けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

暑いぜ~!スカルド~!

2014-06-30 22:13:55 | ガッシャブルム2014

けんけん@スカルドです!


昨日はカラコルムハイウェイを抜けて、
ヒマラヤ、カラコルム、ヒンズークシュの三つの山脈の合流点を通過して

バルトロ氷河の玄関口「スカルド」にやっと到着しました。
到着後は20時過ぎに夕食をとり、その後に軽く反省会。

まぁ、昨日の行程に比べれば、10時間くらいの行程は楽なもの。
しかし、今回の2日間のバス旅について、隊員それぞれが振り返り興奮して話しました。

 

昨夜のチラスには夜遅くついて、よく周りの景色を見れませんでしたが、
滞在したシャングリラホテルも素敵で、目の前にはインダス川が流れていました。
でも、壮絶な暑さで、ぬるいサウナのような熱風が。

 チラスのシャングリラホテル

いやいやすごい移動距離でしたし、すごい移動時間でした!
日本からのフライト時間を軽く超えましたね。

それでも隊員たちは車窓からの景色に目移りして、、、、と思ってたら撃沈して。(笑)
バシ姉は、生まれて初めて見る8000m峰がナンガパルバットとあって感動!

「絶対登りたいって言うなよ!」って心で願ったよ。(笑)

 

 スタックナラのPTDCにてランチ


三つの三大山脈のジャンクションでは、昔にはなかった展望台ができていて、
山肌の色が違う様子がうかがえました。

  ここからもナンガパルバットが見えます。


治安監視地域では、機銃を持った武装警察が護衛のためにバスに乗込み、
チェックポストごとに代わる代わるに計5人が同乗しました。

最後のチェックポストでは、暗闇の中、石造りのポリス小屋に連れて行かれ写真を撮られた。
その写真が、まるでよくテレビで見かける“監禁されてる人質”にしか見えなくて皆で笑った。
そこでは写真が撮れないので、お見せできなくて残念です。

さてさて、そんなこんなで、なんとかスカルドに到着しました。

僕らは車内でウトウトばっかりでしたが、
バスのドライバーのおじさんは終始一人で運転を続け、ほんとご苦労様でした。

普段は温厚なおじさんなんだけど、ハンドル持つと人が変わる!!
まるで「こち亀」のホンダみたいなおっさん!超、アグレッシブドライブ!

翌早朝には、笑顔でイスラマバードに帰っていきました。
きっと、カラコルムハイウェイをバスでドリフトさせながら。。。

  

本日もスカルドにて、いろいろと活動しましたが、
それは次のアップでさせてください。

実はホントいろいろあってスカルド出発が一日遅れます。
その訳は…だからまた後日に。(笑)

ここまで書くだけで、やっとです。

PS:最後になりましたが、皆さんたくさんのお誕生日メッセージありがとうございます。

ドコモやソフトバンクなどいろんな所にメッセージ頂いたかもしれませんが、
そのふたつはしばらくは使用できませんのでごめんなさい。
(しかも、ドコモメールはSPモードにしたので、この後も使えなくなるみたい)

ではでは。
そろそろおやすみさせていただきます。


カラコルムハイウェイ

2014-06-28 09:24:18 | ガッシャブルム2014

アッサラームアラエコム。

けんけん@イスラマバードでした。

空港到着の様子


イスラマバードにいるうちには、なかなか落ち着いてアップができませんでしたので。
遅れてのアップでごめんなさい。

隊員のみんなもFACEBOOKなどでつぶやいているから、
つながってる人には新しい情報が届いてるでしょうけど。。。

  イスラマの街並みとランチ

さて、ただいまカラコルムハイウェイというとんでもない危ない山岳道路を
チラスという街に向かって爆走中です!

まだまだ舗装路を走ってますが、これから山岳パートに入ります。

その前にMANSEHRAという街のカラコルムホテルにて朝食、
そしてベシャムにてランチをとりました。


  カラコルムハイウェイへの出発


なぜ陸路をはしっているかというと…

昨日の時点で既に数日チラスまでのフライトは飛んでなく、
明日もキャンセルの可能性が高いため陸路に変更し、
4時起き5時出発して今ここにたどり着いたという訳です。

 マンセーラのレストランとデコトラ

イスラマバードに着いてから、その暑さと食事にピッタリの
ビールが飲めない現実にやられてますが
みんな元気ですよ。

それなりにパキスタンを堪能しています。

オリンピックスタジアムにある登山協会でのブリーフィングも終わり、
登山許可証をいただきました。
リエゾンオフィサーのフセイン氏(写真右から三人目)は空軍のエリート将校さん。
彼も加わり一緒に旅をしています。

夜には、スーパースターで今回の手配を全てしてくれてるナジール・サビール氏が
高級そうなレストランに招待してくれました。(でも酒なし)

 パキスタン体育局はスタジアム内に。。。けんけん走る

 夜は高級レストランへ。でもなかなか料理出てこない。。。

ナジール・サビール社長、ナディム・フセイン連絡官一緒に。

実は実は、ここで以前書けなかったカミングアウトが、、、

先に空路にて発送した登山隊の装備と食料がパキスタンに到着してなくて大ピンチ!

なので。。。

イスラマ滞在中に(もちろん荷物の行方を探求してましたが)、もしもの場合を考え、
市内のスーパーマーケットにて上部キャンプで“使えるかもしれない”食料を買出ししたり、

両替や、パキのSIMカードの購入と設定などなど、、、やる事がいっぱいでした。
この荷物が届くことが、隊の成功を大きく左右することになります!

キタさん&けんけんの登山用具も含まれているので、、、焦ってます。

 

さて、これからベシャムを再出発!
既に15時を回ってますが、さらに7時間近い行程のバスの旅が続きます!

機関銃を持った武装警官も警備のために同乗しています。
安心なのか不安なのか?安全なのか危険なのか?よくわかりませんが。(笑)

ではでは。
またアップできるまで!

 


…というところまで書き込んでましたが、

実はこの日は、なんと夜の23時過ぎにチラスに到着!
18時間以上も車に揺られていたんです。

隊員もみんなぐったりでした。
コリやんはお腹を壊し、少々不調です。


AGガッシャブルム登山隊2014始動!

2014-06-26 06:02:28 | ガッシャブルム2014

kenken@ABU DHABI AP
皆さんアッサラームアラエコム!
けんけん@アブダビです。

昨日に成田空港を出発し、エティハド航空にてアブダビに到着。

さすがUAEの航空会社だけあって機内の施設は快適でしたが、
やはり機内の空調は寒い!

イスラム系航空機の常識か!?




ここで、約8時間のトランジット。
さてさて、空港内でできることも限られてるし、
この時間を何かに使わないと…。

とりあえずハンカチ落としとかやるか。



いろいろとドキドキするニュースが
流れておりますが、

AGガッシャブルム登山隊、
始動しました!


皆さんの応援が隊員の心に響きます。

そしてそれが大きなパワーになることを
確信しています。


ではでは。
次はイスラマバードにて。