喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

久しぶりに街での飲み会

2014-08-12 | ブログ
 昨日久しぶりに松山で飲み会があった。
田舎者の街飲み。
豪勢に打ち上げるのもよし。
色のついた飲み会もよし。
 いずれにしても田舎ではないちがいを味わいたい。

 飲み会までに時間があったので、道後のまちをぶらぶら。
お盆前ということもあり、ハイカラ通りもすれ違うのに苦労するくらい、多くの観光客でにぎわっていた。
夕方5時。
お楽しみのカラクリ時計が動き出す。



 夏目漱石の小説「坊ちゃん」に登場する人物が次々に登場し、
愛らしい仕草で心を和ましてくれる。 中心人物は、マドンナ。

 その後、道後温泉本館につづくハイカラ通りを歩いていると
田舎を思わせるたたずまいの店、道後の町屋が目についた。
 広くない間口を入ると、京都の町屋「ウナギの寝床」のように細く奥へ続いている。
一度中庭へ出て、さらに奥の建物へと。



 贅沢な空間。
そして、再び戸を開けると、玄関に心落ちつく灯りが出迎えてくれる。



 手前に板の間があり、奥には、仕切りを取り外した広い畳の間。
緑豊かな庭が目にやさしい。
何とも言えない空間と時間の流れ。



 これは、わが家もそうだが、田舎に多い空間や建物。

 ふと気がついた。
 久しぶりに街に出て、田舎にはないものを求めるのだが、
街においては田舎の空間と時間がとても贅沢なもの。
それだけに特別な存在感をはなつ。
 結局、それに引き寄せられる。
日本の伝統・歴史や文化がとても貴重なものに感じられる。
街にいて、田舎の良さを感じる。見直すことができる。

 さて、うきうきしながらもう少し道後の散策を続けてみよう。


                   岬人(はなんちゅう)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする