Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

バインディング溝彫裏編!

2010-03-20 23:16:53 | 日記
今日は朝方は雨、その後も曇りでした。
今日は縁なしボディーに縁を巻くべく、溝彫作業に入りました。
まずは、パーフリングカッターで溝の切れ目をいれます。
サイドバックがローズウッドなので、堅めです。
一発で切れ目が入らないので、何回かに分けて少しずつ切れ目を深くして行きました。
パーフリングカッターはセッティングを変えると、前と同じくセットするのが難しいので表側と裏側、平行で作業します。
裏面の方が、アーチがついていたり、裏板が堅かったりするので先に作業する事にしました。
全部、手作業で削るのは大変なので、ドレメルを使って少し削っておきます。
ドレメルで荒削りの後は、ノミとデザインナイフを使って削って行きました。
ちゃんとした治具があれば、ルーター一発で削れば早いのでしょうが、地味に手作業で仕上げて行きました。
今日は裏面を彫り終わった所まででした。
明日は、表面の溝彫です。

昨日まで、オヤジバンドの地方予選の様子がNHKで放送されていました。
私も気がつけば、オヤジバンド世代です。
歳をとると、色々やる事があったり、若い時のように情熱が維持出来なかったりで、バンドを続けるのは大変だと思います。
出場しているバンドは、テクニックの差こそあれ、しっかり練習していて情熱が伝わってきました。
長い事、バンドからは離れていますが、見ているとやってみたくなって来た今日この頃です。
ちなみに、私の本棚はマーシャルアンプのスピーカーキャビネットです。

今日の写真は、裏面のバインディングの溝のアップです。