けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

LHASA!!!<in TIBET< in CHINA

2005-09-07 23:59:35 | チョーオユー
碧い空、流れる雲、乾燥した風…
息が苦しくて「やったね!着いたね!」ってうまく言えない。
でも、みんな笑顔です。

中華人民共和国チベット自治区ラサ。
この街も中国の他の街と同様にめまぐるしい発展を続けています。
空港からラサの中心街までショートカットできる橋とトンネルができ、
前日に開通したとのこと!30分位でたどり着けるのでビックリです。

空軍が離着陸できる空港からチベットの中枢が遠かったのは、
それなりに昔は深い意味があったんです。でも今は…
中国の標準というか漢民族の文化に支配されつつあるんでしょうね。
伝統的な文化や信仰心をチベットの若者は守っていけるかな。

僕の時計“NIKE ASENT&COMPASS”の標高は3694m。
昨年チョモランマの時、ガイドの高橋玉樹さんにお願いして、
“いいよねっと”から提供してもらった[e-trex]の標高も
ほぼ同じなので、なかなか正確にでているようです。
時差は、日本と1時間差。ですから到着日は、すぐに夕食となりました。
機内食が、サンドイッチとキットカットだけでしたので嬉しいです。

さて、昨日は、メールをつなぐことができなくてすみまそん。
衛星電話が不調で、部屋からの電話回線からもサーバーに繋がらない。
どうしようかと思いましたが、今日は奥の手で。

本日は、チベット登山協会で朝から打ち合わせ。
これからの日程やヤクの数などを確認します。隊員の皆さんはその間、
ゆっくりと朝食を食べて過ごしていました。
11時より、デブン寺という14世紀に建てられたお寺に車で移動。
境内を観光した後に裏山に高度順応のために登りました。
約3750mのお寺から約4150mくらいまで、4人でゆっくりと登りました。
上からのラサの眺めを見て「チベットに来たんだね。」という
気持ちが改めてわいてきました。

街に下りてから、車のドアに竹下さんが手を挟んでしまい、
その治療に地元の病院へ。骨に異常は無く傷も浅かったですが、
私の心臓はドキドキしてて…でも、本人はケロっとしてんだよね。
その後に車から降ろしてもらい、大昭寺というお寺の廻りにある
八角街というマーケットをお散歩しながらホテルに帰ってきました。

夕食後、PCの接続です。奥の手とは…
ホテルにあるビジネスセンター(といっても相当しょぼい!)で、
置いてあるデスクトップのLANを引っこ抜いて特別に接続させてもらった!
11時まで、監視付で使わせてもらえることに。(^_^;)

という訳で、この接続もそろそろ限界です。
また、明日つながせてもらえますように。

PS:そうだ!ニックネームが決まりました。
  竹下さんはクムジュンコ小川さんはマコロじい指崎さんはサシローです。

photo:大昭寺で五体投地するラマ教信仰者達。