1月から2月にかけて各クラスでは保護者の方にレッスン状況や年間学習ゴールをご説明する懇談会を開いています。
その中で一番多いご要望が「もっと宿題を出してください」というもの。
そして一番多いご質問が「家庭でなにをやったらいいですか?」というもの。
宿題に関しては、子どもの発達度に応じて、レッスンで学んだことの復習を宿題にしています。お母さんの助けが必要とするようなものは基本的に出しません。宿題というのは、自分の力でやることに意義があり、それだからこそ力がつくのです。
そして、ご家庭でやっていただきたいこと・・・・はい、いろいろあります。
お子さんが幼稚園や学校から帰ってきてどんなふうに過ごしているか、どういう時間帯に学習できるのか、リスニングのためのオーディオ教材をどういうタイミングで聞かせることができるのか、などなどをお母さんから伺いながら、提案をしていきます。
それにしても、今回、驚いた実態が2つありました。
まずひとつは、夕食時にテレビをみながら食事をしているお子さんが多いこと。
ふたつめは、お母さんはとっても忙しいのでお子さんの話をじっくり聞いてあげることができてないこと、だからついついお子さんの一言で先にまわってなんでもしてあげちゃうこと。
うーん、これで、お子さんのコミュニケーション能力、そして学力は伸びていくのでしょうか。
百マス計算で有名な立命館小学校の陰山英男先生が書かれた「本当の学力をつける本」には、家庭でできることがたくさん書かれていますが、私がそのとおりと思ったのは、「ご飯の時にテレビはつけない」です。
この著書のコメントを前杉並区教育委員会の藤原 和博先生が以下のように書かれています。(以下、抜粋)
「注目したいのは、むしろ第2章に丁寧に描かれている「家庭でできること」の数々だ。(中略)
特に著者が「テレビを1日2時間以上見る子に高学力の子はいない」と断言している部分は、子供のテレビ視聴時間が平均で2時間を超えている日本の家庭の現実からすれば注目に値するだろう。
単純な計算である。2002年度からの授業時間は小学校標準で年945時間、中学校は980時間だ。小学校は45分、中学校は50分の授業だから実授業時間は小学校で708時間、中学校で816時間。
一方1日2時間テレビを見ている子供の年間総視聴時間は730時間に上るから、既に小学校の授業時間を上回っていることになる。もし、土日にさらに1時間テレビゲームをするようなら、ディスプレーを見ている総時間が830時間となるから、中学校の授業時間も凌駕する。
時間数で“授業”は“テレビ”に負けているのだ。
私が、テレビを居間リビングからどけるか、せめて食事中につけっ放しにしないことからしか教育改革は始まらない、と考える根拠がここにある。」
まったく同感
我が家では私が嫁いだ頃は、おじいちゃん、おばあちゃんがテレビ好きで、野球観戦をしながらご飯ということもありましが、私はテレビの音が騒々しくて食事をした気がしませんでした。子どもが生まれたのを契機に、ご飯中はテレビを見ない、というルールを決めました。
ご飯を家族で一緒に食べる・・・考えてみれば一番幸せな時です。その時間をテレビに支配されてしまうなんてたまりません この時間はみんなで一日のことを話しながら食事に感謝する時間に決めました。
そして、お箸はちゃんと持つ、何回も噛んで味わう、三角食べをする、など食事の基本マナーをしっかり教えました。こういうマナーはテレビを見乍らではできません。
この習慣は今でも続いています。おかげさまで、この食事中の会話で、さまざまな問題が解決できたり、子どもたちの様子がよくわかったり、そして何より、思春期を過ぎても、息子たちは一日のことを、おもしろおかしく話してくれる貴重な時間となっています。私も食事に腕をふるう甲斐があります。
英語学習以前に大事なことを、家庭でしっかり身につけましょう。
子育ての期間はあっという間に終わります。一日一日を有意義に過ごすためにも、子どもたちに大切なことを日々実践していってくださいね
