けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

にっぽん!ちゃちゃちゃ!

2008-10-17 23:17:20 | マナスル08
なんとなく頭の中で勝手に
「にっぽん!ちゃちゃちゃ!にっぽん!ちゃちゃちゃ!…」って回ってる。

忙しい日本。 ある意味カトマンズより喧騒の日本。

でも日本に帰ってきたんだよねぇ~。いろんなものが迎えてくれる。
日本人として育ったこの身体にエナジーをいろいろ補給してくれるんですね~。

帰国した日に、関西空港からモコパパに先導されて船で神戸港へ直行!
そして、お寿司と焼き鳥をたらふく食べました~!他にも…
神戸地蔵屋の食パン、A-1の神戸牛、南京町のふかひれラーメン、
豚マン、串かつ、コロッケ…etc、もちろんビールもゲプゲプってくらい。
真昼間に渚の湯にも入ったし、震災の碑があるメリケンパークや異人館にも。
…にっぽん、ちゃちゃちゃ!って感じでしょ?(皆さん仕事中にスミマセン…)
写真は有名なポートタワーの夜景、うろこ館、メリケンパーク、神戸牛!
  
昨夜の最終の新幹線で東京にゴロゴロ荷物引いて帰ってきて、
1日半で神戸系グルメを堪能したお腹をかかえてドカーンと眠りました。

そして、そして本日は…
荷物をバッタバッタとつくって、車を運転して新潟県は湯沢・苗場へ~!
「けんけん隊長と行く“苗場山・坂戸山トレッキング2008”」のイベントで、
会場となる苗場プリンスホテルにお邪魔しております。→こんな告知も

車を運転するのは好きなほうで、移り行く回りの景色を楽しみながら、
山道をせめて走っているのも、やっぱり「日本、ちゃちゃちゃ!」って感じです。

プリンスホテルで簡単なブリーフィングの後に、やはり、
グルメ三昧な夜が待っていました。

う~ん完璧なリバウンドコースを辿ってますが、
明日からの天気と美しい紅葉と運動に期待して…
…ビールをもう一杯だけ飲んで眠ることにします。(笑)

日本に到着!

2008-10-15 10:35:12 | マナスル08
関西空港に朝6時に到着しました!無事に日本に帰ってきました!

出口の外に“しのしの@大阪”君が待っていてビックリ!
一瞬だけご挨拶したら、会社に飛んでいきましたが…。
ありがとう。

それぞれのカレーオヤジは帰途に着きました。
さてさて、それぞれの忙しい日本の生活が始まるのかな~。
確実に僕はそうなるでしょうが…。
みなさん、ありがとうございました。

カトマンズ出発します~!

2008-10-14 14:09:03 | マナスル08
名残惜しいですが、バッタバタのカトマンズをあとにします。
倉庫の整理は、竜石がガッチリやってくれました。

その間に取材やら、観光局のブリーフィングやらと出回り、
なんとか2日間でやらなければならないことは終了。

ヒロちゃんは、日本の経済が気になって一足先に帰国。
湘南爺は、カトマンズが気になって2~3日の居残りをします。

それ以外の隊員たちは一緒に日本に向います。
はやく寿司くいて~。

例によってインスタントにTシャツをつくり、そこに隊員&スタッフの
寄せ書きをしてもらってタメルに遠征登山隊御用達バーの「Tom&Jerry」の壁に
飾ってもらいました。しみじみとTシャツを見ています。
みなさん、ほんとに応援ありがとうございました~!

カトマンズ~~~!!!

2008-10-12 17:27:33 | マナスル08
昨日に野戦キャンプを脱出するように到着しましたカトマンズ!
ここまでくれば、もう絶対に安心!

装備のチェックや隊員たちの動向などなど…
また、カトマンズレポを後でおくります。
とり急ぎご報告まで。

サマ、ホリデイ~!

2008-10-11 07:45:47 | マナスル08
けんけん@サマ村です。

雪のBCを後にして、サマ村までのトレッキングルートを下山してきました。
来るときには緑が茂っていた山々も、赤や黄色とすっかり秋色になっていて、
季節が巡ったということを感じさせてくれました。
写真はサマまでの下り道。秋色の草地でランチしています。
昨夜は、ポーターに運んでもらった荷物をばらして出すことができず、
ソーラー関係を設定できずにPCが開けませんでした。
(おまけになぜか頭痛がして、ヘロヘロになって寝床に着いたので…へへへ)

本日は小型のソーラーだけを起動させて、なんとか電気を得ましたが、
PCと衛星端末を動かすのに充分な量とはいえません。
また、村の有線電話が壊れたらしく、ヘリのチャーターのために必要な交渉を
衛星電話でしなくてはならないので、その電話のチャージも必要です。

