ちょいと間が開いてしまいましたがヴェローナ。
以上、ヴェローナでした。
エキサイティングなモノは特に無くてですね、どちらかと言うと癒される的な場所です。「ちょいと散歩してマッタリしたいよね」とか「当時のイタリアの普通の生活がどんなもんだったのかを見たい」だとかであれば良いとは思うんですが、まぁ、そういう感じです。
ただ、幾つか個人的に面白かったところを紹介しておくとですね、まずはヴェネツィア共和国の紋章「有翼のライオン」が色々なところにあるということ。
で、何でヴェネツィア(「水の都」と呼ばれているアレ)の紋章がヴェローナで発見出来るのかという話。
実は、1405年から1797年までの400年もの間、ヴェローナはヴェネツィアに支配されていたんですね。そういう理由からヴェネツィア共和国の紋章がヴェローナの町の色々なところにあったりなかったりするわけです。
さて、他のも紹介しておくとですね、「ロミオとジウリエッタ」のアレ。
このバルコニーからジウリエッタが顔を覗かせていたという「設定」です。
ご存知の方も多いかとは思いますが、シェークスピア作品というのはパクリが多くてですね、ここヴェローナで流行った「ロミオとジウリエッタ」をシェークスピアが参考にして例の戯曲が作られたというわけです。
ところがところが。
このヴェローナ発祥とされる「ロミオとジウリエッタ」も、実はシエーナを舞台にした「マリオットとジアノッツァ」という作品をパクっていて、さらにその「マリオットとジアノッツァ」も西欧の民間伝承やギリシャの古典物語が起源らしく、要はパクリのオンパレードだという話なわけです。
まぁ、きっとこの手の火曜サスペンスよろしく愛憎劇というのは、どの時代でもどの世界でも同じようなものなのでしょう。というか、そう考えると「ロミオとジュリエット」も、火曜サスペンス劇場のように、ソファーで横になってセンベイかじりながる見る程度の話だったのかもしれません、実は。
続いて、この「ロミオとジウリエッタ」の建物の中にあった絵画。
いや、別に嫌らしい話をするつもりはなくてですね、これは歴史的観点から見て面白いと思ったわけです。
というのも、その昔、ヴェネツィアというのは世界各国から色々な風習・風俗が流入してきているという点でファッションの発信地だったわけです。で、諸々の理由により「娼婦」のような服装が流行ったことがあってですね、当時の上流階級の淑女たちがこぞって胸元が大きく開けたような服を着ていたんですね。
この絵はさすがにやり過ぎ感がありますが、当時のファッションだとかを確認出来るという意味では面白かったりするわけです。
加えて、この当時は痩せている女性よりも恰幅が良い女性の方がモテたとか。体型の話だけで言うと、昔の日本もそうでしたね。豊満な女性の方が魅力があるとされていたので。池波正太郎の話なんかを読んでいると、そこらへんが艶かしく描かれていて面白いです。
ただ、そうやって考えると、ファッションだとか流行だとか嗜好だとかっていうのは、短いスパンで見れば小さな変化しか起きていないんでしょうが、長い期間で見れば随分と大きく変化してきているんだな、なんて思ったりもするわけです。今の我々のファッションも数百年後に何と言われていることやら。
そして最後にこちら。
サン・ピエトロという教会がある丘からの景色。
当時の隆盛が思い起こされる絶景でした。
それにしてもこの景色を見ていて「何で建築様式がポルトガルやドブロフニクと似ているんだろうか」だとか、「何でこの河には荷物を積み降ろすような岸が無いんだろうか」だとか、
そういうことを色々と考えさせられたのですが、話を始めると長くなるので割愛しておきます。
以上、ボクの自己満足的な話が随分と多くなってしまいましたが、そんな感じです。
次はいよいよヴェネツィアです。
ヴェローナから電車で向かいます。
以上、ヴェローナでした。
エキサイティングなモノは特に無くてですね、どちらかと言うと癒される的な場所です。「ちょいと散歩してマッタリしたいよね」とか「当時のイタリアの普通の生活がどんなもんだったのかを見たい」だとかであれば良いとは思うんですが、まぁ、そういう感じです。
ただ、幾つか個人的に面白かったところを紹介しておくとですね、まずはヴェネツィア共和国の紋章「有翼のライオン」が色々なところにあるということ。
で、何でヴェネツィア(「水の都」と呼ばれているアレ)の紋章がヴェローナで発見出来るのかという話。
実は、1405年から1797年までの400年もの間、ヴェローナはヴェネツィアに支配されていたんですね。そういう理由からヴェネツィア共和国の紋章がヴェローナの町の色々なところにあったりなかったりするわけです。
さて、他のも紹介しておくとですね、「ロミオとジウリエッタ」のアレ。
このバルコニーからジウリエッタが顔を覗かせていたという「設定」です。
ご存知の方も多いかとは思いますが、シェークスピア作品というのはパクリが多くてですね、ここヴェローナで流行った「ロミオとジウリエッタ」をシェークスピアが参考にして例の戯曲が作られたというわけです。
ところがところが。
このヴェローナ発祥とされる「ロミオとジウリエッタ」も、実はシエーナを舞台にした「マリオットとジアノッツァ」という作品をパクっていて、さらにその「マリオットとジアノッツァ」も西欧の民間伝承やギリシャの古典物語が起源らしく、要はパクリのオンパレードだという話なわけです。
まぁ、きっとこの手の火曜サスペンスよろしく愛憎劇というのは、どの時代でもどの世界でも同じようなものなのでしょう。というか、そう考えると「ロミオとジュリエット」も、火曜サスペンス劇場のように、ソファーで横になってセンベイかじりながる見る程度の話だったのかもしれません、実は。
続いて、この「ロミオとジウリエッタ」の建物の中にあった絵画。
いや、別に嫌らしい話をするつもりはなくてですね、これは歴史的観点から見て面白いと思ったわけです。
というのも、その昔、ヴェネツィアというのは世界各国から色々な風習・風俗が流入してきているという点でファッションの発信地だったわけです。で、諸々の理由により「娼婦」のような服装が流行ったことがあってですね、当時の上流階級の淑女たちがこぞって胸元が大きく開けたような服を着ていたんですね。
この絵はさすがにやり過ぎ感がありますが、当時のファッションだとかを確認出来るという意味では面白かったりするわけです。
加えて、この当時は痩せている女性よりも恰幅が良い女性の方がモテたとか。体型の話だけで言うと、昔の日本もそうでしたね。豊満な女性の方が魅力があるとされていたので。池波正太郎の話なんかを読んでいると、そこらへんが艶かしく描かれていて面白いです。
ただ、そうやって考えると、ファッションだとか流行だとか嗜好だとかっていうのは、短いスパンで見れば小さな変化しか起きていないんでしょうが、長い期間で見れば随分と大きく変化してきているんだな、なんて思ったりもするわけです。今の我々のファッションも数百年後に何と言われていることやら。
そして最後にこちら。
サン・ピエトロという教会がある丘からの景色。
当時の隆盛が思い起こされる絶景でした。
それにしてもこの景色を見ていて「何で建築様式がポルトガルやドブロフニクと似ているんだろうか」だとか、「何でこの河には荷物を積み降ろすような岸が無いんだろうか」だとか、
そういうことを色々と考えさせられたのですが、話を始めると長くなるので割愛しておきます。
以上、ボクの自己満足的な話が随分と多くなってしまいましたが、そんな感じです。
次はいよいよヴェネツィアです。
ヴェローナから電車で向かいます。