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英語と子育て

英語を通して子どもたちの夢をサポートするブログです

クリスマス・キャロル

2011-12-23 | レッスン風景
もうすぐクリスマスです 

 今月は私のスクールもクリスマス一色。講師はサンタのコスチュームを着たり、サンタハットをかぶり、オープンクラスでは保護者のみなさんとクリスマスのアクティビティを楽しみました。

 幼児から小学生のクラスでは、学年ごとにクリスマスの歌を歌います。11月の中旬からレッスンで練習を始め、オープンクラスで発表します。

 例えば幼児クラスでは、「クリスマスベル」や「ジングルベル」、小学生クラスでは「クリスマスデイ」や「ジングルベル・ロック」を歌いました。

 特に「ジングルベル・ロック」は今年初めての試みで、講師たちも早くから練習に励み、私もダンスを覚えるのに必死  なんとか無事歌って踊ることができてほっとしています。

 名古屋市桜山にある教室(桜山プライムスクール)の幼児クラスでは、教室がある地域の商店街をキャロリングしました。子どもたちはクリスマスの装いでお店をまわり、クリスマスの歌を歌うのです。

    

 お店の方々もかわいらしいキャロリングににっこり 

 交番の前でも 

 みんな上手に歌えました。

 そして、商店街のみなさま、ご協力ありがとうございました。

 

 さあ、明日はいよいよクリスマス・イブ。子どもたちはサンタさんに何をお願いしているでしょうか? 

 子どもたちが楽しいクリスマスを過ごせますように 

 私はクリスマスディナーのメニューを今から考えます 

国旗の色と「マルゲリータ」

2011-10-14 | レッスン風景
私の小学校5-6年生のクラスは今月「冠詞」について学習しています。不定冠詞の'a'に続いて今日は定冠詞の'the'を学習しました。

 'the'を使ったいくつかの文を質問したのですが、中にこんな質問がありました。

 'What are the three colors of French flag?

みんなが「えーっと??」と考え始めたところで、Kくんが言いました。

 Kくん  'White, red and blue.'

みんなで拍手

 その後に私がもうひとつ付け加えて質問しました。

 'How about Italian flag? What colors?'
   (じゃあ、イタリアの国旗はどうかな?何色?)

すかさずSくんが手を上げて 'White, red ・・and green '

 'Wow, you're great. (すごいね)'

そこで、それらの色は何を表していると思う? イタリアの有名な食べ物って何があるかな?などとヒントを出して考えさせました。

 「スパゲッティ」 「ピザだ」という子どもたちの声に「ピザの上に何がのっているかな?」と聞いてみました。

 さすがに、食べ物の話になると食いつき具合が違います 

 「赤いろは?」・・・「トマト」・・当たり!
   「白は?」・・・・・「あっチーズだ」・・・そのとおり!
   「じゃあ、緑いろは?」・・・・「ピーマン!」・・残念ハズレ。
 
 Sちゃん  「あれだ!ハーブの。なんていうんだっけ??」
  「バジルね 'Yes, it's called Basil.'」


ここまで黙って聞いていたSeiyaくん、いきなり立ち上がって言いました。

 「マルゲリータだ 僕の大好きなマルゲーリータ・ピザだ 


  正直言って驚きました。

 小学校6年生の男の子がこういうピザの名前を知っているとは予想外でした。きっと彼の頭の中はピザでいっぱいだったでしょう(ちょうどおなかのすく頃でもありましたし)。ピザをよく食べるのかなあ、と後から思いました。来週聞いてみよう。

 例えばアメリカのピザでは'Hawaiian pizza'といえばパイナップルが乗っていたりするんですが、ピッツァ・マルゲリータは万国共通なのか、日本でも同じように呼ばれています。

 ちなみに「ピッツァ・マルゲリータ」はイタリア最後の王朝の王妃マルゲリータがピザの食材がイタリア国旗の色と同じということで、自分の名前をつけたというお話。

 同じピザを食べるにしても、こんなふうに食材のことを会話にしてみると、いろんな国がもっと見えてくるかもしれませんね 

宿題カレンダー

2011-08-29 | レッスン風景
夏休みもあと残すところ2日となりました。子どもたちの宿題は無事終わりましたか?

 私のスクールでは、小学生を対象にこの夏、「宿題カレンダー」を実施しました。それぞれの日にちのところにやるべき「タスク」が書かれてあります。高学年の子どもたちには自分で書き込めるようなブランクのカレンダーを渡したクラスもあります。

 「タスク」が終了したら、その日のところを好きな色で塗ってきて、レッスンの時に先生がチェックすることにしました。

 宿題は「学年×10分」が目安と言われていますから、この時間内でできるものをタスクとして設定しました。

 これを実施した理由は2つありました 

 ひとつは、「ローマは一日してならず」のごとく「言語の上達は一日してならず」です。

 毎年のことなのですが、9月の夏休み明けのレッスンは、7月の感を戻すところから始めないといけません。夏休みにご両親の帰省に伴って休会され、一ヶ月すっかり英語から遠ざかった子もいます。都合でレッスンを休む子も増えます。

