散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

「abさんご」、よろしいね

2013-03-31 00:25:05 | 


何だか久しぶりに、こんな雰囲気の小説を
読んだような気がして、感心しました。

 

 

横組みの、ひらがな多様の文章で、読みづらいものでしたが、
「現代詩、散文詩、の感覚で読んだらいいのかな?」
と、読んでいったら、次第に
薄暗い広い部屋に羽虫がゆっくりとひらりひらり
舞っているかのような雰囲気と気分になりました。
薄暗い空間に時間がかすけくたゆたい、
苦くも愛おしい匂いと香りが満ちてきます。

 

昨今のエンタメ系の小説が、大流行で、
それはそれで出来も良くて、感心もして、
「現代の文学とはいよいよ
こんな小説世界になってしまうのかね。」
と思っておりましたが。

 

75歳の芥川賞受賞というのが話題を呼んで、
よく売れているのでしょうが、
中身は決して売れ筋の本ではありませんね。

 

本を、小説を、文字を読むことの悦ばしさを
改めて伝えてくれる小説でありました。(感謝。)

また、本のつくりも美しいものでありました。


横組みの受賞作品と50年前の初期作品3編を
面白い形で、組み合わせています。著者の
「なかがき」というスタイルが奇しくも出現して
中々秀逸であります。


「美しい本」と言えば、最近のものでは
もう一冊ありました。

 

 

 

女性のインタビュアーとライターの方が
最晩年の吉本の実に愛おしげな語りの表情を引き出して
美しい本に仕上げてくれています。 お手柄ね。

 

 


ところで、本日も桜めぐりのお散歩。
自宅へ戻ると、マンションの玄関前通路の
手すりのところに、、、野鳥が仲良く2羽。

 

まったく、春ですな。


 

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今日も花曇りのお散歩

2013-03-29 19:53:45 | 療養記

 

 


しつこいけど、ご近所桜めぐりね。
桜の季節だからしょうがないよね。
(それに、年寄りは時間たっぷりだし。)


今日は久しぶりの診察日で、朝から病院お出かけ。
おしっこ採られて、診察受けて、
次回は6月の内視鏡とCT検査の予定。

無難な通院であっさり済んで、帰宅し、
春のうたた寝も済ましたあとで、
さて、お散歩でありました。

 

 

さすがに暖かい日が続きますので、開花が勢いづいて、
昨日、一昨日は3分5分咲きだったのが、
一挙に満開へと向かっています。

花曇りの天気ではありますが、
街路や公園を鮮やかに彩っております。

 

 

公園の池ではいつも
おっちゃんらが釣り糸を垂れているのですが、
なかなか釣り上げた瞬間というものを
見たことはありませんでした。
ところが今日は、春休みの中学生が
大きな獲物を釣り上げたところに出くわしてしまいました。

でもって、思わず「写真撮らせて!」
と、お願いしたのでありました。これね。 ↓

 

公園の枝垂れ桜もきれい。 ↓

山桜もいいよね。 ↓

 

ついでに、菜の花ね。 ↓

 


さて、散歩を終えて、帰ってみると
FBに元同僚の職場でのお別れ写真がUPされておりました。

「そうか、今日は3月最後の仕事日だったのね。」

と、思いながら、こたつに入り込んで、再び
うたた寝状態となったのでありました。

 

(何だかね、花曇りの花鬱かしら、                                                     と思いつつ、寝入ってしまいましたよ。)

 

 

 

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花曇りの一日

2013-03-29 03:15:06 | 日記


春ですので、髪ぼうぼうでもありますし、
本日は散髪屋さんにお出かけ。
小雨模様でしたが、散髪屋さんを出るころは
雨も上がって、花曇り。

道々歩いていると、あちらこちら桜の花。
3分咲き、5分咲きというところでしょう。
特別なところに出かけなくても、充分桜を楽しめます。
案外とあちらこちらに堂々とした古木があったりして
見事であったりします。

 

 

よく見ると、古いため池が、
今は用をなしているのかどうかわかりませんが、
半ばの埋め立てやら道路やらで覆われて、
その残された土手の上に、隠れるようにして
古木が頑張っているのであります。

