that blog-ish thingy

ブログ的なアレです。

背表紙

2009年10月27日 | 本・映画・音楽レビュー
本棚を眺めていてふと思った。



新潮文庫が多い。

司馬遼太郎であれば他の文庫からも出版されているのに、なぜ新潮文庫ばかりなのだろうか、ということを考えていた。

そしてふと気付いた。
この翡翠一色が良いのだ。
本棚に並べたときに気持ちが良い。

ただそれだけ。
大した理由じゃない。



ただ、これを逆手にとって、小説の背表紙をジャンプの単行本風にしたら面白いんじゃないかとも思った。
ドラゴンボールでシェンロンの胴体が何巻にも渡って延々と書き続けられているみたいに。

例えば東野圭吾であれば何かの長い数式を延々と書き続けることが出来る。
池波正太郎の「鬼平犯科帳」や、平岩弓枝の「御宿かわせみ」シリーズであれば、深川や浅草あたりの日本画をそのまま背表紙に使うことも出来る。
司馬遼太郎であれば、洛中洛外図なんかをそのまま使っても面白いとは思う。

ものすごくチャレンジングなことをするのであれば、例えば、戦国武将やら幕末志士をデフォルメしてドラゴンボール風に描くことも出来るかもしれない。
司馬遼太郎ファンには確実に怒られるだろうけれども。



ただ、一つだけ言えるのは、そんなお茶目な背表紙があったら、購買意欲はものすごく刺激されるだろうなと。
好きな作家の作品を読める上に、本棚に並べたら楽しいだろうから。

というわけで、出版社の皆様、よろしくご検討ください。
「部数限定」だとか「期間限定」だとかであればいけませんかね?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Top Gear | トップ | そんな言い方しなくても・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本・映画・音楽レビュー」カテゴリの最新記事