 英語も「腹筋」と同じで、やめると途端に力が落ちます。英語で考える力も運用能力もガタンと落ちます

 折角時間がたっぷりある夏休みに力を落とさないように、できればコツコツともっと力をつけてやりたいと思っていました。

 毎日、「やるべきこと」が明確かつ具体的に示されていれば、きっと取り組んでくれるだろうと思ったのです。

 ふつめは、「オーガナイズ・スキル」を磨くためです。

 この宿題カレンダーを渡した小学4年クラスで、ひとりの子が言いました。

 「先生、私、この日とこの日はキャンプがあるから、宿題できない 
 私「そうかあ、キャンプあるもんね。どうしようか?」
 
 と、クラスに投げかけたところ・・・・

 「じゃあさ、前の日とその前の日に分けて少しずつやるってのはどお?」
 「土曜日と日曜日はなにも書いてないから、この日にやるってのはどお?」

 と、意見が出ました。

 素晴らしい  

 「できない理由」を考えるより「どうやったらできるのか」を考える力ー「問題解決能力 'Problem solving skill'」を育て、そしてさらに、自分でスケジュールを調整する「オーガナイズ力 'organized skill'」を育てることができます。

 これが育ってくると自分で勉強する姿勢ができてきます。

       

 我が家も夏休みは必ずこの宿題カレンダーを親子で作りました。私が仕事から帰ってきて、ちゃんと色が塗れているかどうか、チェックしたものです。

 その後中学、高校に進むと、試験2週間前くらいから、自分たちでカレンダーにそれぞれのタスクを書き込んでいました。例えば、ある日は「英語~問題集 p.22-26」などと書いてあり、それが斜線で消してあります。

 時々、予定通り進まず、スケジュールの組み直しもありますが、それもまた自分で解決していくことです。


 さあ、いよいよ新学期。去年の夏、私のクラスで試験的に実施したこの宿題カレンダーの効果は抜群でした。今年もどんな成果がでているかとても楽しみです 

Flat Stanley Project

2011-06-25 | レッスン風景
 先月からサタデークラスの小学校高学年クラスでは 'Flat Stanley Project'に取り組んでいます。

 1994年'Flat Stanely'という絵本から生まれたプロジェクトです。お話では、Stanleyという男の子がある日起きたらぺったんこになっていました。ぺったんこになってどんなことができるかと考えたところ、お手紙みたいになって世界中を旅するということを思いつきました。

 このプロジェクトでは、自分の'Flat Stanley'を作成して、海外のスクールに送ります。昨年訪れたニュージャージーの学校でも取り組んでいて、いろんな国の子どもたちと交流していました。

 私のスクールでもブラジル、オーストラリア、アメリカ、トルコ、ノルウェーそしてアルゼンチンからFlat Stanleyが届きました。それぞれ子どもたちがおうちに持ち帰って、日本の生活を体験させます。 「回転寿司」のお店に連れていってあげた子もいました。
  
             

 またサタデークラスから送り出されたStanleyもあちこちを旅しています。

 こちらはオーストラリアの学校  http://cosycorner.edublogs.org/

 こちらはブラジルから  http://www.youtube.com/watch?v=ID5faXJnpYo

 このプロジェクトの良さはなんといっても「世界を知る」ことができることでしょう。世界中に同じ世代の子どもたちがいて、英語さえわかれば交流でき、友達になれるのですから、子どもたちの興味もどんどん広がります。

              
 
 今日はオープンクラスで、Stanleyが旅した国について調べたことをグループで発表したり、参観者にクイズをしてくれました。

 今後のStanleyの旅行がまだまだ楽しみです 

「やれなかった」? それとも「やらなかった」?

2011-05-09 | レッスン風景
レッスンでは毎回宿題を出しますが、時々忘れてくる子がいます。

 小学校低学年では絵本のCDを聞いて、音読の練習をしてくるというのが必須です。

 「あー!忘れた!! 」と言う子もいます。中にはその理由を付け加える子もいます。

 以前、小1の男の子が口をとんがらせて、「だって、お母さんが嵐の歌ばっかり聞いていて、ボクにCDを聞かせてくれないんだもん 」と言うのを聞いた時には思わず吹き出してしまいました  

 「できなかった」多くの理由というのは、

 「だって忙しくてできなかった 」というものですが、本当に「できなかった」のでしょうか?

 私  「どうしてそんなに忙しかったの?」
 生徒 「だって、プールもそろばんもあるし」「友達と遊ぶ約束してたから」 などなど。

 じゃあ、本当に宿題をする時間がなかったのかというと、あながちそうではありません。

 私  「じゃあ、今週はテレビも見れなかったし、ゲームもできなかったんだね」
 生徒 「うーーん、そんなことはない 

 私  「それは宿題が、できなかった、じゃなくて、やらなかった、じゃないかな?」

 ーちょっと考えて
 生徒 「うん、そうだと思う」
 私  「じゃあ、これからは宿題の時間を決めて、ちゃんとやるようにしよう


 やろうと思っていて、やってみたけど「できなかった」ならいいのです。

 でも、やろうとしないで「できなかった」はだめです。それは「やらなかった」ということでしょう。

 'I couldn't do it.' と'I didn't do it.'では雲泥の差があります。

 長男が小学校2年生の時ですが、夜寝る頃になってたまたま「宿題はできてるの?」と聞いたら、「あー、忘れてた」といい、その後に「いいや、先生に忘れた、って言う」と言ったので、コリャマズイ  と呆れたことがあります。そして「宿題は先生が先生のために出すんでははくて、あなたのために出すんだから、ちゃんとやりなさい」といってやらせました。

 宿題が親掛かりになってはいけませんが、自分に課せられたものは自分でやる力を培っていきたいものです。これが大人になって'Organized skill'に結びついていきます。社会に出ると必須の力です。

 私たち講師も子どもたちがやる気を出す宿題を与えていきたいと思います。

 そして「できなかった」理由を並べる「言い訳」の力は伸ばしたくないものです。