初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

レコード・LP盤

2014年02月28日 21時53分34秒 | Weblog


LPレコードが世の中で普及し出すと

早速、LP用オートチェンジャーが

発売されました



貼付写真のように

レコードを積み重ねてセットすると

順番にレコードをターンテーブルに

落として演奏していきます



イギリスからガラード製

オートチェンジャーか輸入されました



世間のLPマニアの間では

LP盤を手で操作してはいけない

オートチェジャーで再生させないと

ダメなど妙な噂も流れていました



高忠実度再生用の

再生アンプ、スピーカーも

世の中に現れました



やはりイギリスから

真空管KTー66を使った

リークポイント・ワンアンプなど

輸入されました。



自作アンプの世界も、

真空管807(はちまるなな)を

使った、ウィリアムソン、

ウルトラリニア回路などありました







ドーナッツ盤

2014年02月27日 19時34分41秒 | Weblog


コロンビアは33、1/3回転の

LPレコードで、ビクターは

45回転のドーナッツ盤で出発しました



ビクターの45回転レコードは形が

ドーナッツに似ていることから

ドーナッツ盤と呼ばれました



同時に、オートチェンジャーも

発売されました



何枚かのドーナッツ盤を

オートチェンジャーにセットすると

順番に再生していきます



例えば三枚連続演奏のクラシックでは

三枚のレコードをそのまま重ねて

チェンジャーにセットしますと

1枚目の表が①

2枚目の表が②

3枚目の表が③

とレコードを順番に再生します



三枚の表の再生が終わると

三枚をそのままひっくり返して

チェンジャーにセットしますと



1枚目の裏が④

2枚目の裏が⑤

3枚目の裏が⑥

とレコードチェンジしながら

再生していきます



ドーナッツ盤は軽音楽(ポップス)の

ように短い曲目にはよいのですが

長い演奏のクラシックでは

レコードチェンジのたびに

曲目が途切れて具合が悪いのでした








長時間SPレコード

2014年02月26日 17時55分39秒 | Weblog


「ペール・ギュント組曲」の

入っていたSP盤は

長時間レコードです



ターンテーブルでこの

長時間レコードの回転数を

出すのが大変難しいのでした



この長時間レコードの回転数は

今から想像すると33、1/3あたり

だったのかも知れません



ターンテーブルに置いて正確に回転数を

出す、ストロボスコープもありません



レコードを聞きながら回転数調節レバーを

動かして、その都度、大体の回転数を

出して聞いていました



RCAビクターはこの長時間SP盤を

何種類か発売したのでしょうが

どうやら失敗のようでした



この失敗がトラウマになって

後年、CBSコロンビアはいち早く

LP盤レコードの発売に踏み切ったのに

RCAビクターは、LPレコードより

45回転のドーナッツ盤を発売しました









グリーグ[ペール・ギュント第一、第二組曲」

2014年02月25日 18時53分02秒 | Weblog


私が小学校にあがるまえ

家にレコードキャビネットが

ありました



私が小さいころですから

レコードはもちろんSP盤です



SP盤レコードはスクラッチノイズと

音質があまり良くなくてしかも

演奏時間が短いというほかに

手に持ったレコードを誤って落とすと

瀬戸物のように割れてしまうという

致命的な欠点がありました



私が蓄音機を操作して

どのレコードを聞いても

いいというわが家でした



そのころの私は二、三枚レコードを

割ったかも知れません



12インチ(30センチ)SP盤でありながら

ビクターの長時間レコードが一枚ありました

グリーグの「ペール・ギュント第一組曲」が

片面に裏面は「ペール・ギュント第二組曲」が

スッポリ入っていました







交響曲「未完成」

2014年02月24日 19時12分40秒 | Weblog


SPレコードからLPレコードに

なって、身近になった音楽がありました



クラシック音楽です

交響曲第7番ロ短調「未完成」

シューベルトが

12インチSP盤(30センチ)、二枚組の

大袈裟なアルバムがわが家に

ありました



12インチSP盤は再生時間

片面5分ほどです

第1楽章の前半が片面に

そして、レコードをひっくり返して

続きの後半を再生します



レコードをもう1枚に取り替えて

第2楽章を再生します。



当時、テープレコーダーはまだ

ありませんから

どのようにして交響曲を演奏して

録音したのでしょう



SPレコードからLPレコードになって

交響曲を録音する管弦楽団は時間を気にせず

のびのびと演奏できたことでしょう



LPレコード盤になってから

[未完成]交響曲は片面に入ってしまいます



交響曲5番[運命」(ベートーベン)と

交響曲「未完成」(シューベルト)の

カップリングで一枚に収録して

ドル箱LPレコードになりました