違う外国隊のスタッフは、2時間かけて隣の村まで電話をしに行ったらしいですが、
そこの電話も壊れていたので、明日は別の村へ4時間かけて歩いていくそうです。
電話一本かけるのも大変なんですね。

さてさて、カレーオヤジたちはもちろん元気ですよ。
昼間っから、泡の出る飲み物で喉を潤おして、それはそれはご機嫌です。

そんな中で、
モコパパはCWX姿になって下流の村に走りにいって村の子供を脅かしたり、
ワリソーは、飯田橋留守番隊が送ってくれた徳島新聞の記事を見て照れまくったり、
湘南爺は、10月25日(土)の「AG創立10周年記念パーティー」に
パネル出展するといって、マナスルの撮影にかなりの気合が入っています。
その他のオヤジ殿は、株の話しやカメラの話などなど…勝手にしております。

さてさて、問題のへリなのですが…
マナンヘリコプターのロシア製のMI8が壊れてしまいずっと修理をしていて、
最近にリペア完了したとの事で安心していましたが、航空局の許可が出ないそうで、
やはり飛んで来る見込みがつかないそうです。そこで…、

タラララッタラ~♪
「タケコプタ~!」
(大山のぶよバージョンで!)

…それは荷物が多くて無理ですが、
なんと、ネパール軍のヘリをチャーターしました~!エーーー!!!
アーミーが庶民のためにヘリを飛ばしてくれる。…しっかり金取るけどね。
おお、なんか「地獄の黙示録」のワーグナーの曲が流れてきたような。
軍服着て、ライフル持たされるのかなぁ。顔にもペイントして。

そんなに忙しいお方はカレーオヤジの中に
いらっしゃらないと思うのですが。(スミマセン)
んなわけで、明日の早朝にはサマに別れを告げて、
カトマンズに飛びたいと思っています。

僕も来週末には、苗場プリンスホテルが主催する
「けんけん隊長と歩く“紅葉の苗場山”」というイベントがあったような…。
参加者は集っているのだろうか…?心配になるけど。

カトマンズに戻ったら、大急ぎで隊の荷物をメンテナンスして倉庫に整理して、
帰国予定便のTGにしっかり飛び乗らないとね。

カトマンズに到着しましたら、またご報告いたします!
雨が降ってきましたが…ヘリが飛んでくることを祈って。

  
Photo:②サマ村のロッジの庭でくつろぐカレーオヤジたち。
③マイラがモコパパの誕生日と登頂祝いのケーキを作ってくれました。
④はい、犬ですが何か?

BC最終日です。

2008-10-09 04:01:39 | マナスル08
けんけん@最後のBCです。

今日は、午前中に少し晴れ間が出ましたが、その後はずっと雪。
昨日のうちにAG隊スタッフ&隊員全員がBCに戻ってきて
本当に良かったとしみじみ思います。

ベースキャンプは、各登山隊の撤収ラッシュで、ほとんどの隊が下山しました。
今日も雪の中をサマ村から来たポーターたちが荷物を担いで降りて行きます。
各隊のキャンプサイトのテントが張られていた場所だけ雪が積もっていないので、
そのテント跡がまるで住宅分譲地の空き地みたいになっています。
そこに、プジャの祭壇とタルチョだけが取り残されて…ちょっと寂しい感じです。
写真は、すぐお隣のスペイン隊の荷下げに来たポーターたちです。
そんな景色を眺めては手が止まり、ボ~っとしてしまいます。
ネパールスタッフたちは、精力的にどんどんと隊の荷物を整理して
パッキングしていくのに、自分の荷物は一向に片付きません。

隊員のオヤジ殿たちはどうかなぁ?パッキングの進み具合も
いろんな想いがつまったカレーオヤジたちの顔色や体調やメンタルも気になります。

小学校の国語の教科書でマナスル登山隊の話を読んだ記憶があります。
日本人の私達にとってマナスルという山はエベレストよりも特別なのかもしれません。
特にそのマナスル登頂で盛り上がった時代を知っているカレーオヤジたちにはね!

