Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

バロックギター、材料探し。

2015-02-28 20:20:50 | 日記


今日は午前中は雨が降ったりで、午後からは曇り。
気温は高めでした。

バロックギターの組み立て準備を予定していましたが、サイドバックの補強用の材料を探しに、出かけました。
裏板のリブは、この間購入した和紙を使います。
サイドと裏板の境目はヴェラムの端材を使うつもりでした。
色々検討し、今回は麻を使う事に。
ちょうど時期外れですが、手芸店をまわって探してきました。
希望ピッタリではありませんでしたが、なんとか、使えそうなもを見つけ購入。
切り分けて、使う分だけ購入できて、出費は抑えられました。
出かけたついでに、同じビルにある本屋さんで立ち読み。
インテリア関係や建築関係の本と、画集を見ているうちに、だいぶ時間が経ってました。
基本的に文章は書くのも読むのも苦手なので、写真を眺めるのがメインです。
見るだけでも参考になりました。

組み立て準備の作業は、明日に順延します。

今日は出かけたついでに、ココラボにちょっとよって、二回のカフェでチャイを飲んできました。
いつもはコーヒーですが、ちょっと気分を変えて初、チャイです。
スパイスとジンジャーがきいていて、あったまりました。

バロックギター、組み立て準備続き。

2015-02-27 22:24:45 | 日記


今日は曇りで時々雪が舞う天気。
風が強く、荒れた天気でした。

作業はバロックギターの組み立て準備。
サイドバックと表板の仮組を進めました。
位置決めの駒は接着しましたが、接着時にスムーズに正確に組み立てられるよう、微調整していきます。
何度も仮組して、昨日、接着した駒を調整。
ストレスなく、サイドバックと表板のセンターがぴったり合うようにしていきました。


今日は仮組して、ブリッジのサイズを決めて終了でした。

明日もバロックギターを予定しています。

ボディーの仮組に時間をかけているのは、今回、表板にブリッジを接着してから組み立てる予定のためです。
ブリッジは後で微調整は出来ますが、ほぼ、表板に接着した時点で弦高が決まってしまいます。
表板の接着の加減で、想定した弦高にならない場合があるので、慎重に進めてます。

写真は表板を仮組したバロックギターです。

バロックギター、組み立て準備。

2015-02-26 22:36:11 | 日記


今日は日中、日が射す時もありましたが、次第に曇って、夜は雨。
気温は高めな一日でした。

作業はバロックギターの組み立て準備。
表板とサイドバックを正確に接着する加工をしていきました。
表板にはボディー内側からサイドを位置決めする駒が貼ってあります。
ただ、クランプするとサイドが所定の位置からずれる可能性があるので、サイドの外側からも固定する駒を貼っていきました。
材を切り出して駒を製作。


ちょうど、横板の厚さの分、隙間を作って接着していきます。


接着は膠を使ったので、しばらく乾燥させるとある程度固定されます。
乾燥後、接着が終わった表板と、サイドバックを仮組していきました。





明日もバロックギターの組み立て準備を進める予定です。

今日は午後にリペアのお客様が見えて、新しくリペアギターをお預かりしました。
この先、東京のイベント用の楽器製作や、個展用の楽器製作、既にお預かりしているリペア、ウクレレの製作等々、、、、。
色々ありますが、一つ一つ、進めていきたいと思ってます。

写真は固定用の駒を接着したバロックギターの表板です。

ワッシュバーンN2、トレモロアーム製作。

2015-02-25 22:43:19 | 日記


今日は少し雲はありましたが、いい天気でした。

作業はリペアの続き。
ギター本体は終了しましたが、トレモロアームの製作です。
フロイトローズタイプのユニットですが、アームは径が6mmのネジ式でした。
ちょっと太めです。
市販の6mm径アームは少なく、通販で購入しても、合うかどうか微妙だったので、製作する事にしました。
昨日、今日と材料を探して、ホームセンターを回りましたが、目的の材はありません。
取り寄せも頼んでみましたが、あまりいい返事ではなかったので、とりあえず、今回は鉄製の丸棒を使う事にしました。
鉄製の丸棒も、いわゆる素材ではなく、キャンプなどで使うV ペグを使います。
トレモロアームの形状に曲げて、ネジ溝を切っていきました。




曲げるといっても、手で曲げるので、ちょっと大変でした。
溝を切ったら、長さを調整し、カット。
これも手ノコなので、思ったよりも大変。
なんとか切って、切断面を面取りしました。


ギターにセットして、アームの形状を微調整。
磨いて仕上げました。
とりあえず、使える状態になりました。
後で、ステンレスの丸棒が手に入れば、作り直すかもしれません。

明日は、今日出来なかったバロックギターの作業を予定しています。

写真は製作したトレモロアームをセットし、リペアが終了したギターです。

ワッシュバーン、N2リペア続き。

2015-02-24 22:48:44 | 日記


今日は曇るときもありましたが、いい天気。
黄砂があったようで、車が汚れてました。

作業はワッシュバーンのリペア。
昨日、ばらした状態のギターを組みながら、調整していきました。
まずは、トレモロユニットの取り付けから始めます。
埋めたアンカー用の穴をあけ直して、アンカーをセット。
ネックにナットを取り付けて、ボディーに組み込みます。
トレモロユニットはフローティングにするのですが、調整する所が色々あるので大変です。
このタイプは弦高調整はユニットごとなので、バランスを取りつつ、オクターブも会わせつつ、調整していきました。


ネックはセット前にロッドを調整してますが、チューニングした状態でそり具合を確認。
弦を緩めて、再び、ロッドを微調整していきました。
色々調整した結果、フロイトローズタイプで、ロックナット式ですが、楽器の鳴りがよくなりました。
音詰まりも解消し、本体は仕上がりました。


後は、トレモロアームを製作すれば終了です。

明日はアームを製作し、時間があれば、バロックギターの組み立て準備をする予定です。

写真は組み直し、調整したリペアギターです。