少々オーディエンスが限定されてしまう話題ですが、ここ数カ月、一番はまっているのがローマです。
きっかけは、塩野七生の「ローマ人の物語」。
単行本で40巻ぐらいの長編歴史大作です。
紀元前717年から話が始まるわけなので、そういう意味では40巻でも短いのかもしれませんが、まあ、いずれにしても読むのに相当な根気が必要とされる作品です。
これの副読本として「ガリア戦記」とかも読んでいます。
これは、カエサルがプロコンスルとしてガリア地方を平定していたときに、カエサル自身がローマに対して提出し続けた「報告書」。
「事実は小説より奇なり」じゃないですけど、やはり生々しいリアルな情報は面白いなと。
自分もこんな正確かつワクワクするような報告書をかけるようになりたいものです。
で、その「ガリア戦記」に、ルキウス・ウォレヌスとティトゥス・プッロという二人のケントゥリオ(百人隊長)がチョイ役として出て来るんですが、その二人を中心にローマ史を描いたのが「ROME」という海外ドラマ。
Rome Season 1 Trailer
カエサルとアントニウスがなかなかのハマリ役でした。
アントニウスのいい加減な感じがたまらない。
ただ、本来サイドストーリーであるはずのウォレヌスとプッロの話が盛り上がり過ぎ。
本筋が若干おろそかになっている気がしないでもない。
あとは合戦シーンが無いのが残念。
ちなみに、シーズン1は、ガリア戦記後期からシーザー暗殺まで。
シーズン2は、まだ見ていないので分かりませんが。
あと、この作品、史実とは少々違うところも散見されるっぽいので(例えば、ウォレヌスとプッロが同じ13部隊に居ただとか)、これはあくまでも「海外ドラマ」として観た方が良いのかなと。
まあ、でも面白いです。色々と。
というわけで、引き続き「ローマ人の物語」は読み続けるとして(まだ14巻:パクス・ロマーナ)、あとはiTunes Uの歴史講座だとかボチボチ見ていきたいと思っています。
それにしてもイタリア、また行きたいなあ。
ヨーロッパ方面に赴任とか無いかなあ。