その中で一番多いご要望が「もっと宿題を出してください」というもの。
そして一番多いご質問が「家庭でなにをやったらいいですか?」というもの。
宿題に関しては、子どもの発達度に応じて、レッスンで学んだことの復習を宿題にしています。お母さんの助けが必要とするようなものは基本的に出しません。宿題というのは、自分の力でやることに意義があり、それだからこそ力がつくのです。
そして、ご家庭でやっていただきたいこと・・・・はい、いろいろあります。
お子さんが幼稚園や学校から帰ってきてどんなふうに過ごしているか、どういう時間帯に学習できるのか、リスニングのためのオーディオ教材をどういうタイミングで聞かせることができるのか、などなどをお母さんから伺いながら、提案をしていきます。
それにしても、今回、驚いた実態が2つありました。
まずひとつは、夕食時にテレビをみながら食事をしているお子さんが多いこと。
ふたつめは、お母さんはとっても忙しいのでお子さんの話をじっくり聞いてあげることができてないこと、だからついついお子さんの一言で先にまわってなんでもしてあげちゃうこと。
うーん、これで、お子さんのコミュニケーション能力、そして学力は伸びていくのでしょうか。
百マス計算で有名な立命館小学校の陰山英男先生が書かれた「本当の学力をつける本」には、家庭でできることがたくさん書かれていますが、私がそのとおりと思ったのは、「ご飯の時にテレビはつけない」です。
この著書のコメントを前杉並区教育委員会の藤原 和博先生が以下のように書かれています。(以下、抜粋)
「注目したいのは、むしろ第2章に丁寧に描かれている「家庭でできること」の数々だ。(中略)
特に著者が「テレビを1日2時間以上見る子に高学力の子はいない」と断言している部分は、子供のテレビ視聴時間が平均で2時間を超えている日本の家庭の現実からすれば注目に値するだろう。
単純な計算である。2002年度からの授業時間は小学校標準で年945時間、中学校は980時間だ。小学校は45分、中学校は50分の授業だから実授業時間は小学校で708時間、中学校で816時間。
一方1日2時間テレビを見ている子供の年間総視聴時間は730時間に上るから、既に小学校の授業時間を上回っていることになる。もし、土日にさらに1時間テレビゲームをするようなら、ディスプレーを見ている総時間が830時間となるから、中学校の授業時間も凌駕する。
時間数で“授業”は“テレビ”に負けているのだ。
私が、テレビを居間リビングからどけるか、せめて食事中につけっ放しにしないことからしか教育改革は始まらない、と考える根拠がここにある。」
まったく同感
我が家では私が嫁いだ頃は、おじいちゃん、おばあちゃんがテレビ好きで、野球観戦をしながらご飯ということもありましが、私はテレビの音が騒々しくて食事をした気がしませんでした。子どもが生まれたのを契機に、ご飯中はテレビを見ない、というルールを決めました。
ご飯を家族で一緒に食べる・・・考えてみれば一番幸せな時です。その時間をテレビに支配されてしまうなんてたまりません この時間はみんなで一日のことを話しながら食事に感謝する時間に決めました。
そして、お箸はちゃんと持つ、何回も噛んで味わう、三角食べをする、など食事の基本マナーをしっかり教えました。こういうマナーはテレビを見乍らではできません。
この習慣は今でも続いています。おかげさまで、この食事中の会話で、さまざまな問題が解決できたり、子どもたちの様子がよくわかったり、そして何より、思春期を過ぎても、息子たちは一日のことを、おもしろおかしく話してくれる貴重な時間となっています。私も食事に腕をふるう甲斐があります。
英語学習以前に大事なことを、家庭でしっかり身につけましょう。
子育ての期間はあっという間に終わります。一日一日を有意義に過ごすためにも、子どもたちに大切なことを日々実践していってくださいね