喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

令和3年 ソトガイチの新倉庫完成

2021-07-11 | 農業

 令和3年、ソトガイチの新倉庫がほぼ完成した。

父は、ことあるたびに私を呼び、新倉庫への思いやこれからの構想を語ってくれた。

「この倉庫なら、これから50年はもつ。しかも使いやすいはず。

おまえは、どう思う?」

 私との大きな共通点は、「持続可能性」。

農業の魅力や大切さを、将来にわたり見つめていくということ。

 今だからまだ聞くことができる、話すことができる80歳を超えた父との会話。

それをお互い、楽しんでいる。

 

 これでもプレハブか、というくらいしっかりとしたもの。

県道との側壁は、もとの石垣を残した。

進入路をコンクリートで舗装し、大型トラックでも出入りや車の方向転換もしやすい。

 

 今年の収穫物は、この倉庫が使われた。

数カ月がたち、新たに少しずつ整備。

県道に面した倉庫表は、コンテナや消毒タンクを置くスペースとして使われている。

倉庫裏には、のり面との間に屋根をかけ、物が置けるような大きな空間ができた。

 

 進入口の砂利スペースの利用については、おもしろい使い道を考えている。

旧倉庫の増設部分の木造資材を使い、新たなものにリノベーション(作り変える)予定。

事務所プラスαとして。2階建てで。

この考えには、父も賛成。というよりも父の方がやる気満々。

 80歳を過ぎた歳だが、考え方が新しい。

地域の未来を、農業の未来を、そして我が家の未来を考えている。

未来が楽しみ。

 

 今、足りないのは経費だけ。

何とかならないものだろうか。

誰かの力を借りたいものだ。

 

       岬人(はなんちゅう)

 

 

 

 



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