Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

19世紀ギター、ロゼッタ仕上げる。

2016-02-29 22:43:58 | 日記


今日は曇りで雨が降ったりやんだり。
気温は高めでした。

作業はロゼッタの仕上げ。
組んだロゼッタを彫り出して、平面を出して行きました。
最終的には表板に埋め込みますが、一応、両面平面を出します。
仕上がりの納得度は100%ではありませんが、埋め込み時にしっかり調整すれば使えそうでした。
アップです。


今日は工房の事務作業で領収書類の整理などをしたので、ロゼッタのみで終了でした。

明日は出来れば、ロゼッタを表板に埋めて、セラックフレンチポリッシュも進めたいと思ってます。

今日で2月も終わり。
予想通りの早さで日々が過ぎて行きます。
ギターが東京のフェスに間に合うか、心配になってきました。

写真は仕上げたロゼッタです。

19世紀ギター、ロゼッタ続き。

2016-02-28 23:22:33 | 日記


今日はいい天気でした。
昨日の夜に降った雪は結構積もりましたが、天気がよかったので、昼過ぎにはほとんど融けました。

作業はロゼッタの続き。
半分、組み終わったので、残りを組んで行きました。
今回で色々実験できたので、次回からはもっと段取りよく進められそうです。
今日で組み立ては終了。
後で平面を出してチェックしないとわかりませんが、今の所、良さそうな感じです。



明日はロゼッタの仕上げと埋め込みか、セラックフレンチポリッシュか、どちらかを進める予定です。

今日は午後から、駅前で開催されたハワイ関連のイベントに出かけました。
工房のお客様のウクレレバンドを見るためです。
今回は工房のウクレレを使ってもらえるとのこと。
また、ピックアップを使わず、生音をマイクでひろう演奏でした。
最近はピックアップが当たり前のウクレレですが、生音は優しい響きで、ボーカルともマッチしてました。

写真は組み終わったロゼッタです。

19世紀ギター、ロゼッタ再び。

2016-02-27 23:08:34 | 日記


今日は曇りのち雪。
日中は雪も融けて、道路は乾いてました。
暗くなってから雪が降り始めて、夜になってもさっと積もってます。

作業は製作中の19世紀ギター。
ロゼッタをもう一度作り直していきました。
まずは、材料の製作から始めます。
前回、作った時は余分な分をほとんど作らなかったので、切り出した材からパーフリングを製作。
これまた、前回同様、表板の端材に溝を彫っていきました。
今回は一層づつ、クランプ乾燥を繰り返すことにします。
材に使っている黒檀は一般的なパーフリングよりも少し厚め。
材に張りがあるので、普通に埋め込むと材の力で隙間が出来てしまいます。
時間はかなりかかりますが、確実な方法で埋め込んで行きました。
今日は半分で終了。

明日はセラックフレンチポリッシュの続きか、ロゼッタの続きか、どちらかを予定しています。

写真は埋め込み中のロゼッタです。

セラックフレンチポリッシュとロゼッタ。

2016-02-26 22:47:00 | 日記


今日は曇り時々雪。
寒い日が続いてます。

作業はロゼッタから始めました。
埋め込んだ物を彫り出して、平面を出して行きます。


で、彫り出して平面出しまで進めましたが、仕上がりが気に入りません。
修正しようと試みるも、途中で断念。
あきらめて、もう一度素材から作り直すことにしました。
しばし、ロゼッタを眺めながら、次に作る時の方法を思案。


今回は、作り方を変えて作ったので、もう少し研究してみます。
気を取り直して、今度は、リフィニッシュ中のクラシックギターに移りました。
今日は、表板の塗り重ねを進めます。
だいたい、10回位塗って終了でした。


表板の塗り重ねはこれで終了。
サイドバックを塗り重ねしたら、仕上げ行程に入る予定です。

明日は製作とリペア、どちらか様子を見て決めます。

近所のコンビニが今月いっぱいで閉店することになりました。
もうすでに、店内はほとんど在庫がない状態。
自宅から歩いて1分かからないので、便利でした。
なんだか、思い返すと一抹の寂しさを感じます。

写真は塗り重ねた表板です。

19世紀ギター、ロゼッタ製作。

2016-02-25 22:53:46 | 日記


今日は雪が降ったりやんだり。
寒い1日でした。

作業は19世紀ギターのロゼッタ。
パーフリングを作ったので、今度は、組んで行きました。
いつもは、表板に直接溝を彫って埋めていました。
今回は多層タイプ。
以前、同じようなロゼッタを埋めたときえらい苦労したので、今回は先にロゼッタを作ることにしました。
まずは、端材の板に溝を彫っていきます。


後は、パーフリングを埋め込んで行くのですが、これがまた時間がかかります。
普通のロゼッタは、つなぎ目が指板で隠れます。
なので、その部分につなぎ目を持ってくれば、つなぎ目を気にしなくても大丈夫です。
つなぎ目が見えるタイプは、埋め込むパーフリングの長さを、円周に合わせて1本づつ調整しながら埋め込みます。
全部でパーフリングは22本。
今日でなんとか埋め終わりました。

明日はロゼッタを仕上げて様子を見た後、クラシックギターのセラックフレンチポリッシュの続きを予定しています。

今回モデルにした、オリジナル19世紀ギターはロゼッタの仕上げが見事です。
200年近い経年変化で一部浮きがありますが、それでも、パーフリングのつなぎ目はほぼわかりません。
かなり入念に観察しても、ピッタリ合わさっています。
どうやってたんでしょうか?
ずっと見ながら考えてると、なんとなく、色んなことがわかってくる気がしました。
やっぱり百聞は一見に如かずです。

写真は埋め込み組んだロゼッタです。
この後、平面を出して仕上げ、彫り出してから表板に埋め込みます。