25隊200人を越えるであろう登山者たちが集った2008年秋のマナスル。
1ヶ月を越える滞在中に、その頂に立つ事を許してくれた日は、たったの4日間。
C1も建設できずに撤退した隊もあったり、実は仲間を亡くした隊もありました。

まだまだ、頑張って活動している人たちもいますが、山頂に立てた人は50人もいない。
25%の登頂確立のこの山でAGカレーオヤジは、よく頑張ったと思います。

組織力や若いパワーをもった登山チーム、登山暦の凄い猛者たちが成しえなかった事を
カレーオヤジたちが達成してしまったという事実って何だろう?
それってマナスルへの特別な思い入れと、60年以上生きてきた人間の“生きる力”が、
オヤジたちを山頂に導き、BCに無事に帰って来させたんじゃないかなぁ~なんて思う。

でもね…、

“登れた人、登れなかった人、…そこに勝者も敗者もいません。”
“マナスルに向かった勇者がいるだけです。”

これね、湘南爺のつぶやきからパクリました。(笑)
なるほどね。どの人にも良い風が吹いて欲しいです。

…つーか、そんな事思ってないで、パッキングしなきゃ!

雪は、今もまだまだ降り続いています。
マナスルは、登山シーズンが終わり、これから厳しい冬がやってくるんでしょうね。

明日は、サマ村に皆で下山します。
みなさん、本当に本当に応援ありがとうございました。
昨夜の乾杯の瞬間×3枚貼り付け!みんな凄い顔!
ワリソーの記事が9日の徳島新聞朝刊に載ります!凄い!
  

竜石チームただ今帰還!

2008-10-07 19:11:48 | マナスル08
ネパール時間15時15分。
元気な足取りで、そして最高の笑顔で3人がBCに帰ってきましたぁーーー!!!

ご心配おかけいたしましたが
これで「AGマナスル登山隊08」“カレーオヤジチーム”
全員が無事に揃いました。よし!よし!よし!

3人の姿がモレーンの向こうから見えたときには、もう絶叫です!
湘南爺なんて雪の中を30分くらい立って待ってました。
もちろん、ネパールスタッフたちもとてつもない荷物を担いで到着しています。

最高です。こんなに嬉しいことはありません。
みんながいるというだけで、もう他には何もいらない。
生きてるって素晴らしい!もう涙でPCの画面が見えませ~ん!

よ~し、取っておきの泡の出る液体で乾杯だ~!
クソー!一人1本じゃ足りない。もっと荷揚げすりゃよかった!
(あれ?何もいらないって言ったけ?)

とにかく、全員が満面の笑みで再会できたことを報告します。
応援してくださった、たっくさんの皆さんに感謝と御礼を申し上げます。
ありがと~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!
BC長老に迎えられる竜石チームの3人!よく歩いて帰ってきたね!すげぇ!

奇跡の晴れ間。

2008-10-07 14:04:00 | マナスル08
なんとアタック開始前の予報とは違って青空です。
昨夜の大雪がうそのようです。皆さんの晴れビームがとどいたのでしょう。
ありがとうございます。

ダワ・チリとボビーとゲルブは荷下げのためにC2に向って朝の4時半には
BCを出発していきました。キッチンボーイの2名もC1からの荷下げの
ヘルプスタッフとして一緒に上がっていきました。

C2の竜石チームですが、サーダーのプラチリから9時頃に無線連絡が来て、
これからC1に向って下山するとの事でしたから、ゆっくりしているのでしょう。
焦らず、落ち着いて下山を続けてくれれば、それで良いです。
午後3時頃(日本時間18時頃)には元気な笑顔が見れると思います。
写真は今朝のBCから見たマナスルです。Photo by 湘南爺

C2帰還

2008-10-06 23:35:44 | マナスル08
飯田橋留守番隊です。

平岡チームC2に無事到着しました。
先日の降雪で大変なラッセルを強いられたようで、
下山にも大変な体力が必要だった模様です。

でも、強靭なシェルパ、竜石ガイド、そして何よりも
ワリソーさん、ひろちゃんの頑張りでC2まで無事に下山できました。
本当に疲労困憊だと思いますが、今晩はゆっくりと休んで
明日はのんびりとBCまで戻ってください。

BCまでは簡単な道のりと思えますが、
アイスフォールの通過、先日からの降雪による積雪で
ラッセルを強いられると思います。後一歩で本当の安全圏です。

皆さんの最後の、最後の声援をお願いします。

竜石チーーーーームがんばれーーー!!!
もう一日だけ天候持ってくれーーー。


竜石チームも登頂!!!

2008-10-06 14:04:20 | マナスル08
飯田橋留守番隊からです。

竜石チーム登頂です!!