3分咲きあたりが、意外と綺麗かもしれませんね。

 

自宅へ戻って、何だか所在無く、
しょうことなしに、部屋のお片付けでありましたが
(年度末でもありますし。)
例によって、右のものを左に、左のものを右に、
といった具合で、大いに時間をかけたのであります。

さて、片がついたのかといえば、そりゃあね、                                              当然ながら片がつかないまま、
深夜に及んでしまったのであります。

(もっと断捨離しないと!でも難しいよね。)

 

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石巻再訪、そして女川まで

2013-03-25 18:08:24 | 旅行

 

20日に仙台空港に着くと
宿の送迎車は海岸に沿った道を走ってくれました。
広い平地を津波が浸食していく様子が
テレビでいち早く放映され、とんでもないことが起こっている
と、ようやく気がついた2年前の映像は、
確かこのあたりのことではなかったでしょうか。
まだ壊れたままの家がまだいくらかは残っています。
塩分のかかった耕地に、今、土を全部入れ替えていく
作業をやっているとのことでありました。

 

 


22日に鳴子温泉から石巻へ行きます。
(今回はレンタカー利用ね。)

 

石巻市立病院跡。  ↓

 

被害の大きかった門脇地区です。
1年前とあまり状況は変わっていないようです。
うずたかい瓦礫の山は少し少なくなったかもしれません。
ダンプの行き交う工事現場の雰囲気が少し増したかもしれませんが、
依然として荒涼とした風景であります。
火の燃え広がった門脇小学校もいまだそのままでありました。

 

門脇小学校跡。 多くの児童はこの奥の                                                        日和山公園に避難して助かりました。   ↓

 

 

中瀬近くの仮説の石巻市民市場。 ↓

市場の対岸には石森漫画館。                                                                            ↓ この日の翌日が復興再オープンの日でありました。

 


今回は車なので、女川地区まで足を伸ばしてみました。
女川駅のひとつ手前まで石巻線が復旧したばかりですが、
その万石浦沿岸の線路沿いに走ります。

 

沿岸沿いにマリンパル女川の仮説市場がありました。                                                 もとは港に立派なビルがあったのですが。  ↓

 

女川の港は、ショベルカーの重機やらダンプカーの行き交いやら
更地が広がっているものの少し復旧の活気もあるようにも見えました。
いくつかの漁船が繋がれていて旗をたなびかせておりました。
ちょうど一艘の漁船が海へ出て行く様子も見ることが出来ました。
それでも大きな鉄筋ビルが土台から横倒しになった姿は
そのままで、当時の津波のすさまじい力をしのばせています。

 

鉄筋ビルが土台の底をさらして横倒れです。 ↓

海岸にも横倒れの鉄筋ビルが。                                                                  ガレージ部分に車がそのままです。  ↓

 

高台の方に上がってみます。

 

階段を上がる途中の信号柱。へしおれたままです。 ↓

 

高台に仮設店舗。 ↓

 

高台から港を眺めます。                                                         遠くから見ると実に穏やかな春の港の風景でありましたが。

 

 

 

 

 

さて、鳴子温泉の宿に戻ると、
岩手県山田町で起きた怪しげなNPOによる
8億円流用事件がテレビで報じられていました。
震災復興を食い物にしていくのは
官僚ばかりではないということですな。(復興予算横流しのことね。)

                                                        
                                                                                                         「がんばろう東北」や「絆」の連呼には少々辟易気味ですが、
こうした事件には、何とも気を滅入らせるものがありまする。


(温泉序での被災地観光の身分ではありまするが。)

 

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鳴子温泉郷、湯巡りです

2013-03-24 17:38:43 | 温泉

 

東北から帰ってみると
本日は春らしい穏やかな天気で、
桜も2分3分咲きというところでしょうか。                                                          (関東は満開のようですが。)

 

こぶしの花にヒヨドリが。 ↓

 


さて、20日は東北、鳴子温泉行きでありました。
1年前の鳴子温泉、石巻コースの再行です。


20日は、全くあったかい天気で、
さすがの東北山里も遠くに雪山が見える程度で、
のどかな野山の春景色であったのですが、
翌日は一転して、猛吹雪でありました。
「鳴子は山ですからね。天気はすぐに変わります。」
とはおっしゃるものの、のどかな野山も
さすがにいっぺんで冬景色になってしまいました。

