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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ククサの謎

2020年12月23日 | open


北欧の木製マグカップのククサ。
材料は樺の瘤で作られる。
このククサなのだが、どうしても分から
ない謎がある。
それは、殆どの北欧ククサの容量が、ほぼ
160ccなのだ。
これは何故なのだろう。
圧倒的に160cc物が多い。

ククサを使う友人は推測でこう語る。
「多分、コーヒーを飲むことを前提として
いるので、濃いコーヒーでも飲めるように
容量が少なめなのでは」
と。
そういえば、イタリアのとても濃いコー
ヒーなどは極めて小さいカップで飲む。
トルココーヒーやエスプレッソの場合は
カップは小さいデミスタだ。日本の煎茶
の利き茶用のような小さめのコーヒーの
カップだ。
中には「これはミルクピッチャーか?」
みたいなのもある。
英国の紅茶はそのような小さいカップは
使わない。日本でもあまり使わない。
但し、ティーカップもアメリカンコーヒー
マグカップのように350ccにもなる物は
少ない。
大量にガブガブとコーヒーを飲むアメリカ
方式では、コーヒーも薄く、マグカップ
もかなり大きい。
これは多分西部開拓時代から大きなマグ
カップでコーヒーを飲んだ事だろう。
アメリカ映画『ワイルドレンジ』(2003)
というケビンコスナーの西部劇で、上品
な王室物のようなティーカップで医者宅
で女性からコーヒーを貰うシーンがある。
武骨なカウボーイのケビンコスナーは、
「これ、どうやって持つんだ?」という
台詞を口にする。
これは、そんな持ち手が狭く小さく上品
なカップなど見たこともないカウボーイ、
というのを表現したシーンだった。

北欧ククサがほぼどれもが160ccであると
いうのは、そうした実用上の何らかの規矩
であるのかも知れない。濃い目のコーヒー
でも飲める、という。冷めないうちに適量
を、と。
となると、それに想像力がタッチした20代
ククサ愛用者の友人は慧眼だ。
ナイフ遣いの二輪乗りである。

経年変化

2020年12月23日 | open

2016年3月

2020年12月


ヤマハXSR700を作った方がイタリアから
の帰国土産で私に下さったフィンランドの
ククサ。北欧経由で一時帰国した時にくれ
た。
4年9ヶ月で色がこのように変化した。
コーヒーの色だ。
ククサというものは不思議なもので、紅茶
を飲むと味は引き立たない。
ところが、コーヒーを飲むと、「お!うま
い!」となる。
これ、不思議。
なんなのだろう。
今後も、壊れない限り、このククサを大切
にしながらどんどん飲む。

ククサというのは、本来は自分で買わない
ものなんだってさ。ククサを頂いてから、
いろいろ調べて知ったら、そうみたい。
人がくれて、それを大切にずっと使い続け
るんだって。自分の分身のように大事にし
て。北欧では幼い頃や成人後は一つの証と
して人が人に、親が子に、友が友に進呈す
る物なのらしい。
そういう習慣が残っているというのが良い
と感じる。
そういうのを文化というのだろうなあ。
日本の場合、かつては刀がそうだった。

医療現場の声

2020年12月23日 | open













私も友人たち医療関係者から現場の声を
聞くと、もう壮絶だ。

瀬戸内の城下町

2020年12月23日 | open

安芸国から北方の備後国を見る。
川の向こうが旧備後国御調郡三原町。
川の手前が旧安芸国豊田郡。

瀬戸内海に面した小さな城下町だ。




陸地が無いため、明治26年、城の真上に
鉄道が敷設された。
眼下の川は人工河川であり、明治まで
海だった。港も明治期に造られた。
海以外は三方を山に囲まれた戦国末期の
水軍城郭都市だ。海の上に築城された。


安芸国竜王山。旧豊田郡。


林道久和喜竜王線。幅員7m。全延長4634
メートル。設計速度30km/毎時。平成29年
3月開通。通称「竜王みはらしライン」。


左側にあるのは旧道、登山道だ。
獣道のような遊歩道で、以前は南側から
この山へのアプローチはこの登山道しか
無かった。



遭難しそうな道。


須波駅→の看板が見える。


この峠は勾配12%だ。
途中なだらかな区間もあるが、二輪車の
転倒事故も続発しているので走行注意。

竜王山山頂付近からは西の遥か彼方に
広島空港が見える。国際空港だ。


山あいに薄らと滑走路管制塔が見える。
手前の河川は人工河川の沼田川(ぬたがわ)
だ。古くは渟田川と書いたが、河口部は
空港のある山のふもと辺りだった。
この手前に見える農村地帯は、江戸期には
一面海だった。
潮位は人間は変えられないので、満潮時に
は沼田川は現在の河口から18キロほど潮が
逆流する。天然鮎が遡上する今では珍しい
川である。しかし、上流部は標高が低く、
鱒族は棲息しない。


頭隠して尻隠さず

2020年12月23日 | open


ある犯罪者がいる。
自分では犯罪者であるという意識は無い
ようで、今でも犯罪をネットで続けてい
る。
ハンドルやアカウントを変えても、書き
振りの手癖は変わらないのですぐに露見
する。
あれが一世風靡した元小説家なんだか
ら、人間落ちたくないもんですね」
その犯罪者の行為を見届けている人は言
う。
現在、犯罪被害者が連携してその犯罪者
を刑事で告訴、民事で損害賠償請求する
準備が進められている。

