既にリタイアしたご隠居さんの身ですから、GWは無関係であります。
かえって人混みを避けて引きこもってしまうところでありますが、
何だか国民行事のように皆様お出かけですので、
引きこもりも申し訳なく思ったりするのでありました。
でもって、30日、できるだけ人混みを避けまして、
中国山地の下道をクネクネ、トロトロと抜けて、津和野までお出かけしました。
津和野の町並みです。↓
弥栄神社の大ケヤキです。樹齢600年とありました。↓
通りの一角に「津和野町日本遺産センター」なるものがありまして、
入ってみると(無料ですから)館員の方が、展示の「津和野百景絵図」を
解説しながら津和野町の説明も色々として下さいました。親切です。
「城跡に上るのでしたら、SLやまぐち号が通過するのを
眺められる時間に合わせると良いですよ。」
とアドバイスしてくださいましたから、時間調整をしながら、
城跡へ上がってみました。
リフトを下りてすぐかと思いましたら、本丸跡までちょっとした山道。
おまけに工事中の山道で歩きずらい。
同行のなべ嫁さん、予想外のコースで、ちょっとヘロヘロでありましたな。
そんなこんなで城跡から眺めおろした津和野の町です。↓
この眺めを是非見たいと思っていたのであります。
普通列車が通っていきます。 ↓
SLが通過する時間を待ちます。とくに「鉄ちゃん」というわけではありませんけれど、
せっかくここまで来たのですからね。
すると、一羽の鳥が飛んできて木の枝に止まりました!! ↓
お、サンショウクイ!! ですよ。待ち時間のご褒美ですね。
そして、ようやく遠くから「 ヒューーッ! シュポ、シュポ、シュポーッ・・・ 」
という汽笛と機関車の音が聞こえてきました。
かっては珍しくもなかった音ですが、今となっては懐かしい音です。 ↓
蒸気の煙を出していないのが残念ですね。鉄橋を渡ります。↓
煙も出しておらず、車体も黒ですから、思った以上には映えませんでした。
でもまあ、この景色を眺められたことで良しとしましょう。
下山して遅めのお昼を食べて(お蕎麦ね)、帰り道は山陰の益田まわりを
とりました。
三段峡の傍を抜け、戸河内から湯来温泉を経てのルートであります。
GWにもかかわらず、中国山地の田舎道は渋滞もなく静かで快適でありました。
でもそこはさすがにお歳ですので、少々お疲れでありましたけど。