クラシックギター、ブレイシング接着。

今日は曇りで少し晴れ間もありました。

作業はブレイシングの接着。
ロゼッタ脇の補強からは貼って行きました。


接着には順番があるので、次は、ファンブレイスの接着。
綺麗に表板をドーム状にするため、ファンブレイスも順番に接着して行きました。
膠接着なので、素早く位置決めしてクランプ。
はみ出た膠も取り除きながらの接着で、以外と手間がかかります。
それでも、ゴーバークランプにしたので、クランプしたまま、ファンブレイスを全部接着できました。

明日は製作かリペア、どちらかを進める予定です。

写真は接着中のブレイシングです。

ゴーバークランプ、製作。

今日は曇りでしたが、雷が鳴って、雨が降る時もありました。

作業はブレイシングの接着と思ってましたが、その前に、ゴーバークランプを作って行きました。
以前は、カムクランプやブリッジクランプで接着してましたが、ゴーバーデッキを増設したので、クランプも合わせて製作して行きます。
材は竹がいいかと思っていましたが、入手できず、工房のあった端材を切り出し整形して行きました。
どの程度のおさえ具合にするか、厚みや幅を調整しながら決めて行きます。
サイズが決まったら、同じ物を大量生産。
すべてのファンブレイスを一度におさえるので、結構な数がいります。
製作したゴーバークランプです。


先端はコルクを貼りました。


今日はクランプのテストで終了でした。

明日はブレイシングを接着して行く予定です。

今回製作したゴーバーデッキは、天板を、かなり余裕を持って高さを変えられるようにしてあります。
今の所、検討中ですが、裏板の接着も出来るようにしてあります。

写真は製作したクランプをテスト中の物です。

モダンタイプ、組立型改造。

今日は曇り。
思っていたよりはいい天気でした。

作業はクラシックギターの組立型。
ソレラともいいますが、改造して行きました。
制作時から少しづつ改良して、現状はこんな感じです。


今回、ブレイシングの接着をより効率的にするため、天板を作る事にしました。
まずは、材料探しから始めます。
近所では調達できず、ちょっと遠い所まで買い出し。
もどってから、加工に入りました。
天板は四角のままでいいのですが、組立型の形状に合わせ、整形して行きました。


天板とベースの同じ位置にボルト穴をあけ、組み立てて行きます。
こんな感じになりました。


今までクランプで苦労してましたが、スピードアップできそうです。


明日はブレイシングを接着して行く予定です。

写真は組立型に表板を仮セットした所です。

クラシックギター、ブレイシング始める。

今日は曇り。

作業はモダンタイプのブレイシングでした。
表板の鉋がけが終わったので、ブレイシングの準備をして行きます。
まずは、ファンブレイスから。
材の切り出しから始めます。


切り出した材は厚みや幅を調整しつつ、直線も出して行きました。


次は、どこにどの材を使うか決めて行きます。
材の堅さや、柔軟性、木目のつまり具合をみながら、書き込んであったパーターンに並べてみました。
番号を書き込んで、後でわかりやすくしておきます。


続けて、表板にサウンドホールを明けて行きました。
所定の大きさ、ピッタリにするため、慎重にあけていきます。


開きました。


明日はリペアか、製作を進める予定です。

モダンタイプの製作は、だいぶ前から考えてましたが、リペアやその他の事情でなかなかとりかかれずでした。
やっと始める事が出来ましたが、お世話になっているお客様からお借りした本もやっと出番が来ました。
これもだいぶ前からお借りしたままでしたが、モダンタイプの製作に際して参考にしようと思っています。
ロマニリョスさんの著書ですが、ギター本体以外にも治具の製作法まで、とても丁寧に説明と図面が載っています。
これがあれば、デッドコピーが作れるくらいの内容。
ただ、きっと、文章や写真では伝えられない所に大事な事があるんだろうな〜と思いました。



写真はブレイシングを借り置きした表板です。

ブレイシングパターン、検討。

今日は曇りで、少し雨も降る天気。

作業はクラシックギターのブレイシング。
レイアウトを検討しました。
基本的には、今までに製作したモダンタイプと同じようにしますが、微妙な所をどうするか、色々と考えます。
細かい所を調整しながら、表板にパターンを書き込んできました。
パターンが決まった所で、材を選んで終了。

明日は製作の続きか、リペアか、どちらかを進めます。

写真はブレイシングのレイアウトを書き込んだ所です。