とその人は言った。「何ですか、これは?」と聞くと、三角点だった。あちらこちらの三角点を訪ねては写真に収め、そこまでの道程を記録しているという。こういう趣味もあるんだと初めて知った。その方とは、山を下り車に戻るところでまたお会いした。9時半すぎから2時間半の鳥見・花見を堪能し、午後1時頃車でお昼を食べて家に帰った。久しぶりに充実した一日だった。

【出会った鳥たち(声も)】ウグイスモズビンズイ・ホトトギス・カッコウ・イワツバメ・アカハラ・キセキレイ・ウソ・ルリビタキ

今日撮った花は、「月山を彩る花たち」として、お気に入り写真に入れる。

Dscn9108 Dscn9145 Dscn9141 Dscn9050 Dscn9046 Dscn9072 Dscn9081 Dscn9127 Dscn9119

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