Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

バインディング巻く

2009-04-30 23:05:10 | 日記
今日はバインディングを巻きました。切り出していた黒檀材をベンディングして左右片方づつ裏表接着しました。今回はバインディングが厚いのでボディーの形にぴったり合うようにベンディングして凧糸で縛って固定しました。片方づつ巻いたので一日がかりの作業になってしまいました。なかなか思うように作業が進みません。写真は表面にバインディングを巻いて固定中のものです。

パーフリング

2009-04-29 22:13:05 | 日記
今日はボディーエンドの横板のつなぎ目に黒檀を埋め込んだあとパーフリングを接着しました。パーフリングやバインディングの接着は色々なやり方があると思いますが私の場合は最初にパーフリングから接着します。あまり効率の良いやり方ではないのでいずれいい方法を考えたいと思っています。写真はパーフリング接着中のものです。

バインディング続き

2009-04-28 23:09:47 | 日記
今日は昨日の続きでバインディングの表側の溝を彫りました。表側はパーフリングも入るので二段に溝を切ります。裏側と同じようにパーフリングカッターで切れ目を入れたあとドレメルで荒削りしてデザインナイフで仕上げました。バインディングやパーフリングを巻いたとき隙間が出来ないようにするためデザインナイフで調整整形していきましたが、これが時間がかかり結局溝切りに表裏で二日かかりました。写真は溝切りの終わった表面です。

バインディング溝彫り

2009-04-27 23:42:47 | 日記
今日はバインディングの溝を彫りました。パーフリングカッターで切れ目を入れたあとドレメルで切れ目の手前まで彫ってそのあとは手作業でデザインナイフで切っていきました。パーフリングカッターの刃を研いでから始めたのですが、切り初めて間もなく刃の先端が欠けてしまいました。研ぎ直しする気力がなかったのでそのまま使いました。デザインナイフで溝を整えるのに時間がかかって今日は裏面しか出来ませんでした。明日は表側です。写真は裏の溝が切り終わった所です。

バインディング制作

2009-04-26 22:00:43 | 日記
今日の作業はバインディングの制作です。19世紀ギターは既製品のバインディングにサイズの合うものがなかなかないので自分で切り出しています。いつもはサイド材の端材などを流用して作っていましたが今回は黒檀の板材から切り出しました。切り出しには糸鋸盤を使いましたが、工房の糸鋸盤はフトコロが短い上に刃のテンション調整もスピードコントロールもブロワーもないとゆう使いづらいものなので正確に切り出すのは大変です。次のギターの分と合わせて二組切り出しました。写真は切り出したバインディング材と今回使った板材です。残った板材でまだしばらく持ちそうです。作るのは手間がかかりますが割安かもしれません。