鳴子温泉街の通り。 ↓


とりあえずこの日は吹雪を押して
近場の湯巡りであります。
(風に飛ばされそうでしたけど。)

鳴子温泉駅。 ↓


JR湯けむりラインで一駅だけ行くと
鳴子御殿駅です。
鳴子温泉もグッドなのですが、
この駅の東鳴子温泉はひっそりとした
静かさと、わびしさがあって
中々奥が深そうなのでありますよ。

 

鳴子御殿駅。風情ある駅舎です。 ↓

東鳴子温泉の通り。↓

廃業した温泉旅館みたいですが。 ↓

 

それにしても雪がすごいので、
まずは駅前の、湯治場らしい雰囲気の
「いさぜん旅館」さんへ飛び込みます。  ↓

 

時間が早くて女湯が清掃中。
でもってなべ嫁さんは待機して
なべさんだけが混浴風呂へ入ります。
(お客さんは誰もいないけど。)

 

 

湯船が中で二つに分かれていて、泉質が違います。
どちらも黒っぽく脂っぽいのですが、
なんだかしっとりとあったまる落ち着く湯ですな。
これはなかなかよろしいです。

 

 

上がってくると、なべ嫁さんが寒そうなので
あわてて次の2軒目「大沼」さんへ。

こちらはやや褐色系のしっとりなめらか。
なべ嫁さんお気に入りのようでした。

 


かくして、駅まで戻ると、どうやら吹雪で
電車が止まったり遅れたりしているとのこと。
「この電車、吹雪くとよく止まるんだぁ。」
と、昨年の雪のときも
待合室のおばあさんが言っておりましたね。


でもまぁ何とか鳴子温泉駅まで戻ってきたのですが、
とにかく、寒いので、鍋焼きうどんで、お昼を取って


早めにお宿に戻ることにしました。
吹雪に飛ばされそうな、その戻る途中で
もう1軒だけ立ち寄り湯ではありましたが。

 

「東多賀の湯」です。 ↓

乳白色の温泉です。 ↓

 

 

 

 

鳴子温泉は実に多彩な泉質を持った温泉でありますな。
しかもどれもしっとりなじみやすい温泉です。
名湯だと思いますね。

 

こうして傘の骨を折りつつ、宿へ戻ると、どうやら、
暴風警報が出ていた模様でありまして、
たしかにさもありなんの風ではあったのでありました。

 

でもって気を取り直して、もう一度
お宿の温泉へつかり、吹雪の疲れを
癒したのでありますが。

 

 

(こちらの黒湯もなかなかよろしいんですよ。)

 

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ご近所、桜だよりね

2013-03-19 22:47:53 | 日記


「福島原発で停電。
使用済み燃料プール冷却装置停止。」

などというニュースを耳にしながら、

私らの生活は、あの時以来薄氷の上の生活なのね

と、つらつら思いながらも
季節は巡ってくるものでありますから
本日も、あわてず、ご近所お散歩でしたね。


昨日の荒れ模様から一転して
何とも夏日のようなお天気。(汗かきますね。)
この分では「ちょっと待って」状態の蕾も
きっといくつかは開花してるはずと
期待のお散歩でありました。


ここもまだ、あそこもまだと
あちこち桜の木をぐるぐる巡ってみました。
ところの木によっては、さすがにこの暖かさ、
天を仰ぐようにして、枝の先に目を凝らしていると
わずかに咲きはじめているのでございました。

 

 

おぅ、こちらは少し群がって…。 ↓ 

 


わずかに咲き始めの桜を探しながら、
いつもの散歩道を外れて、
小高い丘の上の公園に上がってみると
意外にも枝垂桜が咲きほこっておりました。
ちょっと早咲きなんでしょうね。

 

 

 

 

 


かくしてぽかぽか陽気をあちこちと
つらつら眺めていれば、桜ばかりではありませんな。
こぶしの花にタンポポ、菜の花、と色とりどりで、
いよいよ春本番という雰囲気であります。

