明るい乳がん生活&子宮体癌生活(の、予定)

~~2006年11月告知、12月手術、明るい生活を送っていこうと決めました!愛猫たちと頑張る!~~

ワコールリマンマ京都とエキスパンダー挿入編最終。

2017-02-26 21:41:58 | 再建への道2017


ワコールリマンマからお知らせの封書が来ました。
なんと、やっぱり京都八条口側のワコールにリマンマルームができたようです。
かなり便利ですよね。イオンモールのすぐそばです。
それから、私も今まで使っていたアモエナパッド(ドイツ製の偽胸)が三月から値上がりするようです。三~四千円ほど上がるようなので、もし買い替えようかとか買おうかなと思っていらっしゃる方があったらお早めに。
本当は、2~3年ほどで買い替えなくてはいけないらしいのですが、私はこの10年で一回だけ買い替えました。その二つ目のものも上の方が破れてきていたので、パットに20000円以上使うぐらいなら再建しようと思ったのも一因でした。(結構ケチ、笑)


2月6日(月)
10年前は何だったの、と思えるほど傷が痛んで、4日と5日は痛み止めと胃薬と抗生物質を処方されていたのに、本日の朝からお薬が出ない。
痛いの!起き上がるのが大変なんだよ。まぁ、だからと言って起き上がれないわけではないんだけど。
10年前はなーんにも痛くなかったのが嘘みたい。いや、あれが変だったのか。
ペットのように付いてくるドレーンの存在もよく忘れては引っ張られてあいたたたた、と思う。
トイレに行く時が大変だよね。
深夜に起こされて、採血されたんだけど、なんであんな夜中に?

朝ごはん:ロールパン、ブルーベリージャム、コーンサラダ、牛乳、オレンジ2分の1個
完食はするよ、んで、しっかりトイレも行く。ちゃんと体のリズムは整えてる。

朝に気づくとドレーンの赤いリンパ液が抜かれているので、深夜に看護師さんが回っているときに傷口を見たりリンパ液を抜いたりしているみたい。
何かの拍子に咳き込んだりすると、術側の胸が痛むので、この痛みが早くなくなってくれればなぁと思う。

昼ごはん:味付けムニエル、筑前煮、キュウリの酢の物、白ごはん



午後に先生がやってきて、退院の日の希望日の相談。んじゃあ、出来るだけ木曜予定で、をお互いに確認。
「先生、痛み止め、出てこないんだけど」と聞いたらお薬は昨日でおしまいとのこと。痛み止め、たったの二日。痛くなかった10年前は毎食後10日間飲み続けたのに。
「じゃ、持ってきてるロキソニン、飲んでもいい?」と聞いたらあっさり「いいよっ」との返事。
まぁ、我慢ならぬ時には飲みましょう。
今までつけていたバストバンドを先生が外す。いいのかっ?!もういいのかっ?!
でも、ドレーンはまだそのまま。術後にべったり貼られているテープもそのまま。
先生が「あ、このバストバンドは、これから手術した時にも使うから洗濯した後ちゃんと取っておいてね」とのたまう。
ほー。また使うのか。
そうして、むき出しになるエキスパンダー胸。


自分ではよくわからないので、下からも撮ってみました。


向かいに昨日からまた入院の方。どうやら同病っぽい。その方は本日手術。
ちょっと元気になってきているので、パソコンを開いてDVDをみたり、電子図書を読んだり。
術後に帰ってこられたお向かいの人とちょっとおしゃべりしたら、今まで様子見だったのをやっぱり除去しましょうとしいうことになって、多分良性だろうけれど念のためにね、ということで、提携病院からこちらへ回されたそう。主治医は提携病院にも出向で行ってるんだって。
相方も一日一回は来てくれて、前回よりマメだー。何度も言うけど、これはアナタのためにするんだからね。(笑)
 