雑音が少なくハイファイの

LPレコードの出現で

クラシック万歳でした











ムード音楽

2014年02月23日 20時50分59秒 | Weblog


レコードがSP盤からLP盤に

なって、新たにムード音楽という

ジャンルが流行りました



カスケードストリングスの

マントヴァーニ楽団のヒット曲

「シャルメーヌ」に始まって



「夏の日の恋」のパーシーフェイス楽団

… … …

海鳥の鳴き声が聞こえる「引き潮」の

フランク・チャックスフィールド



「シバの女王」のレイモン・ルフェーブル楽団

… … …

フランク・プゥルセル楽団は「ミスター・ロンリー」が

あります

この曲は、FM東京の日本航空提供

「ジエット・ストリーム」のオープニング

城達也のナレーション・バックに流れていました



何回も日本で演奏会を開いていた

ポール・モーリア楽団の

「恋はみずいろ」もよく聴きました。



広帯域で高忠実度再生のLPレコードは

ムード音楽に向いていたのですね

それに、名前通りの

ロング・プレイング・レコードですから

一度、音盤に針を下ろせば、数曲を

次々に再生してくれました



やがてムード音楽という呼び方から

イージーリスニングと云われるように

なっていきます。




アコーディオンとバンドネオン

2014年02月22日 20時58分20秒 | Weblog


アルゼンチン・タンゴで

奏でられるバンドネオンが

コンチネンタル・タンゴでは

アコーディオンで

演奏されます



アコーディオンの名手が

バンド・リーダーの

楽団があります



マランド楽団です。

マランドの作曲した

コンチネンタル・タンゴで

名曲「オレガッパ」がありました



コンチネンタル・タンゴ以外に

アコーディオンの名手に

中間派ジャズの

アート・ヴァンダムがいます



アート・ヴァンダム・クインテットの

構成は、アコーディオン、ギター

ヴァイブ、ベース、ドラムのコンボです



アルゼンチン・タンゴで演奏される

バンドネオンの生産が

少なくなって

アルゼンチン・タンゴの危機だと

テレビの番組で特集していました



バンドネオンはアルゼンチン製ではなく

ドイツのアーノルド社や

ホーナー社あたりで

製造されていたのです



アルゼンチンの民俗音楽のような

タンゴの楽器が

なんと輸入品だったのですね









コンチネンタル・タンゴ

2014年02月21日 18時54分15秒 | Weblog


アルゼンチン・タンゴに対して

欧州で流行った

コンチネンタル・タンゴがあります



亡父のSPレコードに

バルナバス・フォン・ゲッツイ楽団が

二・三枚ありました



曲目は覚えていません



レコードもSP盤の

スクラッチノイズから解放された

広帯域の高忠実度再生(ハイファイ)の

LP盤になって、弦の綺麗な

ムード音楽が流行りました



コンチネンタル・タンゴも

アルフレッド・ハウゼ楽団

スタンリー・ブラック楽団の

レコードをよく聴きました



小さな喫茶店

奥様お手をどうぞ

黒き瞳

碧空



ジェラシー

イタリーの庭

ポエマ



アルゼンチン・タンゴの演奏では

オルケスタ・ティピカに

拘っていた私は

コンチネンタル・タンゴ楽団では

新しい編曲で、ハウゼ楽団が多用する

ハープなど豪華で好きです











アルゼンチン・タンゴ

2014年02月20日 20時48分19秒 | Weblog


南米にはアルゼンチン・タンゴがあります



藤沢嵐子が歌う早川真平と

オルケスタ・ティピカ・東京が

好きでした



アディオス・パンパ・ミア(さらば草原よ)

ア・メディア・ルス(淡き光に)

ジーラ・ジーラ

ママ・恋人が欲しいの

など藤沢嵐子の

スペイン語の唄に魅了されました



アルゼンチン・タンゴ楽団は昔ながらの

バンドネオン、ピアノ、バイオリン

ベースの4種類の楽器で編成される

オルケスタ・ティピカが好きです。



アルゼンチン・タンゴに欠かせない

楽器はアコーディオンに似た手風琴…?

のバンドネオンです



バンドネオンの名手には

アニバル・トロイロ

アストル・ピアゾラ

早川真平など



アルゼンチン・タンゴもいつまでも

オルケスタ・ティピカではと

電子楽器や、ビヴラホンを加えた

モダン・タンゴを聴いたことがありましたが

私はどうもしっくりきません







ザ・ベイシー&ザ・エリントン楽団

2014年02月19日 21時16分40秒 | Weblog


私の外付けハードディスクに

カウント・ベイシーと

デューク・エリントンなきあとの

ザ・カウント・ベイシー楽団

ザ・デューク・エリントン楽団の

音があります





両楽団の演奏を聴きながら

このブログを書いています



カリスマバンドリーダーの

カウント・ベイシーと

エリントンがいない

楽団の演奏は、どうも

ものたりません



グレン・ミラー亡き後の

ザ・グレン・ミラー楽団の

演奏を聴いても同じです



軽音楽のオーケストラで

オーラを発散する

バンド・リーダーが亡くなると

その楽団も運命を共にするのでしょうか