that blog-ish thingy

ブログ的なアレです。

Pub Golf

2009年01月17日 | 旅行とか出張とかアレとか
先日、イギリス、ベルギー、スペイン人の友達と10人ぐらいでパブで飲んでいたのだが、いきなり奇妙な格好をした団体がパブに入ってきた。

全員、昔ながらのゴルフウェアを着ているのだ。



(ハンチング帽とか、タータンチェックの上着とか、ズボンを長い靴下の中に入れたりだとか)



何だか楽しそうなので、何をしているのか聞いてみると「今、Pub Golfのラウンド中でさ」とのこと。

Pub Golfとは、要するに、ロンドン市内にあるパブを回り、それぞれのオリジナルラガー、ウィスキー、ワインなどを飲んでいくという企画。それぞれのアルコールが1ホール扱いで、ハーフラウンドなら9軒、フルなら18軒回るという企画。

さらに、何ショットでホールアウト出来るかもしっかりと記録する。
イッキに飲めたら、ホールインワン。
途中で休んだら、休んだ分だけ打数が追加される。

そういうアホで無意味な企画を、トラディッショナルなゴルフウェアを着て回るのだと言う。



「今回はすごく辛くてさ、1軒目がワインで、3軒目がウィスキーで、もうそろそろヤバイ。ちなみにここは7軒目ね」

とか言いつつ、運ばれてきたラガーを飲む彼ら。



ただ、さすがに連戦の疲れがここに来て出ているのか、このラガーを消化するスピードが有り得ないくらいに遅い。

「もう無理ッス・・・」

そんな胃袋の悲鳴が聞こえてきそうなくらいだ。

そういうこともあって、ものすごい真顔でラガーを消化している。
全く楽しそうに飲んでいない。
お前らは修験者か。



一人は3分くらいかけて飲み干した(ホールインワンした)のだが、もう一人は途中で挫折。

「ここまでずっとホールインワンで来てたのに!」

ものすごく悔しそうに語る彼は、既に30代で子供もいるらしい。

「歳とっても、やっぱり野郎共で面白いことやりたいじゃない?」

そう笑顔で語る彼らは、なんだか少し輝いて見えた。
顔は青ざめていたけど。

・・・今度、俺もやってみようかな。

コメント
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