that blog-ish thingy

ブログ的なアレです。

世界は広い

2009年10月31日 | 仕事とか堅苦しい話
最近、仕事がとても充実している。
過去にも近況報告をしてきたので詳細は割愛するとしても、やはり自分は後方支援よりも前線に向いているらしい。



先日、イギリス人の同僚と話す機会があった。

「後方支援から前線に移って、何が違うと思った?」

「やはりお客様とFace to Faceで話せるかどうかが一番違うと思います」

誤解を招くことを恐れずに言うのであれば、後方支援というのは些か「理想」を求める傾向がある。

「こうあるべきだ」
「こうした方が上手くいくはずだ」
「これを雛形にして横展開するべきだ」

確かにコンセプトとしては正しいのだけれども、「すべきだ論」を前線で適用するのは恐ろしいまでに難しかったりする。

この課題は、後方支援と現場の潤滑油となるべく人たちがいて、両方の組織からのフォローアップ体制が確立されていて、しかも年月のかかる作業だったりするから相当な根気と信念も必要になってくるんじゃないかと漠然と思っている。そういうことを踏まえて、組織を動かすキッカケを作れれば良いなと思っていたのだけれども、残念ながら挫折+腐っていた。だから現場に舞い戻ったというのも、逃げと言われれば逃げなのかもしれないけれども、腐っているよりはマシかなと。

ただ、後方支援の作業やらを通して、後方支援で何が行われていて、何を考えていて、何を求めていて、何を達成しようとしているかは何となく経験することが出来た。だから、その二つを繋ぐキッカケ作りを、今度は現場から出来ないものかと考えていたりそうでもなかったり。暗黙知を形式知に過不足無く昇華させるのって、ほぼ無理なんだよなとは思いつつも。攻殻機動隊で出てくる電脳とかがあったらどれだけ楽なことか。



現在就いている商談はいわゆる「グローバル商談」というやつで、イギリスのみならず、日本、ポルトガル、ドイツなんかとも接点が多い。それでもって、これがまた色々と難しい。

例えばどうでも良いところで言うと、この前ドイツ人とミーティングをしているときに、しきりに「ヴェーク」と言っていて、何のことかサッパリ分からなかったのだけれども、しばらくしてから「work」のことを言っていることに気づいた。そういえば、「VolksWagen」も「ヴォルクスワーゲン」じゃなくて「フォルクスヴァーゲン」なんだよな・・・。



もっと難しい話をすると、やはり国によって根本的なモノの考え方が違い、それぞれの話が全く噛み合わないことがある。

些かステレオタイプめいた意見にはなるが、ドイツ人は頑固。マエストロ的な矜持があるのかどうかは知らないが、ものすごく細かくて、完璧主義者で、譲歩をしてくれないので話が全く進まない。ただ、品質は高い。というか、個人的なことを言わせてもらえれば「まぁまぁ高い」なのだけれども、他国と比べれば高いというのは事実。

ポルトガル人は楽天的。とても話が合う。特に現場のやつらはツーカーで話が出来るので楽チン。そのせいもあってか品質はとても低い。この品質の低さは恐らく直らない・・・というか、直すにしても「楽天的でアバウト」が彼らの国民性であり、彼らを構成する根幹的な要素であるとするのであれば、ポルトガル人のそもそもの考え方や認識を修正するところから始めなければならないので相当な根気が必要となる。

で、イギリス人。もう、過去にも何度か書いたことがあるので詳細は割愛するにしても、やはり労働階級社会をベースにした白人優位主義みたいなものが根底にあるので、色々な意味で難しい。「俺らが正しいんだ!」だとか「契約でこうなっているんだから、ガタガタ文句言ってないでやれ!」と、そこまでダイレクトには言わないまでも、やはりそういう香りホンノリの漂っていて、鼻持ちならない。

日本人もね・・・これまた色々と問題があるのだけれども、端的に言うと(これは自分含めてなのだけれども)グローバル商談においては無知だなと思うことが多々ある。ここらへんはやっぱりヨーロッパ大陸の人間なんかが強いなと。まぁ、日本は島国だし、そもそもアジアだし仕方無いんだよな・・・。ただ、物事に対する柔軟性だとか調整能力は日本人は抜群に高い。全員が妥協出来る最大公約数を見つける能力だとか、ケンカをしないで上手く諭す能力だとか。これはもう日本人ならではだなと。