こちらはこぶしの木(?) ↓

 

ゆきやなぎもあちこちに咲き誇っております。 ↓

そして、菜の花ね。早春の香り。 ↓

 

こうなるとやっぱりね、ちょっと遠いお散歩にも
お出かけしたくなりますよね。


(さあ、どちらへお出かけしまするかな。)


 

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お仕事仕舞いの3月ね

2013-03-18 01:00:20 | 日記

 


今日は風もなくあったかい陽が
ふりそそぐばかりののどかな天気です。
少し、眼がシバシバ、
鼻水グシュンではあります。
桜の開花もちらほら耳にするところですが、
ご近所の桜はピンクの蕾で
「もうちょっと待って」
という状態ですかね。

 

 

 


さて3月といえば、いつもながら
人のあれこれの移動があって、
それなりに悲喜交々であったり、
何だかむずむず、うずうず、
そわそわだったりします。
花粉のせいばかりではないですな。
その「悲しい、切ない」部分は
春ののどかさが和らげてくれますので、
やはり春とはいいものであります。


そんな中、15日はきっぱりご退職の
元同僚のお祝い会でありました。
(まあ、同窓会みたいなものですか。)
なべさんももはや過去の人ながらにぎやかな会に
呼んでいただいてありがたいことであります。

 

 


なべさんはといえば
13日に一応お仕事は店仕舞いということで、
少しぽかんとするばかりであったのですが、
楽なお仕事とはいえ、さすがに一年の疲れが出たのか、
14日は一日中昏々と眠り続け、
15日は先のお祝い会へ出かけ、
16日は団地のお仕事をちょっとやりまして
その後、またまた昏々と眠っておりました。


眠りながら、何だかぽかんとしておるのですが、

「こうして一年毎に少しずつ惚けていくのかな~」

と、つぶやいてもみるのであります。
(春の暖気のせいでしょうかねぇ。)

 

ともあれ、
来年度のことはわからないにしても
今よりは暇になりそうでありますな。
当分は春眠をむさぼることに
やぶさかではありませんが、

さて、それから以後は
いかがいたしましょうや!?


(春の野山が、山のいで湯が、
待っている?! ん?)

 

 

桜はまだですが、                                                                 タンポポが路傍に咲いておりましたね。  ↓

 

 

 


 

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山口昌男、81歳ね

2013-03-13 01:26:12 | 

 


山口昌男が亡くなりましたね。

特別好きだというわけでもないのですが、
その割にはずいぶん本も読ませてもらい
影響も受けたのだと思います。
何より視界が右に左にずいぶん開けていったような
印象が残っていますね。

 

 


69年の浪人生のころ、
日本読書新聞を購読していて、
そのころ話題になっていたらしい(?)
吉本の「共同幻想論」を論評する記事が
連載されていました。
その論者が山口昌男でありました。
「共同幻想論」を論じられるのはお前しかいない、
ということで
論評を依頼されたのではなかったでしょうか。
それが私めが、吉本隆明と次いで、山口昌男の
名前を知った最初だったと思います。(たぶん)


70年代半ばあたりから、
俄然八面六臂の活躍をしだし、雑誌「現代思想」で、
レヴィストロースをはじめとする
思想界のそうそうたるメンバーに軽々と
インタビューする記事が出たのではなっかたかしら。
それから次々と著作が出版されていきました。


トロッキーを論じた文章が
林達夫の文章ともどこか通底して、
面白く読んだことを覚えていますな。                                                       ( 「歴史・祝祭・神話」中公文庫)


乱雑な書棚からいくつか探し出して開いてみると、
あちこち線が引いてあるので、
「お~結構熱心に読んでるやないのぉ」
と、かび臭い本のにおいをかぎながら思うのでありますが。
(熱心な読者であったこと、再認識です。)


ところで、最初に目にした「共同幻想論」論評は
その後彼のどの本にも収録されなかったのですが(たぶん)、
最近の吉本追悼特集の雑誌に、それが掲載されているのを見つけ、
ついこの間、40数年ぶりに再読してみたところです。


