Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ボディー箱化しました!

2010-03-18 23:26:52 | 日記
今日は曇り。
朝は雪が積もってましたが、日中で溶けました。
ネックの仕込みがだいたい終わりましたが、仕込み角度の微調整のための作業から始めました。
今回のギターは指板の面と表板の高さが同じため、弦高の調整に気を使います。
指板は少しラウンドさせる予定なので、その分も考えながら調整して行きました。
ちょっと削って合わせて確認と、いつものように繰り返します。
ネックの仕込みが終わって、表板の接着準備に入りました。
表板をタップしてみて、反応を最終チェック。
高音側の反応が気になったので、ブレイシングの高音側を少しスキャロップしました。
ふたをする前に、裏板にラベルを貼って、表板を仮組してみます。
サイドバックのセンターと表板のセンターがぴったり合っているか確認。
何度か仮組し、ネックも仮組してみて様子を見ます。
表板を接着すると、ネックを埋め込む部分が再加工出来なくなるので、慎重に作業を進めました。
確認が済んだ所で、やっと表板を接着です。
サイドの接着面と表板の接着部分を綺麗にして、接着に入りました。
表板はスプールクランプで押さえました。
今日でやっとボディーが箱化です。
クランプしたままですが、ボディーをタップしてみるとまあまあの反応でした。

色々と難関があって作業は遅れ気味ですが、ここで焦って失敗すると大変なので注意が必要です。
この先も、難関山盛りです。
今週は作業終了が遅く、ブログの更新も遅くなってます。
明日は少し早く終われればと思ってます。

今日の写真は、箱化してクランプ中のボディーです。