で、そういう有象無象を全てひっくるめて良い経験が出来ているなとは思うのだけれども、一方で何となく途方に暮れている部分があるというのも事実。

言語の違いのみならず、文化、歴史背景、それを基にした思考や行動パターンの違い。日本人同士で仕事をしていても色々と苦労するというのに、もうこういう追加要素が加わってくると、もう正直、手に負えないというか「あー、もうなんかよくわかんねーよ」の世界。

とは言いつつも、どっかから何かを始めないとどうにもならないし、やればどうにかなる世界だと思いながら、引き続き出たとこ勝負でアレを色々としていくしかないんだろうなと思っている次第です。

ま、どうにかなるでしょう。
きっと。

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麻婆ゴッタ煮

2009年10月30日 | 男の目分量料理
最近、飲み会ばっかりでして、あんまり料理をしていないんですが、そうは言いつつもやっていなくもなくてですね、そういうわけで今日は麻婆ゴッタ煮をアレです。

まずはイモとニンジンをアレします。





で、野菜やら肉をアレしたら





ニンニクと生姜をアレします。





続いてナスを・・・ね、





で、他のも・・・してですね、






塩、コショウ、豆板醤とかを入れたりすると良いんじゃないでしょうか。





そういう感じです。



隠し味にアレを入れると美味しくなったりするようなしないような。



全く何も伝わらないと思いますが、アレを色々とよろしくお願いします。

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ガタッ・・・バキッ!

2009年10月29日 | なんとなくアレなやつ
さて、タバコでも吸うか・・・。



ガタッ・・・




バキッ!





PSP壊しました。

もう良い歳なんだからゲームとかするなとかそういうことなんでしょうね。

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そんな言い方しなくても・・・

2009年10月28日 | ぐだぐだな会話
会社で仲良くさせて頂いている部長に声を掛けられた。

部「日本に出張してたんだけどね、君の日本の上司たちと会って来たよ」

け「お、どうでしたか」

部「あのね『どうせ言うこと聞かないだろうけど、好きなように使って良いよ』って言ってた」

け「な・・・別に言うこと素直に聞きますよ!」

部「そうなの?」

け「そうですよ!・・・もう一人の上司とも会いました?」

部「うん、『けんたがいつもお世話になってます』って」

け「そうですか」

部「ただね、『あいつヤカマシイでしょう、いつもご迷惑おかけしてます』とも言ってたな」

け「な、ヤカマシイって・・・」

どうやら言うこと聞かない上にヤカマシイらしい。
なんかちょっと傷ついた。

素直なつもりなんだけどな。

コメント (2)
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背表紙

2009年10月27日 | 本・映画・音楽レビュー
本棚を眺めていてふと思った。



新潮文庫が多い。

司馬遼太郎であれば他の文庫からも出版されているのに、なぜ新潮文庫ばかりなのだろうか、ということを考えていた。

そしてふと気付いた。
この翡翠一色が良いのだ。
本棚に並べたときに気持ちが良い。

ただそれだけ。
大した理由じゃない。



ただ、これを逆手にとって、小説の背表紙をジャンプの単行本風にしたら面白いんじゃないかとも思った。
ドラゴンボールでシェンロンの胴体が何巻にも渡って延々と書き続けられているみたいに。

例えば東野圭吾であれば何かの長い数式を延々と書き続けることが出来る。
池波正太郎の「鬼平犯科帳」や、平岩弓枝の「御宿かわせみ」シリーズであれば、深川や浅草あたりの日本画をそのまま背表紙に使うことも出来る。
司馬遼太郎であれば、洛中洛外図なんかをそのまま使っても面白いとは思う。

ものすごくチャレンジングなことをするのであれば、例えば、戦国武将やら幕末志士をデフォルメしてドラゴンボール風に描くことも出来るかもしれない。
司馬遼太郎ファンには確実に怒られるだろうけれども。



ただ、一つだけ言えるのは、そんなお茶目な背表紙があったら、購買意欲はものすごく刺激されるだろうなと。
好きな作家の作品を読める上に、本棚に並べたら楽しいだろうから。

というわけで、出版社の皆様、よろしくご検討ください。
「部数限定」だとか「期間限定」だとかであればいけませんかね?

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