あの頃も、読んでよくわからなかったけど、
やっぱり今回もよくわかりませんでしたね。
(あまりお二人の相性はよくなったんでしょうね。)

 

ともあれ、ご冥福をお祈りして、

「合掌」、です。

 

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相変わらずぐだぐだ休日です

2013-03-11 01:56:15 | 日記

 

暑くなったり寒くなったり、
三寒四温というにはちょっと極端でありますな。
おまけに花粉やら黄砂やらで、
眼がシバシバ、涙目状態で困ります。

でもってこの休日、
ちょっとお散歩に出るものの、
大方はコタツでテレビのお守りでありますが、
さすがに、3.11の2年目、震災・原発の
特集番組漬けになってしまうのでありました。

 

(これ、あったかい日のお散歩ね。 ↓ )

 

震災直後は、あの中曽根さへ、
瞬間たじろいだ表情を見せたり、
自民党も過去の原発政策の検証をするなどと
おっしゃっておったのですが、
そんな殊勝さはどこへやら、
いつのまにか何事もなかったかのように
原発再稼動へ着々と歩みをすすめ、
アベノミクスの笛吹いて
浮かれ踊る人あまたなりという状況。


と、こんなことを考えていると、
まったく鬱になってしまうのでありますが、
友人のFBを見ていると、
関電前の反原発デモに参加しているようで、
「元気でありますな~」と、そのめげない反骨心に
しっかり感心するのでありました。
(ごろごろ、ぐだぐだ、
ばっかりじゃ鬱になるかしら?)

 

 


先週は、確定申告に行ってまいりました。
今回で3回目。
最初は追徴金をとられて、憤慨しましたが、
2回目は源泉徴収税のほとんどが還ってきて、
今回も無事同様の還付でありました。
良し良し、であります。
(税も取れないほどの貧給ということね。)

 

 

 


職場は、成績処理の大詰め。
併せて、卒業式やら人事異動の
ニュースやらで何だかそわそわですが、
非常勤の私めは、その分だけ
自由というか蚊帳の外というか、
まあそんな状態で
何だかふわふわと他人様の状況を
眺めておるという昨今なのであります。


なべ嫁さんは本日介護帰省。
明日はまた寒くなるそうで、
ダウンコートはまだ仕舞い込まないほうが
良さそうでありますな。

 

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書物の中のお散歩

2013-03-04 00:29:29 | 


最近ご無沙汰の読書ネタでも。


「光圀伝」  冲方丁   ↓

 


「天地明察」を非常に面白く読みましたので、
これも、と思ったのですが、
「天地明察」は意外とはやく文庫本になりましたし、
単行本は分厚いし、
文庫本になるまで待ちましょうね、
と、思いながらも、結局待ちきれずに

買ってしまいました。

「天地明察」のユーモアもあるさわやか展開とちがって、
いきなりおどろどろしい展開でありました。
でも、これもまた力作ね。

 

水戸光圀ってこういう人だったのね、
と恥ずかしながら改めて知らされる感じでありました。
戦国時代から江戸初期にかけての転換期に
「日本」というイデオロギーが
浮かび上がってくる、その
先端部分を背負った人というわけでしょうかね。

 

でもって、江戸の思想史に
手薄であったことに、改めて気が付きまして、
いくつかの本を探してみようとしたのです。
江戸の思想史といえば、
「子安宣邦」の名が浮かんできますので、
ネットで検索するとご本人の
ツゥィッターに行き当たりました。


「山崎正和が日本人が身につけてきた〈積極的無常観〉を
9日の朝日で語っていた。山崎は誰のために、誰に向かって、
何のために、〈日本人とは諦めながら、しかし忍耐強い民だよ〉
といっているのか。日本政府のためか、東電のためか。
なるほどこの男を国家は〈文化功労者〉にするわけだ。」

「山崎といい、山折といい、メディア好みの文化人どもは、
いま何のために日本文化論的なデマゴギーをふりまくのか。」

「震災・原発の災害下で苦闘する日本人を日本文化論的に色づけていく、
こうした〈文化人〉どもの言説を徹底して拒否しよう。」


昨年も3月の記事でありますが、
中々、痛快な文言でありますな。
激しく反原発の論陣をはっているようです。


と、感心して、読んで見る気になったのが
これであります。  ↓

 

