日常生活から火がなくなってきたので、
煙というものを味わったことがない人も増えてきた。
涙が出てくるあの煙たさ。
どことなく落ち着く煙のにおい。
やがて分かってくる。
不完全燃焼のときに煙が多くなることも。
すべては、体験からくる学び。
さて、写真の答えは、
ポリライス。
ポリ袋で作るライスを略して、「ポリライス」
ポリ袋に無洗米と水を入れる。
空気を追い出し、輪ゴムでしばる。
あとは、どんな水ででもいい(川の水、プールの水、風呂の水、海水など)ので、
沸騰させる。
その中に先ほどのポリ袋ライスを入れるだけ。
沸騰してから待つこと30分。
普通のご飯のできあがり。
子どもたちは、
「こんな方法でご飯がたけるのかな?」
といった不思議な気持ち、そしてできあがった時の感動の嵐。
このポリライスは、
今回の東北大震災のような自然災害救急処置にピッタリ。
最も大切な水をむだなく使えること。
袋ごとにぎれば、おにぎりのできあがり。
梅干しや昆布を入れれば、おいしさは広がる。
衛生的で、配給も手間がはぶける。
こんなすご技を伊方町の連合1年生は体験した。