晩御飯:だし巻き卵、大根おろし、マーボー豆腐、ブロッコリーマヨ和え、白ごはん
ご飯はたいてい残るので、お茶漬けかふりかけをかけて食べてました。


お向かいの方の傷口から出血が止まらず大騒ぎ。
看護師さんも先生も駆けつけて、取りあえず処置室へと行かれて、しばらくしてから帰ってこられる。
お向かいを見たついでに、私の方にも必ず顔を出す先生。
「悪いんだけど、明日はお休みをもらいます」いいよー、ゆっくり休んでねー。
何だか、先生の印象が熱血からかいがいしいイメージに変わりつつあります。(笑)
そうして、私の退院が木曜に決めたことを報告してくる。仕事は早い。(笑)
でも、後から聞いたお向かいの方は、出血が止まらなくて、再度処置するために「ご飯の後なんで、全身麻酔が出来ないんだ。ごめんねー」と注射で麻酔を打たれて、それが何より痛かったって。
私はそんなことがなかったので、わー大変、と他人事。寝られそうになさそうな痛みのようでお気の毒でした。



2月7日(火)
昨日の夜に寝る前に持参ロキソニンを飲んだんだけど、効かず。飲んでも飲まなくても日にち薬なのかも。
痛み、というより引きつり感と胸の奥の方の重だるさ感がある。異物を入れたんだもんね。頑張ってるよね。
引きつりは、きつい時は背中に向けて走る感じがする。過敏にはなっているのかも。

いつも深夜に抜かれているドレーンの中身が取られてなくて、早朝取られたので、妙に量が多い気がする。
まだ赤いのも気になるんだよね。早く帰るためにも安静にしておくべきなのか?
でも、寝っぱなしだとすぐに働けなさそうでそれも困る。 
朝ごはん:そぼろパン、もやし炒め、牛乳、バナナ


昼ごはん:ビーフカレーライス、カニカマ海藻サラダ、みかんヨーグルト和え


午後に相方が顔を出してくれる。
仕事上がりにバイトさんたちもお見舞いに来てくれる。
わいわい言いながら、みんなにお胸を見せてさしあげました。
「元気そー」そうなんだよ、元気は元気。


ふうちゃんもお見舞いに来てくれたので、しばし待合室で歓談。


あー、お見舞いに来てもらえるって幸せ。(10年前はお友達はいなかったも同然だったしねぇ・・・ )

晩御飯:白身魚の照り焼き、炊き合わせ、ホウレンソウわさび和え、白ごはん


ご飯が終わった後は(晩御飯は6時)少しおしゃべりしたり、DVDを見たりして過ごす。


2月8日(水)
朝起きたら7時だったのでビックリ。いつもは6時過ぎには目が覚めるのに。
深夜のドレーンリンパ抜きも気づかず。
明日退院なら、そろそろドレーンは抜いてほしいところ。色も急に薄くなってきた。これはいけるかも。

朝ごはん:ジャムパン、二色サラダ、牛乳、ミカン缶

チョットした拍子につれる感じがするのは相変わらずなんだけど、もはやこれは仕方がないね。
胸を触ると左の柔らかさに比べるとパンパンですよ。
パンパに水が入ってます。しかもお椀型です。
朝に先生がやってきて、傷口を見て「うんうん、大丈夫」を連呼。
「じゃ、足すねー」50cc足されました。200ccに。
30分後来た時には、「抜くねー」とドレーンを抜いてくれた。あー、めちゃ楽。
10年前のドレーン抜きは、研修医にさせた挙句、ベリッという嫌な音とともにめちゃくちゃ痛かったけれど、今回は全然OK。
せんせーい、ありがとー。
本当は20ccが理想らしいんだけど、40から45ccを行ったり来たりしているので大丈夫、ということになったらしい。
ただ、一週間後に見せに来てね、と手術前に言われていたので予約を入れていたのに、金曜じゃなくて月曜日に来て、と言われる。
その月曜の後日に見てもらったときは水も溜まっておらず大丈夫のよう。


