![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ad/bc49141d6738e666170e7eea57c8c3ba.jpg)
私はズームレンズのメンテナンスに
よく立ち会いました…
別にどうしても立ち会わなくても
いいのでしたが。巨大な光学硝子の
塊のような、そして超高価な
ズームレンズの分解が見られるのですから
私はよく立ち会いました…
… … …
机の上にズームレンズを置いて
手際よくネジを外してどんどん分解して
いきます。レンズ群のネジ部分にけがき針で
印を付けていきます…
素人にはわかりませんが
分解していく手順がきまっているのでしょう…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/28/64d0f3ea60cf296ab6348d9ab7fb5e59.jpg)
ズームレンズはズーミングにつれて、
摺動(しゅうどう)レンズが鏡胴(きょうどう)内を
複雑に動きます。摺動レンズはワイヤーにつながれています
そのワイヤーを交換するのもメンテナンスのうちです
摺動レンズのまわりのグリース交換して一応メンテナンスは
終わります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/65/b9deb623fc47014961d1a337a7f7733e.jpg)
摺動レンズの表面のほこりを掃除するためにレンズクリーナーが
使われます。レンズクリーナー液は刺激臭が強いので
私はその場から離れることにしていました
再びレンズの組立が始まります。測定器もなく
分解時に、けがき針で印したマークを頼りに
仕上げるのですから、すごい技術です…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/3f/71d974c57f56d5e2baf48c3432ad7623.jpg)
メンテナンスの技術さんは、組み上がった
ズームレンズを示しながら、レンズの中から
出てきましたと、二、三匹の蠅(はえ)を
見せてくれました
ズームレンズはズーミングでズームシャフトを
動かします。鏡胴内を摺動レンズがピストンのように
前後に動きます。
急激にズームシャフトを動かしたときに、レンズの
排気口の近くを飛んでいた不運な蠅が、吸い込まれて
しまったのでした…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/44/e05eb3b4eb20f931a51201ae84defd21.jpg)