けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

リオバンバからキトへ。そして…

2008-01-07 05:58:23 | エクアドル
キトへ帰ってきました。
やはり都会ですねぇ。
Photo:リオバンバの4月21日公園。イケさん、なぜ時計を気にしてる?

リオバンバでは、市制定記念日から名前がついた「4月21日公園」の丘に登って
チンボラソを遠望しましたが、残念ながら雲の中。ま、近くで見たからね。
道中は、アンバトの街に寄って有名な「クイ」を食いました。

Photo:②1月5日はカトリックのお祭りで、きれいな衣装でパレードしたり踊ったり。
    ③馬が乗って人間はしがみつく。エクアドルらしい乗り方。(笑)
    ④これがアンバトのクイ。マーモットみたいなやつです。美味いです!

キトのホテルに到着後、ヨッシー達は予定通り一日早くの帰国となので、
パッキングをして、ラウンジで最後の乾杯をして空港へ。
その後、残された一行は、現地手配会社の社長松本さんと一緒に、
30年以上前からあるというお寿司屋さんへ。中華と肉に飽きてたから皆大喜び。

Photo:⑤料理になるとこんな感じ。これ4分の1くらい。ツメ着いてんど~!
    ⑥ヨッシーとケイさん帰国です。ちょっとアップ過ぎたかな。またね!
    ⑦肉に飽きてたから…おすし屋さんで満足。セルベッサAKIKOの隣が松本さん。  

そして本日。残ったメンバーは自由行動。街に行ったり昼寝をしたり…かな?
この国とも、あと3時間くらいでサヨナラです。またいつか来る日まで。アディオス!

無事登頂&下山!

2008-01-05 22:40:12 | エクアドル
エクアドル時間、1月4日午前9時頃に
チンボラソ登頂~!
そして全員無事下山しました。
何ともいえない倦怠感が身体を包んでる。
Photo:山頂付近から見たチンボラソの影です。

天気は良かったのですが、風は強かった。しかも積雪が吹き飛んでて、
氷河の硬い蒼氷が露出していて、アイゼンの爪がなんとか引っかかってる状態で
メンバーは疲れていて、爪を蹴り込む力が無いからヒヤヒヤ。
また下山ルートの落石は半端ではなかった。ちっちゃいのからテレビくらいまで。
みな大声を掛け合って必死に逃げましたが、足元は氷の上に小砂利が乗っている
滑りやすい斜面で滑落しやすく、しかもみんなフラフラだし。
皆良く頑張りました。ほんと全員無事で何よりです。
応援ありがとうございました。

Photo:②通常より早く起床は22時半。出発は11時30分でした。
    ③大きな氷河斜面を登ります。かなり急な上氷が露出津していて。
    ④緊張して登ります。でもここをフラフラで降りなくては。


Photo:⑤福井のTさんは快足!ただ一人ウィンパーピークまで到達しました。
    ⑥セルベッサAKIKO登頂。後から一気に先頭に追いついて疲れ気味。
    ⑦マッキンリーも一緒だったイケさん。川崎市のYさん登頂。


Photo:⑧僕は足だけの撮影。スポルティバ・スパンティーク、最高の靴です!
    ⑨BCスキーヤーでもある八王子のヨッシーもこの後に登頂!
    ⑩下山は緊張の連続、アイスフォールを懸垂下降します。

それでは行って来ます!

2008-01-04 01:28:54 | エクアドル
では、これからチンボラソ登頂に向けて出発します!
これから山小屋へ移動し、カレル小屋で昼食後、
ウィンパー小屋に移動。4~5時には夕食をして、
仮眠に入ります。

夜11時頃に起きて出発します。
登頂は、エクアドル時間の午前10時頃でしょう。
日本から出発して6日目に6000mへの登頂です。
なんとか頑張って成功させたいですね。

明日の夜には、リオバンバから報告ができると思います。
それでは、行って来ます!

ウィンパーリッジ往復。

2008-01-03 13:59:50 | エクアドル
車でホテルを出発してカレル小屋へ。
そこでランチをしてウィンパー小屋まで、
高度順応&シュラフ等の荷上げ。
アビコFAMも一緒に行きました。
Photo:ウィンパー小屋前で全員で記念撮影。標高5000m!

天気は曇りで、たまに雪がチラチラと降っていましたが、問題なくウィンパー小屋
まで到達できました。ミウラベースキャンプの効果があるようで「なんか楽かも…」
という声がメンバーから。体感できてるのは良かった良かった!

Photo:②リオバンバのホテル前にて車を待つ。③標高4862mのカレル小屋まで
     車で来れます。④ランチタ~イム!