午前中に看護師さんが「シャワー入りますか」と聞いてくれたので喜んで!!と入る。
昼ごはん:サバの味噌煮、きんぴらごぼう、トマトサラダ、白ご飯


午後に相方が来てくれたので、いただいたお花やお菓子を持って帰ってもらう。
入院中に仲良くなったリハビリ病棟に移った三人さんに退院のお礼の品を持っていく。

晩御飯:豚肉の生姜焼き、五目酢の物、高野の揚げ煮、白ごはん

朝から明日退院するので清算金額を教えてくださいということと月曜の予約票をくださいと頼んでおいたんだけど、待てど暮らせど来ない。
看護師さんも忙しいものねぇ。
でも、私も相方に金額教えないと、お金は持ってきてないからねぇ。
ナースステーションに聞きに行くと、わかる人が誰もいなくて、「朝から聞いてるんですけどー」の私の言葉にようやく真剣に問い合わせてくれたみたい。
やれやれ、一週間の休暇、と思いたかったけど、休暇ではなかったなぁ。
そうして、明日からまた、いつも通りに働くわけだ。ふー。
荷物はバタバタしないようにしっかり詰め込んだ。

2月9日(木)
朝ごはん:食パン、イチゴジャム、オニオンサラダ、牛乳、オレンジ2分の1個

早々に着替えを済ませ、ブラをしてみたら、術側トップが少しへこむ。これは、ストッキングでも入れてみるべきか。
相方に入院費用を連絡して、お金を持ってきてもらい、重たいスーツケースは車で持って帰ってもらう。
雨が降ってるけれど、やれやれ、身軽に帰れるわ。
お向かいの彼女は私と同じ日に退院できるはずだったのに、出血事件のせいでもうしばらくは入院予定らしい。

ギリギリまでおしゃべりして、部屋を出た。
清算して、午前中に店に帰り、速攻働く。
バイトさんたちは「ゆっくりしなよー」って言ってくれたけどね。
甘やかすとキリがないからね。まぁ、働かざるもの食うべからず、です。私の場合はね。


と、エキスパンダー編、お付き合いさんきゅーでした。
明日、また受診します。多分もう50cc足すのかな。
あ、足すときは、注射で、ちくっとするんですが(右胸の皮膚に痛みを感じるこの不思議!)、そこには金属が入っているの。
で、そのために水が逆戻りしないんですが、なんと、MRIに入ったら大変なことになるそうです。
強力な磁場で爆発するらしい。
「だから磁石はつくよー」と先生。いや、そんな実験しないし。(笑)
明日は、ぽこんとへこんだ右わきと一部へこんでいる傷口が今後どうするのかも聞いて来ようと思います。
お水は明日50cc足したら全部で300ccになるからそれでいいかなーと思っているんだけどどうだろう。
先生の気持ちでは、相方がどう望んでいるか、がネックのようです。 





エキスパンダー挿入編、その2。

2017-02-19 10:21:49 | 再建への道2017
先日、店を閉めて出ようとして振り返ったら、元主治医がいた!!
「先生ーっ、何してんのー?」
「これから飲み会。ヨドバシ行って来たら、今見かけたから」
うんもぉっ、もっと早く来いよっ。
「ほらほら、見て♡」
「おっ、・・・」
「エキスパンダー入れちゃった」
回りから見たら怪しいだろうけど、先生に服の上から触らせる。(笑)
「結局、どこでやってんの?」
「先生のとこだよー。ほら、あの新しい先生。看護士さんが先生と似てるって言ってたよー」
「えーっ、似てるかなー。あっ、あと五分で飲み会始まるから、また来るよっ」
と別れました。

それから、月曜日に診察に行ったのね。術前は一週間後に見せて、と言ってたのに、いざ退院する時に「やっぱ月曜に来て」となって、看護士さんで予約適当に直しておいてと言って叱られてた先生。
で、予約なしでも取り合えず来てと言われたので行ったら、かなり待たされました。きちんと予約票を取っててくれたらこういうロスがないのになぁ。傷口を見て「うんうん、きれい」の相変わらずの満足げ。
「じゃ、また足すね」と寝かされて50cc足されたんだけど、その時に傷口のテープも取られてました。
確かに傷口はきれいです。
「先生、抜糸は?」「縫ってなかったみたい」うんうん、忙しいから縫ったかどうかなんて記憶にないよね。って、こらぁっ。
まぁそういうわけで、また二週間後に診察です。


