稲取の宿はいつも
利用させてもらっているところ。
いつもであれば満室に近いのですが、
この日は24日、イブの日だというのに、
お客は二組だけ。
やはり閑散としています。
どうしたんでしょうね。
まあ静かでいいんですけど。
ともかく、この宿は
金目のカルパッチョが絶品。
(以前も紹介したことあるけど。) ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/b5/2c02d63459ecc6b73e7cd33d469da403.jpg)
でもって、胃を切っているなべさんは
いつも失敗ね。
あんまり美味しいので
思わずするするっと食べてしまって
あとで、じんわり苦しくなって
ついにはメイン料理まで届きません。
控えめにしたつもりなんですが。
朝の稲取漁港。 ↓
稲取の漁港の姿も中々よろしいです。
朝は海が光り、太平洋が
はるけく水平線を見せております。
25日は、冬晴れですが、
風は前日にも増して大荒れでありました。
稲取の海岸。 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/bd/a0a296d1ffa092082755863266d352c6.jpg)
この日はまだ入ったことのない
温泉を探して、稲取から少し
山側の奥へ道をとりました。
奥深い山間にこの地区の
集落の人の温泉施設がありました。
あまり観光化されていない、
こじんまりとした、
実に感じの良い温泉であります。
伊豆見高入谷高原温泉ね。 ↓
集落の農家のおばちゃんが
当番で番台に座っているという風情で、
中々好もしいですな。
朝日が差し込んでくる湯船に
ゆらゆらとお湯がたゆたって、
じつにさわやか、のんびりであります。
掛け流しですよ。
小さな湯船ですが、感じがよい。 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/76/394b16a6873246fc4105ec1db818bc6a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/64/5cb2f578191046a00367f918897041a0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/26/f0e9f80476947876f52985db6a36685c.jpg)
さて、それから、
西伊豆へ向かうのですが、
もう一軒、立ち寄り湯を探します。
とりあえず、
ちょっと下田へ立ち寄り
寒風の中をしばし散策。
町角のおじいさんが干物作りのようです。 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/34/a8a581e7425f8d8307d03923130f42d0.jpg)
ちょっとの散策で、震え上がって冷え込んだまま、
車に乗り込み、下田から山側の道へ
またまた入り込みました。
山奥の細い道路が、やがて
とんでもない傾斜の坂道になって
たどり着いたのが、ここ、
「昭吉の湯」であります。 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/1e/b0d7ad1d5d74609bdd4c2e96ebed8650.jpg)
しっかりした作りの露天風呂らしきものが見えます。 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/06/95c2501046a9d1e2ebfc36d1d96f5f07.jpg)
下田の秘湯と言ったところですな。
車を降りて、坂道をさらに登ると
露天風呂の小屋がありますが、
受付にどなたもいらっしゃいません。
でも先客はいるみたいなので
塀越しに受付はどこか尋ねてみると
「ニホンゴ、ワカラナ~イ。」
と、湯船から声が返ってまいりました。
おやおや、外国人のお客さんみたいであります。
坂を下ったところの民家に
受付のおばちゃんを探し当て
先ほどの外人さんと入れ替わりに入浴。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/e7/7e8f934267cd2e781fb22d67d1c18064.jpg)
伊豆には珍しいトロトロの湯であります。
露天からの見晴らしもよく、開放的。
何でも、昭吉おじさんが
私財を投じて掘り当てた温泉だとか。
かといって、あばら家風でもなく
しっかりとした施設になっています。
でも、何より掛け流しのトロトロ湯が
よろしいですな。
これは第一級の伊豆の秘湯
と、申していいでしょう。
満足して、湯からあがって休憩室に行くと
まだ外人さんが休んでおりました。
おそるおそるどこから来られたか、お尋ねすると、
「トウキョウ・カンパニー、、、イングランド!!」
とか何とかおっしゃっていたので、
東京で仕事をしている
イギリスの方なんでありましょう。
昭吉の湯は「ベリーナイス!」のようです。
さてさて、二つの秘湯に大変満足して、
外人さんともお話できたし、
なべさん夫妻は西伊豆への道を
さらに目指していくのでありました。
風は相変わらず強いので、もう早めに
次の宿に入ることにしたのであります。
(とにかく、吹き飛ばされそうな風だったんですよ。)