ここで明日にイリニサ・ノースを目指すアビコFAMと記念撮影をして別れて、
チンボラソ登頂チームは、ウィンパーリッジのピナクルまで順応しました。
帰る頃にガスがどんどん出てきて、車に到着すると雹がバラバラと降り始めました。
ギリギリセーフだね。明日はリオバンバの街から小屋へ移動です。

Photo:⑤ウィンパー小屋への登り。前回はここもラッセルでした。
    ⑥登頂チームはさらにウィンパーリッジのピナクル5298mへ順応。
    ⑦別れ際に、アビコFAMの子供たち3人からカードもらいました。
     5000mまでわざわざ持ってきてくれた。昨夜作ってくれたらしく、
     封筒まで全部手作り!しかも写真付き!感動でウルウルです。

ピチンチャ登頂しました。

2008-01-02 21:36:45 | エクアドル
山賊の待ち伏せを避けて、
裏ルートより入山しましたが、
ここがとても静かで素敵な所でした。
次から、毎回このルートを使います。
Photo:ピチンチャ登頂。すぐ後ろがグアグア・ピチンチャの爆裂火口です。

途中に山小屋があり、そこまでは車でも行けるのですが、高度順応のために、
3800m付近で車を降りて林道を歩き始めました。
小屋で昼食をとった後に、山頂へ。みな息は苦しかったものの、
笑顔での登頂となりました。しかし、この山はいつもガスっている気がする。

Photo:②ピチンチャの小屋まであと一息③07スイスでブライトホルンに一緒に
     登ったアビコFAMも一緒に登頂④急な坂道を下山。バランスいいぞ!

エクアドルも年が明けました。

2008-01-01 18:51:25 | エクアドル
あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいtします。
外は、さっきまで、爆竹や花火の音が
聞こえていましたが、少し静かになりました。
Photo:キトはポーランドのクラクフと並び、世界最初の都市の世界遺産です。
   15世紀ころに建築された教会が並ぶ旧市街が世界遺産に選ばれています。
ホテルのまわりは静かですが、遠く町の中心からのものでしょうか、
太鼓のリズム系の音楽がかすかに聞こえてきます。
エクアドルも熱心なキリスト教徒の国ですから、クリスマスの飾りつけは
しばらく残っています。教会や、ホテル、街灯など町の隅々まで飾られています。

Photo:②ホテルのクリスマスツリー③パネシージョの丘の聖母像。高さ41m!
   ④赤道記念碑⑤年越しに男性は女装します。お面を被っている人は男!
   ⑥道路で車停めて、こんな感じでお金ねだりに来ます。怖いです。

NHKの海外向け衛星放送が入りますので、なんとか日本の様子もわかります。
飛び込んできたのは、残念ながらハッピーなニュースじゃなかったです。
槍ヶ岳で雪崩遭難があって4名の方が亡くなったそうですね。3名の方は奇跡です。
毎年の習慣だったり、人からのお誘いだったり、前のトレースを辿っていたり…、
何かに惑わされないで、自分でしっかりと判断してくださいね。
この時期は一年で一番強い寒波が到来することは、決まっているんです。
AGのクラブ員たち、ブログを見ている皆さん、本当に気をつけて下さいね!
お休みにあわせて目的の山に行くんじゃなくて、天候に合わせて行くんだよ!

Photo:⑦こんな人形を玄関先に置いてカウントダウンにあわせて火をつけます。
    古いものを一新するという縁起かつぎ。街はまるで暴動が起きたかのよう。
    ⑧⑨カウントダウンまで生き残ってたのは飲兵衛2名。ホテルスタッフとハッピーニューイヤー!

本日は、ピチンチャ(4800m)登山です。
先日、正規ルートに武装した山賊が出たらしく、外国のトレッキングチームが
襲われています。最近このルートに多いらしいので、AGチームは、西側のルート
から入山することにしました。下山後は、そのままチンボラソの麓に近い
リオバンバの街へ移動します。リオバンバでは、前回はPCがつなげませんでした。
どこかにインターネットカフェがあると良いんだけど…。

チンボラソに向け出発です。

2007-12-30 15:34:59 | エクアドル
本日よりエクアドルのチンボラソに出発です。

原稿とDVDとイラストの編集作業に
追われる毎日でしたが、なんとかDVDの
作業だけは終わりました。しかし、、、
たくさんの宿題をもっての出発です。
Photo:スキージャーナルのビルの入り口には早くも門松が。


Photo:②元編長の加藤さんのデスクにて。デスクワークは、肩がこります。
   ③ミウラBCの低酸素室です。チンボラソのメンバーは、ここで3泊します!
   ④寝ている間のデータがガイドの私にとっては、非常に参考になります。


女性2名男性5名の計7名のメンバーをお連れして、
アトランタ経由で南米のエクアドルの首都「キト」を目指します。
チンボラソは、標高6300mの山。
地球の中心から計ると一番遠い場所にある“核ベース世界最高峰”の山!
前回のトリップは、大量降雪のために残念ながら予定の山を変更して、
なんとなくグルメツアーの要素が高くなってしまいました。
今回はどうでしょうかね?なんとか山頂に立ちたいですね。
現地のPC通信事情が向上しているとブログアップは毎日できるんですけどね…。
それでは行ってきます!皆さん、良いお年を!