現地時間10時30分に竜石ガイドより衛星電話が入りました。

同じく現地時間で9時30分
8163mのマナスルの山頂に、ワリソー、ひろちゃん、竜石ガイド、プルバ・チリ・シェルパ、ダワ・デンディー・シェルパの5人が到達しました!!
おめでとう。おめでとう。おめでとーーーーう。

既に下山を開始しており、現在C3まで残り1時間弱の7800mまで下ってきています。お二人も元気な様子で、竜石ガイドより「安全圏まで降りてきたので安心してください」と心強い言葉が出ました。8000m近くの標高にいるとは思えないほどの元気な声でした。

第一声が「あ、どうも竜石です」と普段日本で会社に電話かけてくるのと変わらない調子だったので、ちょっと笑ってしまいました。

まだ、時間に余裕があるので、C3は通過してC2まで降りる予定とのことです。

もう少しで完全な安全圏です。
もうしばらく皆の力をマナスルに送ってあげてください。

ワリソー&ヒロちゃんおめでとう!!
写真追加です!左からワリソー、カジ、ヒロちゃんの3名。いい写真です!

竜石チーム登頂しました!

2008-10-06 14:03:06 | マナスル08
けんけん@雪降るBCです。

無線の状態が悪く、よく聞き取れなかったのですが、
5名(?)が登頂したとサーダーのプラチリから連絡がありました。
5名は不可解。自分のこと数えていないのかな~?

登頂時刻など、詳しいことはわかりませんが、
スラヤで飯田橋に連絡もあるだろうから。
C3に到着するまで待ちたいと思います。

写真は昨日のもの。ニセピークと言われる山頂です。

竜石チーム頑張れ!

2008-10-06 12:34:39 | マナスル08
けんけん@筋肉痛&少し雪目のBCです。
BCは、昨夜の雪が20センチほど積もり、一面の銀世界です。
その中を撤収するチームの荷物を運ぶポーターが行きかいます。

朝の3時より無線をOPENしていますが、何の連絡もありません。
トランシーバーは持っていても、最終キャンプはテント内が霜でまるで冷蔵庫。
落ち着いて考えをまとめる余裕は無いでしょう。

優先的に今しなければならないことでいっぱいいっぱいです。
彼らにしてみれば、それはとにかく出発すること。

山頂稜線に入ると無線はBCへは届きません。
なので彼らはアタックしている最中と予想します。

BCの上には雲がかかっていますが、遠望できる山々から判断すると、
雲は7000m付近より下に存在しているため、“希望的には”
彼らは雲の上にいると考えています。

竜石にはスラヤ衛星携帯を渡してきました。
無線が通じなくても、スラヤで飯田橋ヒューストンに連絡が入るはず。
あと数時間、待ちましょう。
写真は、昨日C2~C3間で竜石チームとすれ違ったところ。
外人みたいな竜石とモコパパが握手する瞬間。

けんけん@BCです!

2008-10-06 03:13:02 | マナスル08
「エーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
って感じですよね?

また、やっちゃいましたよ。
登頂したその日のうちにBC帰還です!

2005年のチョーオユーを越える大技ですね。
8163mより4873mの高度差は凄い。足に豆が~。
いやいや、とーちゃんとモコパパのガッツ以外の何ものでもないです。

もちろんBC到着時はすっかり暗くなり、僕らのヘッドランプの灯りをみつけて、
BCのスタッフたちが歓声をあげ、とてもとても嬉しい、涙涙の凱旋でした。

さてさて、登頂報告といきたいところですが、皆さんの気になる竜石チームと
BC組み(第3次アタックと言えと言われている)の情報を。

竜石チームとは、C2~C3間のアイスフォール帯ですれ違いました。
ワリソー、ヒロちゃん共に元気でしたが、誠に、誠に残念ながら、
タモッちゃんが体調不良を起こしてC2手前よりBCへ下山していました。

昨夜は、かなりうなされて一睡もできなかったみたいですが、今夜は元気復活!
湘南爺もなんか総隊長みたいになっていて貫禄充分です。お二人とも笑顔です。

みんなの笑顔が見れて本当に良かった。
マイラが遅いディナーを出してくれて、湘南爺とタモッちゃんに祝福されて、
みんな満腹になりましたが、モコパパの足元にはまだアイゼンが着いてる!
そんなに焦らなくても…。

BCは、またシンシンと雪が降ってきました。
あと数時間後には、竜石チームの面々がC3をスタートをします。
たくさんの応援メッセージありがとうございました。引き続き応援をお願いします!
そして、飯田橋留守番隊、休日も真夜中もありがとう。
ああ、なんとか天気よもってくれ~。

写真はC1~C2間のアイスフォール帯を登るけんけんチームの二人です。

けんけんチームC3到着です!

2008-10-05 16:32:22 | マナスル08
飯田橋の留守番隊より発信しております。

けんけんより連絡がありました。

けんけんチーム全員がC3到着したとのことです
これから酸素をさらにガンガン吸って、下れるところまで今日は
下山をする予定です。

そして、お待たせしました竜石チームですが、あと少しで
C3に達するところまで登って来ているとのこと

山の神様、あともう数日お願い

写真追加!山頂よりC3へ下山するけんけんチーム。