喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

伊方中学校のお宝  ~志賀重昂が残した一筆~

2019-02-14 | 教育
 伊方中学校には、古めいた額が大切に掲げられている。
額には、
「一黌一家園  大正九年十二月十八日 於伊方 志賀重昂」

と書かれている。
 気になったのでこのお宝について調べてみた。

 黌(こう)とは、学び舎つまり学校のこと。
 志賀重昂(しげたか)は、幕末1863年、愛知県岡崎藩士の子として生まれ、1884年(明治17)札幌農学校を卒業。
世界的な地理学者として知られ、衆議院議員・政治評論家・ジャーナリスト・教育者としても活躍し、多くの著書を残している。


 地球を10周半も回るほどの旅をし、
「日本風景論」という著書では、日本の風景は世界でも群を抜いて美しいと自然科学で解明しながら、
情熱的な文章でつづっている。

 このようなすごい人が、大正9年(1920)12月18日に私立伊方実践農業学校(地元の佐々木長治が創立)
へ視察に来られた。
 そして以前からの友人であった初代校長小島喜作と懇談し、
一筆残された書が掲げられている額のようだ。
今からおおよそ100年前のこと。


 佐々木長治、小島喜作、志賀重昂らの共通点は、教育そしてその学び舎である学校をとても大切にしたこと。
教育が、未来を拓く。
しっかりと学び、夢のある未来を創っていきたい。


             岬人(はなんちゅう)
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