けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

07ヨーロッパミッション、終了いたしました!

2007-08-31 05:18:28 | ヨーロッパアルプス
長いと思っていた今夏の予定もあっという間に過ぎました。
振り返ってみれば、天候に苦しめられたアルプスだったと思います。
ツェルマットのガイドセンターでは、マッターホルンに50組程度しか
登頂できていないとの事です。アイガーは更に少ないでしょうね。
でもたくさんの事故も起こりましたので皆さん無事で何よりです。

今年ラストのゲストは北海道から来たAファミリーの皆さん。
最年少8歳の男の子を含み、ブライトホルンに全員で登頂!素晴らしい!
その感激と勢いで、ヴィアフェラータも体験しちゃいました!!
暗い感じの07アルプスでしたが、最後にとっても明るい気持ちになれて、
とってもハッピイでした。アルプスで出会った皆さん!
現地でサポートしてくれた友人たち、本当にありがとう!感謝感謝です!
またどこかで会いましょう!

Photo:ブライトホルン山頂で嬉しい笑顔!息苦しかったけど、足痛かったけど、やったね!


Photo:②ほんとうに明るい冒険家族、Aファミリーの面々!
     ③明るいママ、優しい長女、陽気な次女の「ナデシコチーム」
     ④頼もしいパパ、やんちゃなで可愛い長男の「男に二言は無いチーム」


Photo:⑤8月15日リンプフィッシュから見た黒雲に囲まれ紅く染まるマッターホルン。
     ⑥Nマダム、H姉さん、タカピー、日本に向けて朝5時半に出発でした。
     ⑦同日8時にAファミリーの出発を見送り、07アルプスが終了しました。
       皆さん、本当にありがとう!

少し天候が回復しましたが…

2007-08-25 02:10:16 | ヨーロッパアルプス
アレッチを歩いた一行は、ツェルマットに抜けてからも
雪の影響があり、ブライトホルンのノーマルルートでさえも
登ることができませんでした。雪崩れの危険があるからです。
モンテローザのルート上には、幅200m位の破断面ができていました。

さて、東京からNマダムとH姉さんの女性2人組が到着。
翌日の天気は快晴でしたので、予定通りにリッフェルホルンの快適なクライミングへ。
その後、このお二人は天候に合わせて、効率よくアルプスを楽しまれました。

Photo:リッフェルホルン山頂。マッターは隠れていますが、雪が被っているのがわかります。


Photo:②EGGのチームタカ③KANTEのチームけんけん
      ④翌日は高度順応、ブライトホルンでのH姉さん。
      ⑤さらにリンプフィッシュホルンへ。フルアルプ小屋へはMバイクで。


Photo:⑥朝焼けに染まるリンプフィッシュ。ガスの中に見える奥のピークが山頂!
     ⑦この日の岩は凍っていてとても状態が悪かったです。よく頑張りました。
     ⑧H姉さん登頂!「登れるところお任せプラン」の考えが彼らの成功かも。


Photo:⑨ゴルシュや⑩野生のエーデルワイスが咲くシュビーネンにも行きました。
     ⑪シュビーネンの核心部⑫ツエルマットが眼下に見え絶景の場所です。

アレッチ氷河を歩きました。

2007-08-14 22:57:35 | ヨーロッパアルプス
グリンデルワルトに福島のKさんと東京のマダムMが到着。
ファールホルンで足慣らしの後、ヨーロッパ最大の
アレッチ氷河を2日かけて歩き、そのままザースフェーへ。

8月8~9日は、スイス中が大雨となり各地で災害が。
ザースフェーは、標高1800mなので大雪。停電が2時間近く続きました。
この雪の影響でスイスの山も暫く登れなくなり、予定していたアラリンホルンと
ブライトホルンには登れませんでした。残念!
今年の夏のアルプスは、いったいどうなっているのでしょう…。

Photo:ユングフラウヨッホから見おろすアレッチ氷河。全長25キロ、最大深900m!


Photo:②アルプスのガイドブックで有名な写真家の小川清美さんにお会いしました。
      お手製のカレーの夕食にご招待されました。美味しかった。
     ③フィリストよりバッハアルプゼーへ。この日は良いお天気でしたが。
     ④そしてファールホルンへ。裏側にはブリエンツ湖が見えます。

Photo:⑤ユングフラウヨッホで順応中のマダムMと先週から継続のTさん。
     ⑥氷河の上には、水が流れています。人が渡れないような大きなものも。
     ⑦コンコルディアプラッツと呼ばれる3つの氷河の合流地。1週間前に
      国際ガイド連盟の会長がここでクレバスに落ち息をひき取りました。

Photo:⑧コンコルディア小屋でロープを束ねるKさん。オートルートでもご一緒でした。
     ⑨雨の中フィーシュへ下山。氷河特急にてブリーク、バスでサースフェーへ。
     ⑩うひゃ~!着いてみると雨は雪に!停電も2時間近くおこりました。
      あきらめのつく天候です。

そしてオシュテック小屋へのヴィアフェラータ

2007-08-06 14:01:35 | ヨーロッパアルプス
YさんもTさんも予備日を使って待ちましたが、
結局は天候が悪くアイガーは断念。
最終日は、ヴィアフェラータをやりたいとの事で
アイガーのミッテルレギ山稜の基部にある
オシュテックルートへ。

YさんTさんも予定の日程が終了し、Tさんは新しいグループに合流して
ヨーロッパ最大のアレッチ氷河を2日かけて歩きフィーシュに抜けます。

Photo:オシュテックへの途中にある岩峰にてTさんタカピーチーム。

Photo:②オシュテックへのクーロワールを登る。
      ③オシュテック小屋の前で記念撮影。たくさんの人が来てました。
      ④アルピグレンへ戻って乾杯です。左がYさん右がTさん。

建国記念日&メンヒ登頂

2007-08-06 13:45:58 | ヨーロッパアルプス
新しくYさんとTさんがアイガーに登るために
グリンデルワルドにやってきました。
まずは、メンヒに登頂して高度順応。
雪が多くて、初めからアイゼンでした。

Photo:メンヒの山頂雪稜を登るTさんタカピーチーム。


Photo:②これがメンヒ。ノーマルは右のスカイラインで、手前の岩稜は西稜。
     ③アレッチの源であるユングフラウフィルン。巨大なクレバスがたくさん。
     ④山頂からの眺め。すぐお隣はユングフラウ。遠く右奥にモンブラン。
        真ん中の彼方で黒く尖がっているのがマッターホルン。


Photo:⑤~⑧民族衣装を着た人たちがメインストリートをパレード。
       夜はヨーデルやら演奏があり、最後に花火を見れました。

JAGIHORN

2007-08-06 09:30:14 | ヨーロッパアルプス
ザースグルントからホーサースへ向けて出発。
ヴァイスミースを仰ぐ対岸にその岩山はある。
数本のスポーツクライミングのルートと
ヴィアフェラータがある。高度感は抜群だ!

Iさんとみっちゃんは、アイガーに登ることはできませんでしたが、
サースフェーの山を堪能し、ツェルマットの最終日には
パラのタンデムフライト&ゴルナーゴルシュを楽しんで帰国となりました。
お二人ともお疲れ様でした。

Photo:Iさんケンケンチームの登り開始。


Photo:②~④これって何?って感じでしょ?