今日は作業お休み。

今日は晴れ。
日が射すにつれて気温も上がり、今年の夏、最高気温だったそうです。
秋田市内も35度オーバーの猛暑日
どおりで暑いはずです。

今日は通院日で外出で、いつもはもどって夕方から作業ですが、この暑さ。
工房内はとてもいられる状態ではなく、作業は休みました。
あまり動かない作業なら無理してやる所ですが、ネックの仕上げでサンディングがあります。
汗と粉塵が厳しそうだったので、作業は順延しました。

今日は外出ついでに、ココラボでミニ個展の打ち合わせをしてきました。
日にちは11月の3日と4日です。
今作っているトーレスと東京に持っていったバロックギター。
トーレスの後に作る予定の19世紀ギターがメインになりそうです。
時間があれば、ウクレレも作りたいと思ってます。
会期が近づいたら、詳細をあらためて告知します。

トーレス、ネックグリップ整形。

今日は朝は雨で午後からは晴れました。
暑かったです。

作業はウクレレリペアで休んでいたトーレスです。
今日はネックグリップの整形をして行きました。
ネックはヒール部分のみ整形してありますが、その他は角材状態。
整形前です。


まずはナット部分から整形して行きました。


ナット部分がある程度終わった所で、グリップ部分を削って行きます。
南京鉋はないので、切り出しとバイオリン鉋で削って行きました。
手にはまめができないようにテープを巻いて削りましたが、それでもまめができました。

今日でだいたい削り終わりました。
明日は微調整して、グリップをサンディングで仕上げる予定です。

今月も明日で終わり。
トーレスは今月中に完成させるつもりでしたが、いつもの通り作業は遅れてます。

写真は整形後のグリップです。
まだ削ったままの状態です。

Kamaka ホワイトラベルコンサート、リペア終了。

今日も晴れ。
昨日よりは少しましでしたが、それでも33度オーバーな一日。

作業はKamakaウクレレのリペア仕上げです。
接着はぴったりですが、塗膜はパーツを外した時に切れ目が入ってしまうのでタッチアップから始めました。
完全に平面にはせず、隙間を塞ぐ感じです。
表板や裏板のシーム部分も同じように仕上げました。
以前のリペアでついたキズも修復しておきます。
後は、あまりピカピカにすると不自然なので、全体を適度に磨いておきました。
フレットは指板再接着をしているので、レベリングをしておきます。
フレットの平面を出して、整形、磨き、と仕上げました。
最後に弦を張ってチェック。
やっとリペア終了です。

ボディー裏側です。


ネックの接着部分のアップです。


指板のアップ


ヘッド側から見た所です。


明日はトーレスにもどってネックグリップを削って行く予定です。

写真はリペアが終了したKamakaです。
音は色々と修復したおかげで、コアらしいウクレレサウンドになりました。

Kamaka ホワイトラベル、リペア続き。

今日も晴れ。
気温は34度を超えたみたいです。
暑いはずです。

作業はKamakaのリペア続き。
表板の接着から始めました。
ブレイシングを接着してから箱にするつもりでしたが、ブレイシングが横板とライニングにがっちり接着されていて、無理にはがすと横板にダメージがありそうだったので、表板と一緒に接着する事にしました。
新しく作るのと違って、表板は余分な部分がありません。
ずれなく、素早く接着クランプするのは大変です。
なんとか接着しクランプ中の様子です。


乾燥待ちの間にネックの作業にかかりました。
ネックはビスケットジョイントですが、前にリペアしたようでビスケットがベニヤ板でした。


強度も精度も問題があるので、ビスケットも取り外してマホガニーで製作する事に。
指板はネックの半分くらいまではがれていたので、こちらも取り外しました。
ばらしたネックです。


次は、ネックの接着。
ボディー側と擦り合わせして、仕込み角を確認。
ネックも接着しました。
ネックの乾燥待ちの間に、指板の裏側を綺麗にして指板接着の準備。
今日で指板も接着し、元の形にもどりました。

明日は細部調整、タッチアップ等をして、弦を張る所まで行ければと思ってます。

今回のウクレレは以前にかなり大掛かりなリペアが行われていたようです。
だいぶラフな作業だったらしく、リペア箇所以外にダメージがありました。
今回はほとんどバラバラにして組み直したので、しばらくは大丈夫かと思います。

写真は指板クランプ中の様子です。

カマカホワイトラベルコンサート、リペア続き。

今日も晴れて暑い一日。

作業はウクレレリペアでした。
このウクレレは今度の日曜にライブで使用予定なので、ギターより先に仕上げる事にしました。
昨日はバックセンターシームのはがれを接着しましたが、今度はブレイシング。
裏板のブレイシングはどちらもはがれてます。
隙間から接着剤を流し込み、クランプ。
1本づつ接着して行きました。


裏板が乾燥待ちの間に表板も進めます。
表板もセンターシームがはがれており、バーやブリッジプレートは全部はがれている状態。


まずは、表板裏側全体に残っている接着剤を綺麗にします。
サンディングすると板厚がかわるので、雑巾で湿らせながら拭いて行きます。
気の長い作業です。


綺麗になったらセンターシームのはがれを接着し、ブリッジプレートも接着。
また、裏板にもどってセンターシームの補強を製作し接着して行きました。
オリジナルはパッチのように長さが短かかったので、隙間が出来ないようにして製作、接着して行きました。

今日で裏板側と表板の作業は終了。
明日はボディーを箱にして、ネックを接着して行く予定です。

今回のウクレレはクラックリペアのみの予定でしたが、開けてみると満身創痍の状態。
ほとんどのパーツを接着し直しです。
明日でなんとか修復を終えて、あさってには弦を張れればと思ってます。

写真は補強シームを接着した裏板とブリッジプレートを接着した表板です。