冨士寫真光機は、各種の銀塩フィルムカメラを
製造してました。私も35ミリカメラの
フジカ35を一時期、愛用していました
このカメラのレンズシャッターがユニークで
レンズ絞りとシャッタースピードが
微妙に連動するコパルマジックが
ついていました。
この冨士寫真光機の映画用カメラの
レンズ、シネクリスターが優秀でしたが
日本の映画撮影所に広まりませんでした
輸入の10倍ズームレンズとカラーテレビカメラで
日本のテレビが白黒放送からカラー放送に
なりました。
そして、10倍のズームレンズのズーム望遠端で
明るさの落ち込みが激しかったので、その改良レンズとして
フジノンズームレンズが製造されました
テレビカメラのズームレンズはキヤノンが
独占していましたが、フジノンが新たに参入して
きました…
冨士寫真光機のフジノンレンズ担当セールスマンが
東京駅一番発の新幹線でやって来ました
セールスのS藤さんは、なかなかレンズ知識も豊富で
巧みな話術で人を引きつけました
在阪各テレビ局を回って
「A局はフジノンを×本、B局でも×本契約を
頂きました…」と私どもに告げていました。