2月4日(土)
前日、ずっと寝ていたせいか、背中が痛くて夜はまんじりともせず。
寝られなかったよ。長い夜だったよ。とはいえ、多分うとうととしていたとは思うんだけど。
朝食は8時に来たんだけど、何となく昨日のことがあって食べる気が起こんない。
ましてや、牛乳って無理じゃない?

朝食:全粒食パン二枚、イチゴジャム、大根サラダ、青紫蘇ドレッシング、バナナ、牛乳

取りあえず、バナナとパンを半切れだけ食べてお薬を飲む。
病院から出されないので持って行ってチェック後帰ってきた、普段飲んでるお薬。
アリミデックス、エビスタ、抑肝散、リボトリール。
痛み止めは出ないのかよーっと思いつつ。
10年前は、本当に手術したの?と思うぐらい痛くなくて、毎回ロキソニンを飲まされたけど、飲む必要無いんじゃないの?と思ったりしてた。
今回は、切ったのみならず、何か(まぁ、エキスパンダーなんだけど)入っているから痛みがあるのかな?
騒ぐほどのものではないんだけど、全然平気ではない。何より、起き上がるのが辛い。無理はすまい。

でもずっと寝てると背中が痛いたんだよね。今回はお尻じゃなくて背中か。
何とか起き上がって荷物の中から、タオルを取り出し、当ててみる。
やっぱ、痛ーい。
肩こり用にと持ってきたロキソニンテープを腰に貼ったら、あら不思議。痛みが取れた。
何よりも邪魔なのがドレーン。今回は一本しか入ってないけど、入れ物は前回と同じででかい。

毎回計りに来る体温が術後のせいか、高い。朝は37.9。
その後、37.5→37.3と順調に下がりつつあったので、前回(10年前)行けなかった、病院内の空中庭園に行ってみる決心をした。
今日は晴れてるけど、明日は寒くなるらしいし。きっと今日を逃したら行けないだろうと思う。
廊下をウロウロしていたら、ベットお向かいのTさんに出会って、連れて行ってくれるという。
「でもねー、ビルに囲まれてて、何にもないよ。この間、(6人部屋の奥のお2人、MさんとKさんの)三人で行ったら京都タワーが見えないってショックを受けてた。(笑)」
そーなんだ。(笑)まぁ、期待はしてないけどね。

そうして、裏切らない期待。(笑)

彼女といろいろおしゃべりして帰ってくる。Tさんは無謀にも雪の日に自転車でこけて、左半身をあちこち折っちゃったらしい。リハビリに余念がない。
後から知ることになるが、Mさんは80代のおばあちゃまで腰辺りを骨折。Kさんは右足が指四本にしか見えないほどの外反母趾のため手術したらしい。
あー、また同病者はなし。仕方がない。

昼食:白ごはん、タラの揚げ煮、カボチャサラダ、そうめん汁
これは完食。

病院に来る前に「お見舞いメールを送れ」と細かい指示書まで出してきたので、第一弾のバイトさんからのお見舞いメールが届く。
よしよし。
バイトさんの一人が有志でお見舞いの花かごを持ってきてくれた。

「元気そー」そーなの。結構元気。バストバンドがされている胸を少しばかり見せてあげる。

実は少し前に自分で見たら、膨らみがてきてて、かなりびっくりした。
最初聞いていたのは、袋を入れるだけ、だったので。
様子を見に来た先生に「先生、膨らんでたーっ」っていったら「そうだよー♡150cc入ってるの」
そっかー。入ってるのか。すでに。