シナパチはすでにパチと呼べないレベル

2020年12月23日 | open

AMAZONで買った無名メーカーの
ナイフが良かった

最強ナイフALTEMAのように、中華人民
共和国のナイフのうちの一部は、現在
では本家海外ブランドに匹敵するどころ
か、本家と全くの瓜二つのコピー(写し)
を作るばかりか、本家を凌ぐ出来の物も
ある。
基本的には本家と同等。
それは、中国が海外からの多くのOEMを
手掛ける中で、そのノウハウを使って
まったく同質同類の製品をナイフに限って
は製造しだしたからだ。
その傾向はここ10年以内で発生し始めて
いる。
トイガンの電動ガンなども、10年ほど前
までは香港製、韓国製にコピー品は押され
ていたが、ここ10年以内で大陸中華製は
完全に世界のトップレベルの加工精度と
ラインナップを揃える程になった。
今では実銃製造ラインがトイガン製造業界

に参入する程、中華人民共和国は資本主義
世界での利益を確保しようとしている。
今や電動ガンの海外製は大陸中華(中共
中国)が世界を席巻している。
中華民国(現在の台湾台北政権)が大陸
を中共に乗っ取られて大陸の領土を放棄
して台湾島での仮政権が事実上中華民国
の実効支配地となったのは戦後1950年だ
が、その後台湾は資本主義国として発展
した。
戦勝国であった中華民国から大陸を乗っ
取った中国共産党大陸中華政権の国は、
戦後は東側にあったため、著しく経済
と産業が遅れていた。
だが、あれから70年。
今や大陸中華は国連でも中華民国の正式
な継承者として認められ、まるで中国
というのは中華人民共和国であるかの
ような概念が地球上で成立した。
本来は中華民国こそが中国だった。
今の台湾政権が本来元々の清以降の中国
だったのだが、西側も経済的権益から、
大陸の方を「正統」と認可するように
なってしまった。
本来の中国は中華民国=現中華台北だ。
元々は国内で対立していたが、抗日戦線
を成すために蒋介石の国民党と毛沢東の
共産党が合作として統一戦線を組んだ。
これは薩長同盟のようなもので、信じが
たいウルトラCだった。
大日本帝国としても、国民党政権が親日
寄りだったのが一気に民族主義的抗日
戦線の一大勢力に転化してしまったので、
大陸侵略政策はかなり混乱をきたした。

今、地球上の「中国」というのは中華
人民共和国のことになっている。
私から見たら、これは「仮の姿」なのだ
が、世界の支配者たちは現実的な利益
によって価値観を判断し、歴史を捉える
ので、大陸中華政権こそが「正統な中国」
と見なしている。台湾は国連は承認さえ
していない。

これはイスラエルに対して、西側各国
が自国利益のみで取り扱ったのと同じだ。
イスラエル建国に対して一番ひどいこと
をしたのはイギリスだった。
イスラエルはイスラエルで、2000年前は
そこに住んでいたとはいえ、勝手に乗り
込んできて武力で住民を排除して建国
されたのではアラブ人たちはたまった
ものではない。
だが、どちらにもいい顔していた英国は
途中でケツまくって知らんぷりを決めた。
大国のやり方などはいつもそういうもの
だ。実に汚い。

その大陸中華は後進国だったゆえ、工業
製品なども最貧国のそれだった。
なんせ国内に自動車などは党幹部しか
乗っていなかった国だ。
しかし、農村部では貧困にあえぎながら
も、香港返還後の中国は一気に資本主義
的な経済開放政策を取った。
そのため、産業が発達し、特に工業立国
として大公害をまきちらしながらばく進
している。
そして、よせばいいのにというか、工業
躍進国の常として、生産物が飛躍的に
良質に変化してきた。
それがここ10年の中華大陸だ。
ナイフがその典型例として挙げられる。
ただ、ゴム製品などの重化学工業は未だ
日本の足元にも及ばず、中国製ゴム製品
は著しく質が低い。
火薬は元々火薬の国なので良かったよう
で、中国産銃弾などは良い発射薬のブツ
だった。これはベトナム戦争の頃から
すでに。

しかし、中国がいくら海外からの委託
ブランド品の技術を盗用したとはいえ、
日本も全くそれをやって発展してきた
国なので人のことをとやかくは言えない。
ただ、言えるのは、今の中国製のナイフ
はとんでもなく良質な物も多い、という
紛れもない現実である。
安くて良質。
そういうのが出回ると、日本製はたち
ゆかなくなる。
しかし、安くて良い物が手に入るのは
良いことだ。名工が焼いた焼き物の
茶器ではないのだから。

現在、海外の多くのメーカーが中国に
自社ブランド品を委託製造させている。
自ずと、中国の技術力も大幅に一気に
短期的にアップしている。
中国製ナイフは悪くない。
特にCNCマシンが中国でも一般導入され
てからは、世界トップレベルのナイフを
大陸中国はここ数年で製造している。

一瞥して、リアルスチール社と同じ中国
国営企業体が製造していることがよく判
るナイフ。
日本刀での鑑定眼を駆使せずとも、すぐ
に判別できる。
このナイフもALTEMAも、その他の中華
ナイフも、発売されたら即完売だ。
どうやら、販売方式は、米国式のショート
タームシステムで販売しているようだ。
つまり、短期売りさばきの売り逃げ。