GWをちょっとフライングして信州お出かけでした。
小布施の街から車で15分ほども山側へ上がっていくと、
もうそこは深山の雰囲気で、ここに少し鄙びた感じで、
蕨温泉があり、さらに山田温泉があります。
26日は、曇り空で、時に晴れ間、しばしば雨で、
どうにも落ち着かない天気でありまして、早々とお宿入りでありました。
4月下旬の信州はまだ早春。本来ならもう少しさわやかなはずですが、
あいにくの雨は、ついにはみぞれになってしまうという寒いお天気。
お山のてっぺんのほうは最近降ったらしい雪を被っており、
山肌はいまだ冬枯れの様子であります。
山桜の蕾がようやく開こうとしているところで、凍えてしまっているようです。
(お宿の炬燵がありがたいことでありましたよ。)
お宿は山田温泉風景館。お気に入りでもう3度目の訪問になります。
お宿のすぐ下に外湯の「山田温泉大湯」があるのですが、ここは今回初めて入湯。
なかなか風情があってグッドでありました。(ちょっと熱いけど。)
「いつもは、こんなに熱くないけど、今日は外が寒いからかな~。」
と、近辺からのお客さんは申しておりましたが。
ここにも山頭火の碑がありました。 ↓
(山頭火も「あつい」と言ってるよね。)
松川渓谷の崖っぷちに建ったお宿から その下の渓流沿いに名物の仙人風呂があります。
いっとき雨が上がって、 晴れ間も見えた頃合に150の階段を下りていきます。 ↓
先客のおっちゃんがおりました。
どうやら神奈川から湯巡りにやっておいでのようであります。
同類のようですので、しばし、九州、東北の温泉談義でありました。
この仙人風呂、景観といい、風情といい、実に絶妙なバランスで、
居心地の良い露天風呂になっています。大のお気に入りです。
ついついなべさんは先客さんを相手に褒め上げてしまいました。
(でもって、いつも写真は撮っても、撮られない私めですが、 この神奈川のおっちゃんが無理矢理私めを撮ってしまいましたね。)↓
湯船を上がって、階段をちょうど上りきったところに飲み水があります。
これまた絶妙のところに配置してあって、実に美味しいのであります。
でもって、いつかは、紅葉の秋にまたやってこようと思うのでありました。