後から相方も来てくれたので見せてあげる。
少しばかり満足げ。

夜は楽しみにしている「精霊の守り人」をこっそり見て就寝。


2月5日(日)
ずっと寝ているのでまだまだ背中の痛みは引かず。モーリスハップに替えたらますます効かなかった。やはりロキソニンテープの方が効くらしい。
起き上がり時の胸の痛みは、やはり続く。これは傷口の痛みかな。
同室では、奥四人でそこそこ仲良くなっておしゃべり。でも、みんなカーテンは閉める。
邪魔くさくて、私はすぐ開けっ放しにしておくんだけど、
先生に「あけっぴろげな人なんだねー」と言われた。なんじゃそりゃ。(笑)
ちょっと仕事を、と確定申告用の医療費の計算の打ち込み。(ようやくパソコンを出せるぐらいの力が出てきた)
先生は、少なくとも毎日顔を出して、切ったところを確認。
「うん、きれい、きれい。パッチリ」

相方が午前に来てくれる。
入院中の、たった一回の差し入れは、伊勢丹で買ったチョコエクレア二個とフルーツの盛り合わせ。
そんなに食べられないよ、と思いつつ有り難くいただく。


看護師さんが、「せめて髪だけでも洗いましょうか」と言ってくれたので、洗面台で洗うことに。
ドライヤーかけるとこまで全部やってくれたので、ちょっと感動。
10年前は10日間もいたけど、髪は一回しか洗えなかったよ。
顧客満足度、アップしたね。(笑)

午後にも相方が来て、今回はまめに来てくれる。
まぁ、あなたのためだけに頑張ってるからね。(笑)

せっかく仲良しになったお向かいのTさんが三階のリハビリ棟にお引越し。
残念。



と、またまた二日分ですが、もうしばらくお付き合いくださいねー。

エキスパンダー挿入編

2017-02-12 19:49:36 | 再建への道2017
入院から帰ってきました。
きちっと一週間。

取りあえず、先生の当初の予定とはいろいろと違った部分もありますが、それは良しといたしましょう。
明日又、仕事を抜け出して、状態を見せに行かねばなりません。一週間後でいいって言ってたくせに。(笑)

傷口まだぼんやり痛いし、ちょっと腫れぼったい感もあるし、面倒なこともありますが、それも良しといたしましょう。

取りあえずは無事に帰ってこれて、帰ってからすぐに働いてもいるし、今度の主治医は結構まめで、かいがいしいということもわかったし。
良しといたしましょう、良しといたしましょう。
ああ、何だか呪文みたいになってきたわ。(笑)

ネタは尽きないのですが、一気にあげる元気はまだないので、一週間のことを数回に分けて書いていきます。
題して「エキスパンダー挿入編」。




2月2日(木)

主治医の手術日が月金ときまっている。金曜を選択したため、その前日の木曜午後一時に入院。
ギリギリまで働いて、みんなに頑張ってねと言われながら店を出る。
入院受付でまず預り金三万円を支払う。
「ご入院は午後一時ですよね」と言われた時は心の中でそうです、と答えたんだけど、気づきませんでした。
なんと、うっかり12時に来ていたことを。


一時間を受け付けで音楽を聴きながら寝て過ごす。ようやく呼ばれて五階の入院棟へ。
そこはいろんな人がごちゃ混ぜに入っている病棟。
そうして、10年前と変わらない、六人部屋のど真ん中。
お向かいは、雪の日に自転車でこけて肩と腰を骨折したという同年代の人。ちょっとおしゃべりできる人がいて良かった。



五階に連れてこられた時に、アレルギーがあるかとかストレスがあるかとか、聞かれたけど前日にそれをするんだ。
問診を約一時間ほど。持ち込みのお薬を薬剤師さんがチェックするとかで、お薬バックを渡す。
まぁ、いいか。看護士さんはみんな優しそう。
「今日はゆっくりしてくださいね」と言われる。
ゆっくりって。(笑)


