初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

インスタマチックからAPS

2012年02月29日 20時43分11秒 | Weblog


コダックは

インスタマチックから

ポケットインスタマチック

ディスクフィルム

最後にAPS方式と新しい規格を

次々に出してきました



いずれの方式も短命でした

新規格のフィルムはともかく

そのカメラから現像設備などまで

無駄になるのですから大変です



いずれの方式も長続きしません

それでもコダックはびくともしません

私はスゴイ会社だなあと思っていました



カメラ店の店先に「レンズ付きフィルム」が

ぶら下がっています

新方式のAPSフィルムに、

いままでの35ミリリバーサル

カラーネカフィルム,

ブロニー判フィルムなど

多種多様のフィルムが並んでいました



カメラ店のウィンドウには

35ミリコンパクトカメラに

新方式のAPSカメラが並んでいました









銀塩カメラのパノラマ撮影

2012年02月28日 21時22分31秒 | Weblog


普通の銀塩カメラでパノラマ写真を

撮る道具がありました



横方向に何枚も写真を撮って

それを横につないでパノラマ写真にする

方法です



三脚の雲台とカメラの間に

このパノラマヘッドを挿入します

写真のパノラマ・ヘッド(雲台=ニコン)に

使用するレンズの写角に応じて

調節するクリックストップがあります



例えば50ミリレンズを使用するときは

目盛を50に合わせると

50ミリの写角にクリックがつきます



カメラをクリックごとに風景を撮影していくと

少し画面がダブって写ります



出来上がった写真を重ねながらつないでいくと

パノラマ写真が出来るのですが



各写真の仕上がり濃度のバラツキで

なかなか綺麗につながりませんでした



デジタルカメラの出現で初めて

手軽にパノラマ写真を作れるようになりました



… … …







映画・ビスタビジョン・サイズ

2012年02月27日 22時31分53秒 | Weblog


レンズ付きフィルムのパノラマ画面と

同じようなことが映画にもありました



横長のワイドスクリーン映画の

「シネマスコープ」(20世紀FOX)に

対抗して「ビスタビジョン」

(パラマウント)が現れました



ビスタビジョンの画面はスタンダードサイズ

(シネサイズ、オリンパスペンサイズ)の

2倍のライカ判で撮影されました

シネマスコープに比べて画質は向上しました

しかし撮影キャメラはフィルムを横に走らせる

特殊な構造でした



映画館の映写機は上映用フィルムが

縦に走りますから、上映フィルムの

プリントが大変でした

上映用フィルムに撮影時と同じ比率で

横長のマスクをかけて縮小焼き付けをしました



そのうち、撮影フィルム画質向上にともなって

横走りフィルムの特殊キャメラは使わずに

普通の縦走りフィルムのスタンダード画面のキャメラに

ビスタビジョンと同じ比率のマスクをかけて

映画を制作するようになりました



映画館のポスターに「ビスタビジョンサイズ」と

書かれるようになりました

映画館では横長のビスタビジョンサイズの

スクリーンに上映していました



最近の大型液晶テレビも

横長のスクリーンになっています

昔からの同じ走査線数の飛越走査なのですが

走査線の見えにくいプログレッシブスキャンになって

画面のあらが見えません

… … …

レンズ付きフィルムのパノラマ、

ビスタビジョンサイズの映画,

横長液晶テレビも

画面のアスペクト(縦横比)を

横長の比率にしただけでした










レンズ付きフィルム④

2012年02月26日 22時24分53秒 | Weblog


「レンズ付きフィルム」のラチチュードの

広いフィルムでは、露出固定でも

カメラ店の丁寧な仕上げによって

晴天,曇天の午前10時~午後3時ごろなら

満足のいくプリントが得られたでしょう




「レンズ付きフィルム」のパノラマが現れて

カメラ店もパノラマプリントの設備を整えます



