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喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

散る桜、残る桜も散る桜

2012-04-11 | ブログ
 あれほど待ちに待った桜。
先週の台風なみに強い風にも耐え、散らずにいた桜。
まるで散り際を知っているかのように。

 あれから一気に気温が上がり、
満開の時を迎えた。
もっとこのきれいな桜を観ていたい、
と思ったところへ昨日からの雨と強風。

 満開の桜は、桜吹雪となって散っている。
それもまた良し。



 三崎高校下のソメイヨシノは、だいぶん散ったが
海抜100㍍にある平礒の山桜はまだまだ見頃。
夕方の気温差も3度ほどあった。
平礒は14度。



「散る桜、残る桜も散る桜」
とうたったのは江戸時代後期の禅僧、良寛和尚さま。

 散る桜の哀れみをみながら、
同じように満開に咲き誇っている桜の中にも、やがて散りゆく定めをみる。
 その生命と死を比べ、情景の中に感じ取ることにより、
よりいっそう生命の輝きを強く感じることができるというものだ。

 桜を観ていると、生命が輝くような思いがする。



                        岬人