子安さん、たくさん本を書いておりますが、
結構本屋さんでは見つけにくいです。

 

そういえば、以前はよく
森銑三などもよく読んでいたなあ
と思って、乱雑な書棚から
探し出して久しぶりに読み出したのがこれね。 ↓

 

散策するかのように文献を
丁寧に探っていくその文体は
何だかとっても落ち着くのであります。
こういう本も貴重なのであります。
(森さんの本なんぞ、ほとんど
本屋さんからは消えておりますが。)

 


と、全く話が変わって脈絡もないですが、                                                  今晩は久しぶりにハンバーグなんぞを                                                     食べたくなって、ご近所のステーキ店へ。
ところがどうしたわけか、いつもとちがって
千客万来でお店は大賑わいの大混雑。

お雛さんだからでしょうかね。

         

 

おかげさまで、随分待たされましたけど、                                               ちゃんと食することが出来ましたよ。

 

 

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いたって不養生ですが

2013-03-03 00:30:15 | 療養記

 

 

 

昨年、風邪を引いたとき
何となく生姜湯を飲んでみたら
何だかはまってしまいまして
以来、飲み続けておるのですが、
そしてまた、それ以来風邪も
引くこともなくきているので、
「生姜湯が効いているのかなぁ」
と、思ったりするわけであります。

 

こんなんが体に良いよ、と聞かされても
ほとんど長続きしませんし、
どだい試してみることさえしない
ルーズさと不養生でやってきている
なべさんでありますが、
「生姜湯は風邪に効く!」
と、いまやほとんど信じかけております。

 

ところが、今朝起きると
何だか熱っぽく、鼻水ズルズルで、
「とうとう、風邪引きかな!?」
「生姜湯の効き目もここまでか!?」
と、思いつつ、とりあえず、
熱い生姜湯をいただきまして、
ご休息。(炬燵でうたた寝ね。)

 

でもって、午後には休日のお散歩ですが、
昨日とはうって変わっての寒い風。
雪もちらほら。

 

ご近所、庭先の花ですが。 ↓

ご近所公園の梅もようやくきれいに開花。 ↓

こぶしの冬芽でしょうか。 ↓

 

 

そうして、うちへ戻って
再びうたた寝していると、
「あぁ~風邪気味は、何だか、
おさまってるみたいね。」
と、気がつくのでありました。


とまあ、いずれにしても、
風邪引かない期間の、記録更新中か
と、思っている次第であります。

(眼が少しかゆいのは、花粉のせい?)

 

 

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春めいたお天気ね

2013-03-01 01:06:57 | 日記


本日は、春を告げるような
あったかい天気でありました。


「来年度の転勤希望はだめでした。」
という友人メールが届きました。
(残念でございましたね。)
フェイスブックを見ると
いくつかの学校では卒業式もあったようです。
(街でも晴れ着姿、見かけました。)
「あぁ、そういう季節なのね。」
と、今さらに気が付くのでありますが、
春らしい、といえば春らしい
それなりに心ざわめく季節であります。
もう3月ですものね。


どうも周りの状況に疎くなって
よろしくありません。
つい先日もイレギュラーな勤務状況が続いて、
時間割を間違ってしまい、
授業時間に一つ穴を開けてしまいました。
生徒らには申し訳ないことでした。
近づく春の陽気と老人ボケは
似合ったものと思っていただいて
許してもらいましょう。

でもそんな授業も今年度は
今日でおしまい。
明日からは、テスト、採点、成績、
と今年度の店仕舞いにかかるわけであります。


これからは三寒四温。
また寒の戻りもあるでしょうが、
少し軽めの上着にして、身軽になっても
よろしいでしょうかね。
と、まことに本日はそんな気分の
春日和でした。

 

陽だまりがうれしいですね。↓ (富田林寺内町)

 

 

さて私めの身分、来年度のことは、
また来年度のことでしょう。
(風吹きまかせね。)


先日の洋食屋さんでは                                                                 お造りに梅の花を添えてくれましたけど。↓ 

 

 

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