PS:クリスマスのときに書き忘れたんだけど…。ちょっと前から、
   ブックマークのところに「クリック募金」ていうのが出てるのに気づいた?
   そのサイトを見てくれるだけで企業からネパールの学校とかに寄付が行く。
   もし、気持ちがあったらクリックしてね!→ココ

チンボラソ雪景

2006-02-15 15:54:25 | エクアドル
天気は回復方向にありましたが、
大量の積雪が落ち着くのは、やはり数日後でしょう。
ウィンパー小屋までラッセルして往復しましたが、
その間にも正面壁から雪崩が発生し続けていました。
おまけに下山時には、髪も逆立つ雷に襲われ、
必死で車が待っている林道まで走り降りました!

残念ながら、2006年チンボラソ登山は
見合わせることにしました。
しかし、この乾燥した大地に降った恵みの雨は、
地元の人たちに幸せを運んでいたらしく、雪や雨を眺めて、
「悪いけど俺たちにとっては嬉しいことなんだ。」と、
ニコニコと話す農民の笑顔に少し救われた気がしました。

PHOTO:カレル小屋から見上げるチンボラソの全容。
    現在のルートは左のスカイライン。

チンボラソもやはり大雪!

2006-02-15 15:09:51 | エクアドル
山小屋までの林道で既に大量の積雪があり、
私たちの車は、スタックしてしまいました。

エクアドルの人々は、雪に慣れていない上、
チェーンも持っていない。
ましてスタッドレスなんて存在すら知らないのです。

現地のガイド仲間たちがランクルで助けてくれたのですが、
結局、1時間手前から歩くことに。

PHOTO:ランクルでベンツのコミューターを引っ張りあげる。

カナ…いや、豚の丸焼き…

2006-02-15 14:27:35 | エクアドル
移動の途中の街アンバト。
ここは現地ガイドのマルシエルの実家があります。
郊外にあるドライブインに見事な豚丸がありました。
なんとなくAGの青木を思い出しました。
バーナーで表面を焼いてから、
水かけながらデッキブラシで身体をゴシゴシ。
いろんな料理方法があったけど、
皮に塩をふって炙って食べるのが一番人気みたい。

PHOTO:バーナーで表面を焼く看板娘。

パッチワーク

2006-02-15 14:04:27 | エクアドル
コトパクシからチンボラッソへ移動です。
南米には、こんな畑があるんだよね。
段々畑にしないで、そのままの山の傾斜を使っている。
収穫は、転がらないようにしないとね。
うん、俺の頭もそろそろパッチワークに…っておい!

PHOTO:パッチワークを耕すおっちゃん。

やっと更新

2006-02-13 11:13:44 | エクアドル
たくさんの方から「近藤さん大丈夫ですか?」って、
ご連絡をもらっちゃいました。
帰国後のスケジュールに追われ、ブログが更新できていなかったので、
ご心配かけました。海外だと時間がたっぷりあるのですが…。
はい、いい訳です!
どーでもいい人もいるでしょうが、エクアドル追加です!

PHOTO:朝焼けのコトパクシ

無事下山。

2006-01-02 15:09:40 | エクアドル
これ以上は、極めて危険度が高すぎるので下山に移るように
AGチームの現地ガイドに伝えると、
「全ての登山者は、ただちに下山に移れ!」と彼らは指示を出し、
その日の登山者が全員下山に移った。
AGチームは、4時頃に山小屋へ戻った。ほっとした。

過去、この山でもチンボラソでも雪崩の犠牲者はいる。

PHOTO:大雪の中、無事に下山したメンバー、ビッケ。


凄い雪!

2006-01-02 14:59:10 | エクアドル
赤道だとは思えない、信じられない大雪です。
地元のガイドたちも困惑をしています。

5300m付近で斜面の傾斜がキツクなり、
地元ガイドたちが雪のチェックをしはじめる。
どうやらルッチェ・ブロックを作っているみたいだけど、
四角ではなく三角だし、ピッケルで彫っているため
深さはせいぜい70センチ。
しかも、人のトラックのすぐ脇でテストしているため、
もしテストがきっかけで雪崩が起きたら大変なことに!

コンプレッションテストのやり方をその場で見せ、
雪崩の危険に対する危機管理についても、
その場で簡単にレクチャーしたけど、なんせ5300Mだからね。
息が上がってぜえぜえしてた。
AGチームのメンバーは、いったい何をやってるのかさっぱり
解ってなかったみたい。(笑)

PHOTO:5300M付近より下山に切り替えるメンバーの一人、坂井さん!

コトパクシに挑戦

2006-01-02 14:44:18 | エクアドル
12月25日、午後11時30分に起床し、12時30分にホセリバス小屋を出発。
AGチームの他にドイツチームやアメリカチームなどがいたが、
終始AGがトップをきってラッセルをして進む。

PHOTO:小屋を出発するAGメンバー!