三時頃に、シャワーで全身を洗い、(明日に備えて) 髪も洗い、(明日に備えて)、持ってきたパジャマに着替える。
実はこのパジャマはいわくつきのもの。
10年前に、アフタヌーンティで奮発して手術に挑んだ、戦闘着。(笑)それ以来、一回も着ていない。
だから今回もこれで、と決めていた。

相方が仕事の合間に来てくれた。狭いお部屋なのですぐ帰らせる。私の抜けてる分、無理しないで頑張って。(笑)

ご飯、鶏の照り焼きかぼちゃ添え、エビのオイスター炒め、春雨のマヨネーズ和え

夕食後に、主治医が来て「あっ、バストバンドがいるんだった!」
ええっ!!先生、今頃?
「地下の売店で売ってるから~。フリーとLサイズがあるから、絶対Lサイズを買ってね♡」
いや、お金、持ってきてないし。
「いくらだったかなー、7000円ぐらいだったかなー」
むー。昨日、ふと不安になって、3000円しか入ってない財布に5000円足したのが正解だったね。
売店に買いに降りる。6000円ぐらいでした。
入れ替わって後から来た看護士さんが「わっ、爪!手術室がうるさいんで、もう少し切ってください」
まさかの!結構切ってきたのに。「白いとこが見えなくなる程度に」まじか。そうして、術後の点滴のために信じられない長さの針を入れられる。
あっ、私、ささくれ立ったなと思って爪やすりを持ってきてたんだった。らっきー。しこしこと爪をけずる。

消灯9時のあと、こっそりテレビを見て就寝。


2月3日(金)
何となく6時ごろ目が覚めたけど、今朝は食事も水も飲むことが出来ないので、うがいと洗顔をすませたら、主治医がやってきて「じゃ、お絵かきするよー」と別室に連れていかれて再度の確認後(ほとんど世間話的)、エキスパンダーの位置と写真取りをした。あれは絶対、先生のホームページに載せるつもりだね。結構本格的なカメラだったし。



9時15分に手術なので、その20分前ぐらいに病室を出る。
「ご家族は?」
「来ませーん」

二階の手術室へ。
10年前は、下剤も飲んだし浣腸もされた。
今回はただ食べないだけ。アンダーのパジャマも着たまま。
これは進化だー。麻酔の先生とも手術室前で立ち話程度の会話。あっさりしてるわー。10年前はミーティングみたいなのやったよね?
そうして入った手術室もコンパクト。麻酔のマスクをかぶせられたらあっという間。
次に目が覚めたら、手術は終わっていた。「終わりましたよー」と言われたので「先生ありがとうーーー」と言おうとしたらまだ管が入っていた。
「あ、ボクは麻酔ね。先生はこっち」そっちにいたのかー。とおもったらまた寝ちゃったみたい。

次に目が覚めた時はナースステーション横のベットで寝ていたよ。
「声が出せますか」と看護士さん。「ちょっとうがいしましょうね」
んん?ちょっと出しにくいけど、でも大丈夫。うがいもできました。少しお水も飲ませてもらいました。
せき込むと傷口が痛む。

手術時間は一時間と聞いていたけど、病室に戻れたのは3時過ぎだった。車いすで帰ったら相方が待っていた。おおっ。
開口一番「いつでもいいから、(新聞についてる)テレビ欄(一週間分の冊子)持ってきてね」
もう一度来て、持ってきてくれた。

相方が帰った後、ふとトイレに行きたくなって、自分で起き上がろうとしたら急に気分が悪くなって・・・。
ナースコールを押すも、あ、絶対間に合わない・・・と思ってゴミ箱を手に取った。
慌てて、看護師さんも先生もやってきたよ。初めて起き上がったので、麻酔の関係でそうなったのかも、と言われた。
少し吐いたら気分はよくなったけど、すぐの夕食は「無理して食べなくていいよ、たべられるものだけでいいよ」と言われたのでほんの少しだけ口にした。
節分のこの日、恵方巻が出てくるかと思ったけど、さすがにそれはなかった。
術後は気づいたらバストバンドが巻かれていて、ちょっと苦しい。その日はそのまま就寝。