明るい乳がん生活&子宮体癌生活(の、予定)

~~2006年11月告知、12月手術、明るい生活を送っていこうと決めました!愛猫たちと頑張る!~~

私にとっての胸

2007-02-21 14:27:18 | おっぱい考
乳がんになるまでは、あまり好きな存在ではなかった胸。
三姉妹の中で、どういうわけか私だけでかかった。母親も胸は小さい。

思春期と思われる中学生の頃から、チビだったのに胸だけ成長した。
丁度生理が始まってからなのかしらん。
とてもとてもいやだった。
痴漢には狙われるし、水着になれば胸しか見られてない。
高校生の時、通学路ですれ違いざまに胸をワシづかみにされた時は本当に怖かった。しばらく向うから来る男の人の姿に足がすくんだもの。
数年前には、自転車に乗った変なおっちゃんが「おっぱい大きいなぁ~」ってついてくるし、

思いだすとあまりいいことがない。
肩は凝るし、走るのにも重いし。

乳がんになって初めて、片方だけど、胸がない状態になった。
正直、軽いです。
体重計には乗ってないけど、絶対体重は減ってるね。
でも、朝目覚めると、まだ自分の胸が片方だけだと思えてない。
あれ?と、毎朝思う。

ワコールで買ってきた胸を装着しながら、
やれやれ不便なことになったもんだと思ってます。
皮膚続きの胸は、とても大切だったんだなぁ。


相方は絶対おっぱい星人で、いまだに私の胸を直視しない。
一緒にお風呂入ってくれる?と、入院前に聞いたら二つ返事で当たり前やん、と言っていたのに、だれよりもショックを受けているのは相方だな。

最近、私の乳房再建のための貯金を始めたらしい。
冗談っぽく言ってたけど、マジだね、きっと。
再建するまで見ないつもりだな、きっと。

私にとっての胸は、意識のある生活の中では今では懐かしい記憶の断片なのだけど、
相方のものでもあるわけで、彼にとってはなくてはならないもののようだ。
それで、仕方がないなぁ、胸を作るか、とぼちぼち考え出してます・・・。
(不安はいっぱいなのだけど・・・。)