それを計算に入れてでしょう、ミノルタから

コンパクトカメラの

パノラマ専用機が発売されました




このカメラは自動露出とストロボが使えますから

パノラマ・レンズ付きフィルムより暗い雨の中や,

夕方から夜間でもパノラマ人物記念撮影に

自由度が広がりました




パノラマプリント設備を整えたカメラ店は

レンズ付きフィルムのパノラマだけでなく

コンパクトカメラのパノラマプリントも

歓迎されたことでしょう





レンズ付きフィルム③

2012年02月25日 22時55分33秒 | Weblog


「レンズ付きフィルム」は

ベストセラーて

コンパクトカメラを追い越して

快進撃を続けます

高感度フィルムのもの

ストロボ付きで夜間も

写真が撮れるものなど色とりどりです



そこへパノラマが撮れる

「レンズ付きフィルム」が

出ました




24ミリぐらいのレンズに

35ミリサイズ24×36ミリ画面の

短辺側を狭くして横長のプリントを作る

構造なのでした



ニコン35Tiのパノラマサイズも

パノラマサイズにレバーを動かすと

フィルムアパーチャーにマスクが現れます

そしてファインダー像も細長い画面になります



この細長いマスク、パノラマサイズで撮った

フィルムをカメラ店に持ち込むと横方向2枚分の

L判サイズで50~60円位で仕上げてくれました



しばらくして35ミリフルサイズで撮ったネガを

パノラマサイズで仕上げてもらえるようになりました

フルサイズのファインダーを覗きながら

パノラマサイズのフレームを想像して

被写体を画面の真ん中に配置するよう注意しました


写真は、新フェスティバルホール、建設中

… … …

反対にパノラマ・レンズ付きフィルムの仕上げを

普通サイズの同時プリントにしてもらいます

白枠の広いプリントになりますが、気に入ったネガを

改めて横長のパノラマプリントにしてもらい

1枚19円の同時プリントにして60円の

パノラマプリント代金を節約しました



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レンズ付きフィルム②

2012年02月24日 23時30分10秒 | Weblog


このレンズ付きフィルムを

購入して24枚撮り終わって

カメラ店に仕上げを依頼すると

フィルムと同時プリントは返ってきます



しかしカメラは簡単な構造のプラスチック製

とは云え手許に返ってきません



次に写真を撮りたいときは新しく

「レンズ付きフィルム」を

購入しなくてはなりません



この一度きりのカメラというので

「使い捨てカメラ」と云われました



この手軽さが時代にマッチしたのか

各メーカーの「レンズ付きフィルム」は

ベストセラーになりました



実際は一度使われた

「レンズ付きフィルム」を

販売店からメーカーが集めて

リサイクルしていたようです



各フィルムメーカーも趣向を凝らし

高感度カラーネガフィルムを使った

暗い場所も写せるもの



ストロボを搭載したもの

望遠レンズを使ったもの



遂に横長プリントで仕上がる

「レンズ付きフィルム・パノラマ」が

出現しました

これには私も飛びつきました







レンズ付きフィルム①

2012年02月23日 22時45分47秒 | Weblog


この「レンズ付きフィルム」は

大ヒットでした

… … …

このカメラは紙袋に入って

店頭に並んでいます

紙袋の封を切るとなかから

長方形の厚紙のケースが現れます

厚紙の箱にプラスチックのレンズと

素通しの透視ファインダー、

シャッターボタン

フィルム巻き上げノブがついています

1枚写真を撮ると右手の親指の腹で

巻き上げます



厚紙ケースの中の

カメラはプラスチックです



カメラの撮影枚数を撮り終わると

そのまま、カメラ店に現像仕上げを

頼みます

露出調節はありません

プラスチックレンズの絞りはF11~16

ぐらいでシャッタースピードも一つです



カメラの撮影枚数を撮り終わると

そのまま、カメラ店に現像仕上げを

頼みます



フィルムは35ミリですが

普通の35ミリカメラのように

フィルムを巻き戻す必要はありません



カメラ店から現像,仕上げを済ませた

ネガフィルムと同時プリントが

返ってきます

晴天,曇天でも綺麗にしあがっています

これは使われているフィルムが

ラチチュードの広いネガカラーだから

失敗が少ないのでしょう



この「レンズ付きフィルム」はカメラ店から

コンビニエンスストアや

スーパーマーケット

観光地の土産物店などに

並びました







APSシステム②

2012年02月22日 21時52分58秒 | Weblog


APSフィルムは現像処理を済ませると

再びフィルム容器に入れられて

返ってきます



フィルムは手で触れることはできません

プリントを注文すると、プリンターが

自動的にフィルム容器からネガを引きだして

扱いますから、フィルムに

指紋やキズがつきません



APSで同時プリントをすると

フィルムの全コマを小さく並べて焼き付けた

インデックス・プリントがついてきます



現像処理後(焼き付け処理後)のフィルムは

再びフィルム容器に入った状態で

返ってきます



フィルム本数が多くなると

ケース(フィルム容器)がゴロゴロして始末が悪く

インデックス・プリントを紛失すると

何が写っていたのか判らないのでは



1986年(26年前)、冨士フィルムから

レンズ付きフィルムが発売されます

「写ルンです」と呼ばれました

発売と同時に売り切れ状態になるほどの

ベストセラーになりました

… … …

ゴルフの景品に使われると

聞いたことがありました



このベストセラーの話に

各フィルムメーカーは一斉に製品を

世に出しました

… … …

「使い捨てカメラ」とか云われました











APSシステム①

2012年02月21日 20時38分53秒 | Weblog


銀塩フィルムカメラでは

例えば24枚撮り高感度フィルムを

カメラに装填すると24枚

撮り終えなくてはなりません



途中で高感度フィルムを低感度フィルムに

変えられません



新しいAPSシステムでは

撮影途中のフィルムを

カメラが巻き戻して

別のフィルムにチェンジできる

のでした



途中まで撮って巻き戻された

フィルムを再装填すると

撮影済みの次までフィルムを自動的に

巻き上げてスタンバイするのです

高感度カラーフィルムから

低感度カラーフィルム

へなど場面に応じて交換できるのでした



もっともフィルム途中交換が

出来るカメラは限られましたが



その他,APSフィルムには

磁気コーテンィグされていて

撮影日時から、

Hサイズ=ハイビジョンサイズ

Cサイズ=クラシックサイズ(35ミリ画面比率)

Pサイズ=パノラマサイズ

の3種類の画面サイズに

それぞれプリントサイズと枚数が

記録されました



この新しいAPSカメラが気になっていました

行楽地でカメラを見ていると

だんだんAPSシステムカメラが

増えていました









銀塩フィルム一眼レフ

2012年02月20日 22時03分32秒 | Weblog


銀塩フィルム一眼レフの晩年は

私には至れり尽くせりのカメラでした



私は写真撮影より

少しカメラメカニズムに

興味の重点があります



35ミリ一眼レフのレンズは

ズームレンズです。レンズ交換することなく

ワイドから望遠までフレームは自由です

しかも焦点合わせは、構図を決めた位置で

自動焦点です



露出は、マルチパターン測光ですから

正確です



フィルムはリバーサルに冨士フィルム・ベルビア

とネガカラーのリアラ(ASA100)で

何ら不便を感じませんでした



そこへ、新しい方式のAPSが登場しました



最初の8ミリ映画は、16ミリ映画フィルムを

半分に切って流用していました

W8(ダブル・エイト)と呼ばれていました

やがてフィルムのパーフォレーションを

小さく改良されたスーパー8(シングル8)

は鮮鋭度を向上させて成功しました



それと同じように35ミリのパーフォレーションを

小さくして35ミリフルサイズ画面、24×36より

APS方式では画面が広がると思っていました